角川書店のレビュー一覧

  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    源氏物語の概略の概略の概略くらいのあらすじプラスアルファは感じられたかもしれない。初心者にはありがたい本。
    1000年以上前にこんな作品を宮中の女性が書いてそれが当時の権力者にも評価されてその後も読み継がれているということ自体だけでもすごいよね。もっと長い現代語訳も読んでみたい。原文で読むのは難しいよなあ。

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    2024年05月01日
  • 鴎外の「舞姫」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編

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    遥か昔に教科書で文語体である『舞姫』を読んだがその時は言い回しが難しい上に悲惨なオチだと思っていた。本書は現代語訳と補足する様に当時が伺える解説がついた事で分かりやすかった。格調高い文章が抜けて意味が分かると豊太郎の他責型ゲス野郎ぶりが浮き彫りになるがコレもまた人間。外国人が現地人にその国の言葉で教えるとか頭脳明晰である事は確かである。
    実際のエリスのモデルになった人は鴎外を追ってきたというからこんなタマでは無いし鴎外自身も書簡を大切にしていたらしい。敢えて悲劇性を強調する事で思い出を鮮烈なものにしたかったのかは不明だがこのオチに現代を生きる女性の方々はどう思われるのか気になるところである。

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    2024年03月11日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    「源氏物語」全54巻を、巻ごとのあらすじと、それぞれの名場面は通釈と総ルビ付きの原文、寸評がついていて、ビギナーにうってつけの一冊でした。
    また、不思議なのですが総ルビのお陰か、初めはちんぷんかんぷんだった原文も、だんだん読めるようになって行きます。

    ひとことで表すと説明付きダイジェスト版というところですが、分かりやすく、読みやすく、それでいてちゃんと面白いのは「源氏物語」そのものがまさに「源氏」の前に「源氏」なく、「源氏」の後に「源氏」なしと言われる極上の王朝ロマンだからでしょうか。

    物語の背景に理解を深められるコラムが差し挟まれていて、巻末には解説、作者「紫式部」の紹介、史跡案内、注釈

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    2024年02月16日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ビギナーズ向け
    大まかな流れを理解しやすくて助かった。しかも、ただわかりやすいだけでなく、源氏物語の面白さにも触れることができるので、導入編としてベストだと思う
    次は中級編のような作品を読んでみよう

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    2024年02月06日
  • 覚えておきたい芭蕉の名句200

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    「古池や」以外はあんまり覚えていないが読んでみると面白い。「奈良七重七堂伽藍八重桜」がお気に入りになった。

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    2024年01月14日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河ドラマも始まるし、源氏物語の全体を軽く知りたかったので読んでみた。あらすじや抜粋だけでも、何となく筋は分かった感じがする。すごく読みやすい。

    次は「あさきゆめみし」か角田光代訳か。

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    2024年01月12日
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    年越し読書は蜻蛉日記でした

    切ない
    一夫多妻制の心許ない身の上、体験したことないけど哀しさが身に沁みた

    道綱がかわいそう
    振り回されちゃってる

    兼家はユーモラスで魅力的なんだろうな
    笑わせてくれるのに頑なになってしまう道綱の母の気持ちも何となくわかるけど、素直になってしまえばもっと気持ちも軽かろうに…と思いました

    平安時代をまた少し知れた気がしてうれしい✌️

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    2024年01月01日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ネタバレ

    来年の大河ドラマが紫式部をテーマにしたものだったので、見るかはわからないが予習するために読んだ。古文に関してはかなり苦手意識があり、高校の時からの積読本だったのでようやく解消できた。
    光源氏の圧倒的なプレイポーイ恋愛模様から、時が経つに連れ子孫たちの恋愛観がだんだん現代に寄っていく様がおもしろかった。1000年以上も前にこの物語が作られたのは驚きだが、どんなに昔の人でも恋愛観は大して変わらないんだと繋がりのようなものを感じた。

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    2023年12月22日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    徒然草の内容に関心があっても、古文は苦手という人にオススメ。先に意訳があり、内容を楽しんだ後に原文を眺める、という仕様になっており、各段に解説もあってわかり易い。個人的には、先に古文がある方が読み慣れているので、少々心地悪かったが、読み終わる頃には古文の意味合いがスムーズに入ってくるようになったので、古文の練習としてもある程度意味のある本なのだと思う。兼好法師の鋭利且つ独特な視点は、現代にも十分通ずる内容だ。

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    2023年12月08日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    日本最古の古典文学である竹取物語の現代語訳。
    現代語→原文→作者の感想という構成で書かれており大変読みやすく思いました。ただ、、また一つの話を細々と区切っているため、一つの難題ごとに複数の作者の感想が載せられているのは流石に冗長だと思います。
    しかし、おそらく現代出版されている竹取物語の本の中で最も手軽に手に取りやすく、また読みやすい本であると言えます。

