角川書店のレビュー一覧

  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    中学校の国語の教科書に載っていた平泉と立石寺が文と共に俳句があったので、場所ごとに俳句があると思い込んでいたのですが、基本は紀行文であることがわかり少し驚きました。
    読み進めて行くと自分も一緒に旅をしているような気がしてきて、読み終わると、芭蕉の足跡を辿りたいほどになります。
    俳句に目が行きがちですが、文も素晴らしく、特に芭蕉が心を動かされたのではないかと思われる章は読んでいて心地良いほどです。

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    2025年09月20日
  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    名前だけは知っていたので読んでみた
    簡単な和訳と解説が載っているので理解しやすい
    松尾芭蕉の旅を追体験している気分になり、とても面白かった

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    2025年08月17日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    何度読んだことだろう。
    下手な人生論より徒然草。
    徒然草は無常の一言。
    無常とは人間の力ではどうにもならないさま。
    だからこそ一瞬一瞬を大切に生きること。

    全くその通りだなと深く思う。

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    2025年07月17日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    2022年に読んだ『源氏物語の女君たち』から、現代語訳の源氏物語を読みたいを思って購入した本書を、ようやく読めた。やはり源氏の女性関係は節操がないように思える。しかし、源氏亡き後、いわゆる宇治十帖の薫(源氏と女三宮の子)と匂宮(源氏の孫)が八の宮の娘達を巡る色恋沙汰には辟易させられた。角川文庫のビギナーズ・クラシックスは、あらすじ・膨大な源氏物語各帖から主なものを抜粋した現代語訳・原文を配し、物語の全体像を見るのにとても良かった。現代語訳からすぐに原文を読むと、原文の味わい深さとシンプルさが感じられた。

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    2024年08月15日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    竹取物語は中一で必ず扱う内容なので、身近な古典作品代表って感じなのですが、改めて全文をちゃんと読んだらまあ面白い。よく出来てる。

    特にこの本では「かぐや姫の成長や変化」に目を向けられているのが読みやすく、とても面白かった。

    授業では部分部分しか取り扱われないので、登場人物の変化をうまく取り上げるというのはなかなか難しい。
    でも、そこに大きな面白みがあるのが実感できたから、何とか今年は授業で工夫して読み込みたいなあ。

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    2024年08月12日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    かなり読みやすかった!
    現代語訳→本文→解説の流れはやはりわかりやすい。枕草子の中で自分はどのパターンが好きかの認識もできた。全文読めそうかどうかの判断に使えそうなので、シリーズの他のやつ読んでみよう!
    あと、枕草子は全文チャレンジだー。

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    2024年06月05日
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河ドラマの影響で読みました。くっついたり別れたり、いつの時代もいるなあ、こういうカップル。共感は無いですが、一所懸命に恋したんだろうなと思うとなんかいい。可愛いな、とは思います。

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    2024年05月30日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    春はあけぼのに誘われて、購入に至りました。あ、大河ドラマの影響です。笑
    宮中や四季折々、その他の美しいシーンの折々を綴る書。現代語に変換しても美しいです。こちらは言わば入門書なので、私のように古文に精通していないけど、知ってみたいな、と思った方におすすめです。

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    2024年05月26日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    「平家物語の中から好きなエピソードを2-3言えるようになりたいなぁ」と今更。
    読むのに躊躇するような難しげな本、そんな時には私の心の友、ビギナーズクラシック。

    日本で教育を受けた人ならまず全員諳んじることが出来るあの冒頭から。
    普通はこんなオチを最初に持ってきちゃいかんのだろうけどこの話を「聞く」人達は最初から人生の「あはれ」「無常」をドラマティックに聞き入るのが目的だからリズム良く物語のテーマから始まることで話の中に連れていく感じなのね。「鐘の音」「花の色」そうね、なんだか目が開いてるのに白昼夢を見るよう。暗く広い部屋、和蝋燭、琵琶法師の声。これは異世界に入る呪文的な?
    この年までその感覚

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    2024年05月04日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    光る君へにハマり、源氏物語についておおまかを把握したいと思い購入しました。

    これ一冊で源氏物語全54帖のおおまかな内容と解説がわかります。

    夕霧と雲居の雁が純愛で結ばれて、この時代では珍しいな、いい結婚だな、、と思っていたけど、結局浮気するんかってがっかり

    結婚観とか、人が勉強する意味とか、紫式部の知見は現代にも通用するものばかりで、だからこそ1000年以上語り継がれてる名作なのだなと

    ほんと今季の大河ドラマ面白すぎる!!好きすぎる!

