【感想・ネタバレ】ナウ・ローディングのレビュー

あらすじ

ぼくらが公園に行くたびに見かける男の人の名前は「よみさか」。ジャンケンに負けたぼくが、初めて声をかけた日、友達のタクミがいなくなった!(「すれちがう」)小説家の俺は稀代の殺人犯・佐藤誠について調べていた。これから会う人は、彼の真実に最も近しい名探偵だ(表題作)。変わらぬ日々にもがく人々の姿を通して、郷愁と感傷の先に待つ、かすかな希望を描く青春小説。

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Posted by ブクログ

ゲームを中心にした連作短篇集。前作よりもミステリ色は弱めですが、苦味の増したジュブナイル物で、大好きな作品です。また各章、ラスト一文に震えることが多かったです。 なかでも『すれちがい』は鳥肌が止まりませんでした。 どの作品もゲームを中心にし、時代の移り変わりやゲームの楽しみ方、製作者とプレーヤーの関係などを通して、物語を描いています。淡々としていますが、そこに眠る熱さが余韻として残るました。 また章によって異なりますが、人と人との関係や信頼、期待などが描かれていて純度の高い青春作品集でした。

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2018年06月30日

Posted by ブクログ

「インサート・コイン(ズ)」の続編にあたる作品。もちろんゲームがテーマだけど、レゲーだけでなくより幅広く扱ってる感じ。前作で主人公だった柵馬は一歩引いて、俯瞰する感じになってます。
2つ注意が。エロ同人ゲームをあつかった短編があり、かなり特殊なジャンルのエロを描写しています。ある程度免疫がないと不快に感じるかも。もうひとつは、表題作の「ナウ・ローディング」では過去の詠坂作品に言及します。これは読んでないと楽しめないかも。

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2017年01月23日

Posted by ブクログ

詠坂雄二『ナウ・ローディング』光文社文庫。

『インサート・コイン(ズ)』の続編。前作同様、柵馬朋康を主人公にしたゲームオタクが喜びそうな連作青春ミステリー短編集。表題作の『ナウ・ローディング』だけは『遠海事件』などにも登場した佐藤誠に触れている点で異質だった。

『もう1ターンだけ』『悟りの書をめくっても』『本作の登場人物はすべて』『すれちがう』『ナウ・ローディング』の5編を収録。

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2017年04月26日

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