角川書店のレビュー一覧
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朗読がしたくて購入。初めての平家物語なので、色々調べてこの本を選びました。端折るところは簡単に要約で、要所要所、現代語訳と原文が掲載されている。
平家物語がこんな話だとは知らなかった。
平家が栄華を極めた時代が30年にもみたなかったことも、歴史の授業では学んだはずだけれど、そこに平家の一族の人たちの人生がどんなふうに頂上から奈落の底に落ちていったのか想像したことがなかった。
敵味方含め、色んな人の死にざま。最期の立ち振る舞い方にすごく心を打たれました。
一番泣いたのは、木曽の最期(木曽の義仲)部下で乳兄弟の兼平の思いや死にざまを号泣しながら読みました。
他にも忠度の都落ち(死を覚悟して -
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本書は「ビギナーズ・クラシックス」と銘打ったダイジェスト版であり、平家物語を早送りで読んでるような感じですが、あらすじのまとめ方が良く、物語の流れがよく理解できます。
もともとは琵琶法師が語る「語り本」のため、文章のリズムもいいんでしょう。
印象深いエピソードも多く、読むほどに引き込まれる大変魅力的で面白い物語です。
■悲劇の賢人・平重盛
「此一門にあらざらむ人はみな人非人なるべし」(平家にあらずんば人にあらず。「人非人」とは身分の低い人、宮中で栄達できない人という意味)と言うほどに栄華を極めた平家一門。
しかし、清盛の嫡男である重盛の死後、その権勢にも翳りが見え始めます。
重盛は、絶 -
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「おくのほそ道」と言えば
“月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、、、”の冒頭の言葉で始まる松尾芭蕉の名作である。又
平泉での “夏草や兵どもが夢の跡”
立石寺での “岩にしみ入る蝉の声”
酒田で “暑き日を海に入れたり最上川”
越後路での “荒海や佐渡に横たふ天の河”などなどの有名な俳句で知られている。私には これくらいの知識しかなかった。一度読んで見たい気持ちはあったが とても無理、無理とあきらめていた。
そんな時 この角川の“ビギナーズ・クラシックス の日本の古典”シリーズの「おくのほそ道」と出会う。
最初に思ったのが、なんと読みやす -
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ブク友さんたちの影響で、短歌に触れる機会が増えました。
それにつれて「自分はどんな歌が好きだったんだっけ?」「どんな歌が作りたいんだろう」と考えるようになりました。
教科書で見た歌、子どもの頃ハマった百人一首の歌…
いろいろありますが「万葉集」はいつか読んでみたい本でした。
とはいえ全巻(20巻 4500余首)を読むのは多分一生無理、そこでビギナー向けのこの本を選びました。
口絵に高校時代に関心を持った額田王の絵があり、下記の歌が載っていたことも選ぶ時の決め手になりました。
巻頭を飾る雄略天皇の歌(おおらかでちょっと鼻につく男子なところが面白かった)
の次に紹介されている額田王の歌
熟田 -
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平家物語のダイジェスト版
原文と現代語訳は主要なエピソードに絞られているが、その他のエピソードも、合間に概要と説明があり、平家物語の全体像がしっかり分かるようになっている。現代語訳は分かりやすく、原文もルビが細かく振っており、どちらも読みやすい。合間に解説が挟まれるとともに、巻末に系図や年表等がついており、ビギナーズクラシックスの名の通り、古典に馴染みのない初心者にも親切な作りになっている。平家の武士たちの死に様には、後の時代の武士たちの価値観の原型となるエピソードも多く、より詳細な訳注付きの全文や研究書を読み進め、平家物語の世界をもっと味わいたくなった。 -
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「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」
はい、ビギナーズ・クラシックスは『平家物語』です(ベベン)
冒頭に挙げたのはあまりに有名で、日本文学史上最高の名文とも言われる書き出しですね(ベベン)
当然16歳以上の日本人は全員暗記してるわけですね(ベベン)
ここでお役立ち情報をひとつ、もし万が一あなたが海外でパスポートを紛失してしまった場合は直ぐに現地の日本大使館に連絡して「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 -
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「平家物語の中から好きなエピソードを2-3言えるようになりたいなぁ」と今更。
読むのに躊躇するような難しげな本、そんな時には私の心の友、ビギナーズクラシック。
日本で教育を受けた人ならまず全員諳んじることが出来るあの冒頭から。
普通はこんなオチを最初に持ってきちゃいかんのだろうけどこの話を「聞く」人達は最初から人生の「あはれ」「無常」をドラマティックに聞き入るのが目的だからリズム良く物語のテーマから始まることで話の中に連れていく感じなのね。「鐘の音」「花の色」そうね、なんだか目が開いてるのに白昼夢を見るよう。暗く広い部屋、和蝋燭、琵琶法師の声。これは異世界に入る呪文的な?
この年までその感覚 -
Posted by ブクログ
源氏物語を通読する人が増えるように、という意図で編集された入門書。たしかに読みやすい。
現代でもルッキズムは大問題だけれど、平安時代は現代日本とは比べ物にならないくらい大変だ。
葵の上と六条御息所のエピソードで、六条御息所の生霊が葵の上を苦しめている時に、光源氏は葵の上の家の人に、生霊が六条御息所だとばれないかを気にしていた。蜻蛉物語を読んだ印象だと、当時の妻や妻の家の人たちは、夫が今どの妻に入れあげているかを把握していたようだ。
葵の上の人たちも、六条御息所のことを把握していたからこそ祭りの日にあんなトラブルになった。
妻たちが別の妻や愛人について把握していることを夫たちは知らなかったの