角川書店のレビュー一覧

  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    2022年に読んだ『源氏物語の女君たち』から、現代語訳の源氏物語を読みたいを思って購入した本書を、ようやく読めた。やはり源氏の女性関係は節操がないように思える。しかし、源氏亡き後、いわゆる宇治十帖の薫(源氏と女三宮の子)と匂宮(源氏の孫)が八の宮の娘達を巡る色恋沙汰には辟易させられた。角川文庫のビギナーズ・クラシックスは、あらすじ・膨大な源氏物語各帖から主なものを抜粋した現代語訳・原文を配し、物語の全体像を見るのにとても良かった。現代語訳からすぐに原文を読むと、原文の味わい深さとシンプルさが感じられた。

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    2024年08月15日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    竹取物語は中一で必ず扱う内容なので、身近な古典作品代表って感じなのですが、改めて全文をちゃんと読んだらまあ面白い。よく出来てる。

    特にこの本では「かぐや姫の成長や変化」に目を向けられているのが読みやすく、とても面白かった。

    授業では部分部分しか取り扱われないので、登場人物の変化をうまく取り上げるというのはなかなか難しい。
    でも、そこに大きな面白みがあるのが実感できたから、何とか今年は授業で工夫して読み込みたいなあ。

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    2024年08月12日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    かなり読みやすかった!
    現代語訳→本文→解説の流れはやはりわかりやすい。枕草子の中で自分はどのパターンが好きかの認識もできた。全文読めそうかどうかの判断に使えそうなので、シリーズの他のやつ読んでみよう!
    あと、枕草子は全文チャレンジだー。

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    2024年06月05日
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河ドラマの影響で読みました。くっついたり別れたり、いつの時代もいるなあ、こういうカップル。共感は無いですが、一所懸命に恋したんだろうなと思うとなんかいい。可愛いな、とは思います。

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    2024年05月30日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    春はあけぼのに誘われて、購入に至りました。あ、大河ドラマの影響です。笑
    宮中や四季折々、その他の美しいシーンの折々を綴る書。現代語に変換しても美しいです。こちらは言わば入門書なので、私のように古文に精通していないけど、知ってみたいな、と思った方におすすめです。

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    2024年05月26日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    「平家物語の中から好きなエピソードを2-3言えるようになりたいなぁ」と今更。
    読むのに躊躇するような難しげな本、そんな時には私の心の友、ビギナーズクラシック。

    日本で教育を受けた人ならまず全員諳んじることが出来るあの冒頭から。
    普通はこんなオチを最初に持ってきちゃいかんのだろうけどこの話を「聞く」人達は最初から人生の「あはれ」「無常」をドラマティックに聞き入るのが目的だからリズム良く物語のテーマから始まることで話の中に連れていく感じなのね。「鐘の音」「花の色」そうね、なんだか目が開いてるのに白昼夢を見るよう。暗く広い部屋、和蝋燭、琵琶法師の声。これは異世界に入る呪文的な?
    この年までその感覚がわからなんだわ。

    巻第一
    祇王と仏御前がいいねぇ。特に仏御前。外国にも勿論こういう「権力者の庇護から自らの意思によって(命の危険とかじゃなくて人生の虚しさのため)逃げ去った女性」の物語ってあるんだろうけど、一応これってノンフィクションだもんね。日本でも女性は極めて激しく差別されてきたし現在もとんでもないレベルで続いているものの、こういった女性の哲学による行動(しかも日本最高レベルの生活を捨てる)ことがあるのもまた不思議。

    巻第二
    重盛かっこよ。中国宮廷や英国王室、ギリシア神話に至るまで「暴君の息子がマトモ」「賢帝の息子がクズ」ってのはあるけれど、ここでも清盛のヤバさと重盛がクリアな対比を見せて物語にエッジを与えてる。にしてもさぁ。世界中の人間はこうやって「親と子は似てるけど親子だからと言って頭の中身や品格まで似るわけじゃないで」と神話伝記故事物語を通じて教訓を残してくれているのになぜボンクラ世襲議員に投票(以下自粛

