あらすじ
厳粛で、晴れやかで、淑気に包まれるお正月。元日から初詣、門松、鏡餅、若水、屠蘇、雑煮など、古来の伝統行事にまつわる季語が並ぶ。歳徳神を家々に迎え、神酒を供えて一年の息災を祈る。初夢、三が日、松過を経たのち、左義長の炎とともに神は天に帰るのだという。年頭にハレの日を設けた日本人の叡知と自然への敬虔な思いが新年季語にはこめられている――。解説に作句のポイント追加した改訂第五版。全五巻の総索引付。
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Posted by ブクログ
季語 【泣初】なきぞめ
新年になって初めて泣くこと。
泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子
季語 【米こぼす】よねこぼす
三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。
琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生
涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて泣くことも季語になる、季語にするとか、昔の人は素敵だなあ。
こどもの泣初。
あー泣初だね、くらいに頬笑ましく、おおらかに両手握ってやりたかったなあ。
毎日が連続過ぎて覚えていない。
俳句の、言葉にこめる感じ。
わからないものも多いけれど、おっと思った句は、いっときじんわりさせてくれる。