    【こんな人におすすめ】
    手軽に竹取物語を読みたい人

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    2023年11月29日
  • 覚えておきたい芭蕉の名句200

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    詩の神のやはらかな指秋の水(田中裕明)を好きな句として伝えたところ、この句から芭蕉の「鳥啼く魚の目は泪」を思い出すといわれた。けれど上五が何か、思い出せなかった。

    書店の俳句コーナーで見つけて購入。この上五が何かも、いつ詠まれたかも分かり、また、その他の主要な句を読むことができた。「古池や」の句もone of themだということがよくわかる。

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    2023年07月23日
  • 覚えておきたい虚子の名句200

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    1ページに、1句とその解説が収まり、読みやすい。80代になっても作句をする虚子を見ると、俳句は息長くつきあえる文芸だと思う。

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    2022年09月07日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ダイジェスト版で、代表的な場面以外はあらすじのみ。
    そのため、全体のストーリーはつかみやすい。
    平家方・源氏方にかかわらず、文字通り命懸けのギリギリの場面では、個々の人間性・本性が露わになる。ひとりひとりの人間らしさが垣間見えるのも面白い部分。
    時代で仕方ないこととはいえ、平家方の高潔な人物や幼い者(有名所だが、平敦盛や安徳天皇)があたら命を落とすことになったのは、やはり惜しいことだったなと感じる。
    軍記物語が、いわゆる歴史の”敗者”に向けての鎮魂・慰霊の意図で編纂されたものということがよくわかる。

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    2022年09月04日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    タイトル通り、ビギナーでも源氏物語の全巻を無理なく読めて、全体の物語を把握できるテキスト形式。源氏物語は、好きなのだけど、少し離れていると忘れてしまうところがあるので、一日一巻、2ヶ月かけて忘却防止読書。
    この本は、各巻ごと、あらすじ・通釈・原文と配置され、とてもわかりやすい親切な構成。
    そして、この本で各巻の表紙に“源氏香”が中央にレイアウトされていました。実は、源氏香は着物関係のデザイン等で時折見ることがありましたが、デザインの意味まで考えたことはありませんでした。
    それは、香道の組香で、5種類の香をそれぞれ5袋作り、そこから5種選びたく。縦の線は、たいた香を順番に表して、同じ香である物を

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    2022年09月02日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    まず単純に面白い。
    現存する日本最古の作り物語らしいが、それがこのクオリティなのはすごいし、このシリーズは解説もちゃんとついていて、しかもそれが興味深くて面白い。
    他のも読む。

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    2022年08月03日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    とても有名な本で名前しか聞いたことがなかった本でしたが、実際読んでみるととても面白かったです!
    少し難しかったですが、昔の人はこんな本を読んでいたんだなとタイムスリップした気持ちになれました!

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    2022年07月07日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    アニメの平家物語や大河などでこの辺の時代をやっているのをきっかけに読みました。
    祇園精舎〜始まる文章しか知りませんでしたが読み進めていくうちに自分がその時代にタイムスリップしたような気持ちになりました。
    平家物語は作者が確定できないなどと言われているらしくそこの方も突き詰めてみたくなりました。
    人生長いので一回は読んでみてもいいのでは?

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    2022年02月02日
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    安定のビギナーズクラシックス。

    古事記は元々全て漢字で書かれていて、文章化した太安万侶自身、やまと言葉を外来語である漢字で記載し伝達することの難しさを語る。
    和歌の原文を読むとわかるが、本当に意味がわからない部分やまったく読めない部分がありすぎて、古事記を現代語訳した人たちの苦労を感じる。おそらく万葉集の原文ともまた違う読み方になっていて、他の書の例を参考にすることが出来たのか疑問に思う。

    内容としては、神が天上と地上、海や地下をも制覇し、だんだんと人間が国を治めていく話に変わっていく。こういう神話ものは大抵すぐに人を殺すし狂気に満ち溢れている。
    やはりヤマトタケルの話がなんとも切ない。

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    2022年01月20日
  • 俳句のための基礎用語事典

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    俳句を詠まない、そんな自分にはこの本は初っ端から難しい。教養の無さが読解力の弱さ(泣)。国語辞典を脇に読む始末。だが効率的に書かれているので、俳句の基礎知識がきちんと身につく「気」になる良本だ。

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    2021年08月17日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    鴨川の氾濫、ギャンブルの流行、比叡山の僧たちの強訴。これらだけは自分の思うようにならない(白河院)。▼萌え出る若草も枯れた草も同じ野原の草。▼祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる者久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。『平家物語』1220
    ※頼朝は、自分の例に重ね合わせ、六代が平家再興を計り源氏討滅をたくらむのではと疑った。

    道理と末法思想から歴史を解釈。承久の乱、後鳥羽上皇に献じて鎌倉幕府を倒さないようやんわり伝える。慈円じえん『愚管抄ぐかんしょう』1220

    思い出す都のことは多く、大井川

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    2023年08月17日