    巻第三
    鬼界島に一人取り残される俊寛。その暴れる様は喜劇的な悲劇。重盛の自殺のような神託。中国への大金送金と永代供養依頼。
    こういうのって日本人の宗教観を表してるように思う。神罰はあるんだけどその神仏に仕える人達がことごとくろくでなしのクズ。神仏は恐れても宗教家は同じ人間だと。一神教ではこんな宗教家の堕落した姿や武力行為を物語として一般市民(信者)に聞かせられないですよね。
    更にオモロいのは重盛が東山に建てた荘厳な仏堂。38基の灯籠(ここまではいい)、念仏を唱える美人尼の集団の配置。え?美人尼?
    ここもとても日本的。尼さんが美人であることがプラスに働くような宗教観。全てファッション感覚でとてもいい。これなら欧州から宣教師が来て日本侵略を企ててものらりくらりとやり過ごせるでしょう。だって遊びでやってるもん。何もかも。笑

    巻第四
    渡辺の源三競の滝口(摂津の渡辺党、源氏の三男、名は競きおう、滝口の武士)エピ。こういう「相手をコケにした仕返し」って好きだよね。人間って。
    三井寺の対等な態度が気に入らない延暦寺。奈良の興福寺はOK。この辺も平家物語を聞く一般大衆に「宗派が同じか違うかなんてことは政治的な問題を下回る些細なこと」という印象を植え付けるだろう。やはり現代に繋がる「ファッション宗教」を感じられてとてもいい。

    巻第五
    不吉エピを散りばめて不穏な空気を演出。これから起きることが神罰で、運命で、逃れられないことを再確認するような章。
    当時の人達、というかつい最近まで、人間は運命宿命天命によって生かされてますっていう自覚だっただろうからこういうストーリー展開はさらに効果的だったのかも。あと音楽。この時の琵琶法師はどんな感じだったんかな。イミテーションゴールドのイントロみたいな?おどろおどろしい感じ?

    巻第六
    清盛死去。熱病(マラリア、もしくは瘧)の描写が素晴らしい。

    巻第七
    都落ちの平家一門。清盛の血を引く者をそれぞれ短く触れていく。清盛の弟忠度(ただのり)都落ちの際、歌の師匠俊成(しゅんぜい)に「戦後選定御下命あれば」と自らの秀歌百余首を託す。「千載和歌集」には「ささ波や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな」が。但し天皇のお咎めを受けた人間なので「よみ人しらず」の一首としてのみ。
    牽制を誇った人間でも朝敵となったからには歌だけ残り名前すら残されないこの無常感。平家物語の中のミニ平家物語マトリョーシカ。伝えたいのはひたすらの無常。

    巻第八
    九州から四国に逃げ移る平家、威風堂々と法皇の使者を迎える頼朝、京都での木曽義仲の横暴な振る舞い。西、京、東に分断されたような日本の様子。個人的ツボは頼朝が法皇使者にやり過ぎなほどのお土産を持たせるところ(各宿場にも食べきれない米プレゼント)と、大蛇の子孫と伝わる九州豪族の緒環のくだり。頼朝のやり方は現在も多くの権力者が行う「やり過ぎ太陽政策(威圧)」緒環はまんま「古事記活玉依姫(通い婚って言えば聞こえはいいけどただの犯罪)」

    巻第九
    所望した馬がライバルに与えられていたことを知った際の男特有の根深く嫌らしい嫉妬から始まり、最後は徒歩一番乗りで笑いの緩みを作った後、主従二騎で挑む最期の一戦木曽義仲と兼平、平忠度、美少年平敦盛と熊谷直実の話などが続く。この緩急。漫才であれ恐怖映画であれ「緊張と緩和」が物語に味と厚みを持たせる。木曽義仲兼平との対比で重衡盛長、親の知盛を庇って息子二人が死んだことに恥いって号泣するなんてのもいい。
    忠度も敦盛もお歯黒や笛などが東方武士にはあり得ない高貴さの証となって討たれてしまうんだけど、その高貴さも京都の公家に番犬扱いされたコンプレックスの爆発の結果というか仕返しだったわけでねぇ。
    徒歩一番のくだり、敵味方の笑い声が響いたとある。ここで解説の短文もいい。「平家物語の思想はは無常感というがここには陰陰滅々としたものは皆無。そもそも無常をはかない人間の死とするのが間違い。無常は陰陽明暗の対立を対立のまま包み込む、広く大きな人生の知恵だから。」
    ちょっと勝手に打たないでよ。こころ。