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    2024年03月31日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    源氏物語を通読する人が増えるように、という意図で編集された入門書。たしかに読みやすい。

    現代でもルッキズムは大問題だけれど、平安時代は現代日本とは比べ物にならないくらい大変だ。

    葵の上と六条御息所のエピソードで、六条御息所の生霊が葵の上を苦しめている時に、光源氏は葵の上の家の人に、生霊が六条御息所だとばれないかを気にしていた。蜻蛉物語を読んだ印象だと、当時の妻や妻の家の人たちは、夫が今どの妻に入れあげているかを把握していたようだ。
    葵の上の人たちも、六条御息所のことを把握していたからこそ祭りの日にあんなトラブルになった。
    妻たちが別の妻や愛人について把握していることを夫たちは知らなかったの

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    2024年04月06日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河の影響にて。ビギナーズクラッシックスのシリーズ初挑戦であったが、慣れてきたら大変読みやすく、どんどんハマっていった。ド名作に今、この時に出会えて良かった。価値観や時代背景がまったく異なるのに、世界観にどっぷりハマれた。考察色々したくなる。

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    2024年02月27日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    『平家物語』を原文で通読しようとするには、それなりの「覚悟」が必要だと思われるし、敷居が高く感じられるのも無理はないと思われるが、ダイジェスト版とはいえ、この本は「祇園精舎」から始まって「大原御幸」までが、原文を交えながら紹介されており、中高生ばかりでなく、古典文学を読みたいと思いつつも躊躇していた大人も十分に楽しめ、なおかつ『平家物語』そのもののおもしろさも存分に堪能できる稀有な一冊である。

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    2024年02月02日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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     兼好法師の人生観と信念の在り方について書かれた随筆である。時代は日本の中世だが、現代の私たちも考えることについて書かれているので、読みやすい。優秀な人の日記をのぞき込んでいる感覚で読める。

     無常感が兼好に大きく影響を与えている。例えば、季節の移り変わりは急に起こるのではなく、次の季節が徐々に進んだ結果であること。出来事(本書では祭り)のピークだけでなく、始まりの準備段階や終わりの静けさまで味わってこそ、真の出来事を見て体験したことになると言っている。これには、共感の声が多数上がるのではないかと思う。最近だと「エモい」という言葉の一部に包含されてしまぅている気もするが、振り返ることも出来事

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    2024年01月28日
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ネタバレ

    「今は昔、~となむ語り伝えへたるとや。」の説話集。
    天竺(インド)、震旦(中国)、本朝(日本)から成る。
    ウサギが焼身自殺して月になる話。
    紫式部の父、藤原為時が素敵な漢詩を読んで国司になった話。
    谷底に落ちても平茸とってくる強欲な受領の話。
    平定文が美女に夢中になりすぎて・・・してしまう下品な話。
    様々な面白おかしい話が、古文とともに楽しめる。

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    2024年01月21日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    小学生の頃から何度も繰り返し読んだ愛読本。

    敦盛や那須与一のエピソードは有名であるが、平清盛が死去した巻第六からの後半戦はかなりおもしろい。平家といえば巨大な野望を持つ一族であり、私の好感度は低い。だが、その一族が滅びる時の平家の武将の在り方に心を惹かれた。敦盛や惟忠といったような武将の葛藤がみられ、滅びることの哀しさを知った。

    原文と現代語訳どちらも充実している為、古文を勉強したい中高生や、古典に興味のある小学生でも読みやすいと思う。

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    2024年01月09日
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    寺田寅彦の「神話と地球物理学」で古事記の内容が登場していたので、まずは初心者向けのこの本を読んでみました。再度「神話と地球物理学」と照らし合わせながら読んでみようと思います。

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    2024年01月05日
  • 俳句歳時記 第五版 新年

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    季語 【泣初】なきぞめ
    新年になって初めて泣くこと。

    泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子


    季語 【米こぼす】よねこぼす
    三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。

    琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生


    涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて泣くことも季語になる、季語にするとか、昔の人は素敵だなあ。

    こどもの泣初。
    あー泣初だね、くらいに頬笑ましく、おおらかに両手握ってやりたかったなあ。
    毎日が連続過ぎて覚えていない。

    俳句の、言葉にこめる感じ。
    わからないものも多いけれど、おっと思った句は、いっときじんわりさせてくれる。

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    2023年11月28日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    いつ、だれが書いたのかわからない。
    定説によれば、9世紀、平安時代の初期に成立したのではないかといわれている。
    そして、竹取物語は日本最古の物語といわれている。

    こうした、天女の羽衣伝説は、全国にいくつかあり、風土記にも取り上げられている。

    竹取のおきなとのであい
    かぐや姫の成長
    5人の若者との物語
    帝との恋
    姫の昇天

    おとぎばなしなのか、日常とは隔絶した荒唐無稽な話を聞きながら大宮人たちは、この物語を楽しんだのであろうか。

    目次
    竹取のじいさんと、なよ竹のかぐや姫
    難題の一・仏の御石の鉢―挑戦者・石作の皇子
    難題の二・蓬莱の玉の枝―挑戦者・庫持の皇子
    難題の三・火鼠の皮衣―挑戦者・右

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    2023年09月23日
  • 俳句歳時記 第五版 秋

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    とつくんのあととくとくと今年酒 鷹羽狩行
    今年酒 秋の季語
    うーん 日本酒を飲みたくなる。夏のビールに続き、日本酒の秋。

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    2023年09月10日