    巻第十
    入水自殺する平維盛。頼朝の命を救った恩人筋は特例として助けられる。個人的ツボは鎌倉まで引っ張られた平重衡に頼朝が遊女をあてがうところ。あとここだけではないけれど「美貌の夫人」や「光源氏と謳われた美青年」など容貌についてのこだわりが強い。物語に引き込むためのエッセンスだと言えばそれまでだが、やはり美形でないと悲壮感も出ないし感情移入も出来ない。

    巻第十一
    那須与一の神技(数十メートル先海上船の扇を射抜く)、壇ノ浦合戦、安徳天皇入水、能登守教経(清盛甥)の最期、新中納言知盛(清盛四男)の最期「見るべきほどの事をば見つ」 
    平家物語のクライマックス。
    パッパラパーの私が知らなかった事。
    その1。安徳天皇を抱いて三種の神器と勝手に入水自殺する二位殿(祖母)。有名な「波の底にも都の候ぞ」の前に「この国は粟糞辺土と申して物憂き境にて候」と日本自体を辺境とし海底の極楽浄土を目指していること。(だとしたら最期の言葉は要らないのではとは思うけどまぁここが泣かせのキラーポイントかな)
    その2。二位殿は「伊勢神宮に挨拶を」としているけれどもその天皇が伊勢神宮に参ったのは280年ほど無かったと前述されている。大事なのは分かるけどその割に行かなすぎなのでは?京都伊勢でしょ?行けるよね。
    その3。「義経の八艘飛び」が戦うための能動的跳躍ではなく消極的逃走跳躍であったこと。
    その4。最期を悟った総司令官、新中納言知盛の平家女性陣に対する自棄っぱちブラック下ネタ。
    「珍しき東男こそ、御覧ぜられ候わんずらめ」
    解説にもあるけど二位殿やりすぎ。
    どう考えても安徳天皇は助かったはず。
    その5。(日本武尊の)草薙剣だけが海底から見つからないのは素戔嗚尊が退治した八岐大蛇が生まれ変わって安徳天皇となったからだと噂されたこと。

    巻第十ニ
    義経の都落ち。平家嫡流六代の処刑による平家本流滅亡。(一回は助かるんだけどね)

    平家物語おもろいですねぇ。
    てか800年以上前とはいえ、こんな闘い方してる我々は他国との戦争は絶対に避けないといけませんねぇ。

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    2024年05月04日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    光る君へにハマり、源氏物語についておおまかを把握したいと思い購入しました。

    これ一冊で源氏物語全54帖のおおまかな内容と解説がわかります。

    夕霧と雲居の雁が純愛で結ばれて、この時代では珍しいな、いい結婚だな、、と思っていたけど、結局浮気するんかってがっかり

    結婚観とか、人が勉強する意味とか、紫式部の知見は現代にも通用するものばかりで、だからこそ1000年以上語り継がれてる名作なのだなと

    ほんと今季の大河ドラマ面白すぎる!!好きすぎる!

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    2024年03月31日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    源氏物語を通読する人が増えるように、という意図で編集された入門書。たしかに読みやすい。

    現代でもルッキズムは大問題だけれど、平安時代は現代日本とは比べ物にならないくらい大変だ。

    葵の上と六条御息所のエピソードで、六条御息所の生霊が葵の上を苦しめている時に、光源氏は葵の上の家の人に、生霊が六条御息所だとばれないかを気にしていた。蜻蛉物語を読んだ印象だと、当時の妻や妻の家の人たちは、夫が今どの妻に入れあげているかを把握していたようだ。
    葵の上の人たちも、六条御息所のことを把握していたからこそ祭りの日にあんなトラブルになった。
    妻たちが別の妻や愛人について把握していることを夫たちは知らなかったの?当時の価値観からするとそれは考えづらい。
    六条御息所の生霊が葵上にとりついて苦しめていたことを、源氏が葵の上の家の人たちに知られたくなかったのは、この本で読んだ印象ではただ単に自分の保身のためだとしか思えなかった。情けない男だ。妊娠で弱っている妻を見て、「いつもこんなだといいのに」とか思ってしまうのも身勝手で薄情だ。とことん人間的な魅力の欠けている男だ。

    紫の上と明石の宮はほとんど同い年だったんだ。

    六条御息所はどうして死後にも紫の上や女三宮に取り付いたんだ?源氏に直接取り付けばいいのに。
    源氏の言動を読んでいると、数分に一回はなんでそうなるんだと頭を抱えたい気持ちになる。こいつに共感するのは不可能だ。夕霧に女性との付き合い方を説くシーンでは、「お前が言うな」としか思えなかった。
    関係を持ったすべての女性の面倒を見ているのは、この時代にしては偉いと思うけれど、いいところはそこだけ。

    この物語全体で一番好きなのは明石の君かな…明石の君のシーンは悲しいことが多い。娘の裳着に身分が低いからと出席できなかったり、宮中へ上がるときに紫の上と鉢合わせて、身分差を思い知らされたり…身分制度に行動を阻まれたり、心を踏みにじられても表に出せない制約への苦しみは、紫式部自身も感じていたことだったのかもしれない。

    夕霧の巻まで読んでやっと気づいたけれど、女三の宮は夕霧より年下だった…自分の息子より若い女性を娶ったのか。

    雲居の雁と夕霧はこれで本当に離婚するの?
    落ち葉の君が夕霧の北の方になるってこと?あんなに愛らしい恋愛の結果がこれだなんて悲しい。

    源氏香という香があるらしい。ちょっと興味がある。
    →源氏香という香があるのではなく、香を使った源氏香という遊びがあるということらしい。5種類の香を用意して、どの香がどの順番で焚かれたかを参加者が当てるというルールで、その順番に源氏物語の各巻の名前が付けられているということらしい。

    紫の上に、お祖母様が亡くなったら機嫌が悪くなりますよ、と言った愛らしい皇子が匂宮?
    愛する孫が女性を次々に不幸にしていくさまを見る前に紫の上が死んで良かった。

    これまで雲隠以降はおまけ程度に思っていたけれど、この本で読み返してみると、光源氏の物語よりものびのびと想像力豊かに描かれている気がする。

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    2024年04月06日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河の影響にて。ビギナーズクラッシックスのシリーズ初挑戦であったが、慣れてきたら大変読みやすく、どんどんハマっていった。ド名作に今、この時に出会えて良かった。価値観や時代背景がまったく異なるのに、世界観にどっぷりハマれた。考察色々したくなる。

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    2024年02月27日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    『平家物語』を原文で通読しようとするには、それなりの「覚悟」が必要だと思われるし、敷居が高く感じられるのも無理はないと思われるが、ダイジェスト版とはいえ、この本は「祇園精舎」から始まって「大原御幸」までが、原文を交えながら紹介されており、中高生ばかりでなく、古典文学を読みたいと思いつつも躊躇していた大人も十分に楽しめ、なおかつ『平家物語』そのもののおもしろさも存分に堪能できる稀有な一冊である。

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    2024年02月02日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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     兼好法師の人生観と信念の在り方について書かれた随筆である。時代は日本の中世だが、現代の私たちも考えることについて書かれているので、読みやすい。優秀な人の日記をのぞき込んでいる感覚で読める。

     無常感が兼好に大きく影響を与えている。例えば、季節の移り変わりは急に起こるのではなく、次の季節が徐々に進んだ結果であること。出来事(本書では祭り)のピークだけでなく、始まりの準備段階や終わりの静けさまで味わってこそ、真の出来事を見て体験したことになると言っている。これには、共感の声が多数上がるのではないかと思う。最近だと「エモい」という言葉の一部に包含されてしまぅている気もするが、振り返ることも出来事の体験だと考えると、私たちは数ある物語を今も体験し続けていて、撚糸のように数ある出来事の延長線上に生きているのだろう。つまり、一生をかけて出来事を紡ぎ合わせていくのだ。

     また、自分との対話が真の友人との会話なのだと兼好は主張する。万人に当てはまるとは思わないが、言わんとしていることは分かる。誰も話を聞いてくれない、話をする人がいないと嘆く大人は多い。それは、今の友人関係では話しづらい内容だと自覚していると言っているのと同じだ。そんなことを言ったら、いつまでも思いは募るばかりである。だったら、自分に発散させれば気兼ねなく、会話をすることができるというものなのだろう。

     兼好法師は、無常観を存分に味わうことが人間のあるべき姿だと考えているのではないだろうか。それゆえに、人生の無駄をそぎ落としスマートな生き方を良しとしている気がする。目標達成のためには時間を大切にし、人間関係では無駄な主張を抑え、五感を感じるように生きることを本書から学ぶことができた。

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    2024年01月28日
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ネタバレ

    「今は昔、~となむ語り伝えへたるとや。」の説話集。
    天竺(インド)、震旦(中国)、本朝(日本)から成る。
    ウサギが焼身自殺して月になる話。
    紫式部の父、藤原為時が素敵な漢詩を読んで国司になった話。
    谷底に落ちても平茸とってくる強欲な受領の話。
    平定文が美女に夢中になりすぎて・・・してしまう下品な話。
    様々な面白おかしい話が、古文とともに楽しめる。

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    2024年01月21日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    小学生の頃から何度も繰り返し読んだ愛読本。

    敦盛や那須与一のエピソードは有名であるが、平清盛が死去した巻第六からの後半戦はかなりおもしろい。平家といえば巨大な野望を持つ一族であり、私の好感度は低い。だが、その一族が滅びる時の平家の武将の在り方に心を惹かれた。敦盛や惟忠といったような武将の葛藤がみられ、滅びることの哀しさを知った。

    原文と現代語訳どちらも充実している為、古文を勉強したい中高生や、古典に興味のある小学生でも読みやすいと思う。

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    2024年01月09日
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    寺田寅彦の「神話と地球物理学」で古事記の内容が登場していたので、まずは初心者向けのこの本を読んでみました。再度「神話と地球物理学」と照らし合わせながら読んでみようと思います。

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    2024年01月05日
  • 俳句歳時記 第五版 新年

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    季語 【泣初】なきぞめ
    新年になって初めて泣くこと。

    泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子


    季語 【米こぼす】よねこぼす
    三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。

    琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生


    涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて泣くことも季語になる、季語にするとか、昔の人は素敵だなあ。

    こどもの泣初。
    あー泣初だね、くらいに頬笑ましく、おおらかに両手握ってやりたかったなあ。
    毎日が連続過ぎて覚えていない。

    俳句の、言葉にこめる感じ。
    わからないものも多いけれど、おっと思った句は、いっときじんわりさせてくれる。

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    2023年11月28日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    いつ、だれが書いたのかわからない。
    定説によれば、9世紀、平安時代の初期に成立したのではないかといわれている。
    そして、竹取物語は日本最古の物語といわれている。

    こうした、天女の羽衣伝説は、全国にいくつかあり、風土記にも取り上げられている。

    竹取のおきなとのであい
    かぐや姫の成長
    5人の若者との物語
    帝との恋
    姫の昇天

    おとぎばなしなのか、日常とは隔絶した荒唐無稽な話を聞きながら大宮人たちは、この物語を楽しんだのであろうか。

    目次
    竹取のじいさんと、なよ竹のかぐや姫
    難題の一・仏の御石の鉢―挑戦者・石作の皇子
    難題の二・蓬莱の玉の枝―挑戦者・庫持の皇子
    難題の三・火鼠の皮衣―挑戦者・右大臣阿部御主人
    難題の四・竜の首の珠―挑戦者・大納言大伴御行
    難題の五・燕の子安貝―挑戦者・中納言石上麻呂足
    かぐや姫の昇天
    解説 「竹取物語」―作品紹介
    付録 「竹取物語」―探求情報

    ISBN:9784043574032
    出版社:KADOKAWA
    判型:文庫
    ページ数:258ページ
    定価:680円(本体)
    発行年月日:2001年09月
    発売日:2001年09月25日
    発売日:2003年07月25日

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    2023年09月23日
  • 俳句歳時記 第五版 秋

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    とつくんのあととくとくと今年酒 鷹羽狩行
    今年酒 秋の季語
    うーん 日本酒を飲みたくなる。夏のビールに続き、日本酒の秋。

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    2023年09月10日
  • 俳句歳時記 第五版 夏

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    それぞれに何かを終へし麦酒かな 古川明子
    麦酒 夏の季語
    うーん。いい。 膨大な例句の中から時々、いいなぁっていうのがあって、それを探すのが面白い。
    季節を追いかける感じも良い。

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    2023年09月10日
  • コードギアス 双貌のオズ(3)

    匿名

    購入済み

    これだ

    本客的に楽し始まる。2人のオズが出会って展開されるストーリーが興味深いくなる。KMF説明があってよかった。

    #カッコいい

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    2023年08月03日
  • コードギアス 双貌のオズ(2)

    匿名

    購入済み

    楽しい

    ガンダムがかっこよくて演出がかっこいい。 画面を横切る演出が鳥肌が立つ。序盤なので内容は不十分だが面白い。

    #カッコいい

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    2023年08月03日