角川書店のレビュー一覧

  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    古文を平易に解説してくれるシリーズで読破。俳句でしか知らなかった作品たちだったが、紀行文として楽しめて、しかもその表現力の豊かさに驚いた。特に松島の描写なんかはすごく美しい。知るはずのない江戸時代の風景、人々の息遣いが感じられる。 「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。」古文で必ず暗記させられるフレーズだが、この言葉の本当の表したいところを、紀行文としての「おくのほそ道」を読んだことで味わえた気がする。松尾芭蕉、旅人の大先輩として尊敬。

    0
    2015年06月01日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    教科書で読んであとは日本昔話で流れを知っていただけでここまでしっかりと読んだのは初めてでした。改めて最後まで読んでみると意外な部分がちょこちょこあって面白く読めました。おじいさん意外に興奮すると暴言吐いたり、かぐや姫は最後帝に気持ちが揺らいでたり、罪で下界に降りていたなどなど。昔の話なのに芯がしっかりしていました。さすが昔から愛されている読み物です。

    0
    2015年05月30日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    源氏物語はだいたいどのようなものか分かっているが、枕草子のことをまったくといっていいほど知らなかったので読んでみた。

    とても面白かった。
    1000年前も現在も人の心理は変わっていないんだなぁととても感慨深かった。

    そして清少納言がすごく人間らしく好きだと思った。

    ある子供が清少納言の物を壊しても、微笑みながら叱る親について、「憎い、しっかり注意したいけど親の前だし注意できない。」と書いているのがとても面白い。

    現代人だからこそそういう問題があるのかと思えば、1000年前にも同じようなことがあったんだなぁと思った。

    そんな日常生活を綴った微笑ましい書物なんだとおもった。

    0
    2015年05月18日
  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    有名すぎて近づきがたかった、或いは知ったつもりになっていた。こうしてわかりやすく解説してくれて、芭蕉も身近な人となった。このビギナーズシリーズは私にとってとても役に立つ。学生時代にあったならば、読書も人生ももっと楽しめただろう。

    0
    2014年11月25日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    おおよそのあらすじがわかる。だが細かいところは省かれているので、やはり全文を読まないとわからない部分がある。これをきっかけに全文を読みたいと思わせてくれたので、入門書としてよかった。

    0
    2014年10月28日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    教科書以来の枕草子。春はあけぼの~の第一段の美しさに惹かれて、いつかもっと読みたいと思っていた。全段ではないもののこの本に出会ってそれが少し叶った。読んでみてきらきらした才気と言われるが、むしろ鼻持ちならない。同意もあれば不同意もあり。しかし解説にあるようにその時代背景、置かれた立場を考えればそれもあるかと。まして世の中に出すつもりもなく書かれたものならばなおさら。学生時代にこういう書かれた背景も教えてもらっていたのだろうか。記憶にない。
    現代語訳を読み、その後原文を筆ペンで筆写した。そうすると内容もより理解でき字もうまくなって一石二鳥だったかと。書くことが楽しかった。
    このビギナーズ・クラシ

    0
    2014年08月18日
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    入門編として最適。現代語訳の後なので、原文も何となく理解出来るし、ピックアップされてる話も面白かった。

    0
    2014年04月06日
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    日本の神話をよく知らなかったので。
    地方の伝承との刷り合わせから日本書紀ほどその神性や正当性はないらしい。
    どのようにこの国という体制が出来上がったのか、言葉は語られることによって、人にその存在を信じさせる。ないけどある。とても不思議な力を持ったもの。言葉による国の物語。序文でも注意している。「巨安万侶言さく」と。
    まだ書くための主流な手段が中国語だったということもあって、その語りを書き起こすのはたやすいものではなかったはずだし、書き落ちたものもたくさんあると思う。神様の名前の由来や意味がわからないのは、現代の人と共有できない何かがあったからだと感じる。
    そんな言葉によって語られる日本の物語。

    0
    2014年03月14日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    本書は古文の知識を必要とせず、原文・現代語訳付きなので読みやすいのではないのでしょうか。
    卜部(吉田)兼好は、深い洞察力とバランス感覚に優れていた人物であったことが本文から感じ取ることができます。
    また、各段でオリジナルの表題がつけられております(例えば、「いい男の条件」、「女の色香の威力」、「孤独の哲学」など…)。これがまた面白さにつながっていると思います。
    自分なりの表題を考えることも、本書の楽しみであり理解を深めることになるかと。

    0
    2014年02月15日
  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    全文を原文でちゃんと読んでみたくなって買いました。
    改めて、日本語の美しさ・豊かさ・奥深さと、芭蕉という人の博学さ・感性の鋭さにふるえました。
    旅行に行っても写真をパシャパシャ撮って終わりにしてしまうことが多いけれど、
    見たもの・聞いたもの・感じたことを、私も今度からちゃんと言葉で書き記していきたい。
    ところで、小学生の頃漫画版「おくのほそ道」を読んでから、ずっと見てみたいと思っていた、「象潟」の景色が、地震による海岸線の変化で今は見られないと知ってショック…!!

    0
    2014年02月09日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    いまはむかし、竹取の翁といふものありけり――竹取のおじいさんが竹の中で見つけた小さな女の子、なよ竹のかぐや姫。大勢の貴族に求められた彼女は五つの難題で求婚者をはねのけ、帝の寵愛さえも拒む。しかしその中で、彼女は人間らしい愛を学んでいく。けれどももう、時は、いいえ、月は満ちた――還る時が、やってくる。日本最古の“物語”として名高い「竹取物語」の全文を収録し、平易な訳と解説、豊富なコラムで「竹取物語」の世界に誘うぴったりのビギナーズ書。古典が苦手な人でも楽しめること、まちがいなし!

    これもまたなが~いこと積読してたものなのですが(ビギナーズクラシックスは、大抵買って満足して沢山積んじゃってます)

    0
    2013年11月30日
  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    いやー読むのに時間かかった~
    終盤でようやっと、おもしろくなってきた。が、歴史知識が少なすぎて当時の情景創造度合いはとても低いのだろうな。。。
    奈良時代のことなんてなんも知らんからな。。。いつかこの時代の書籍にも手をつけえてみよう。

    0
    2013年11月09日
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    表紙も綺麗なので思わず購入。なんだかんだで枕草子3冊持ってる。でもこれはかなり内容がわかりやすくて好き。

    0
    2014年01月01日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    古典はあまり読んだ事が無いので挑戦しました。でも、とりあえず入門っぽい本から。
    女性にえらく厳しい。と思ったら、男性にも厳しかった。趣深い文章で、大変鋭いので、読んでいて胸が痛いことも度々。
    大変読みやすく構成されているので、助かります。

    0
    2013年08月03日
  • コードギアス 双貌のオズ(3)

    Posted by ブクログ

    オルドリンのパイロットスーツのエロさに目が行きがちだが、
    正史というだけあってKMF設定が詳細で良い。
    マブラヴオルタの戦術機的な流れを感じる。

    3巻では最後にギアス能力とV.V.が出てきていて、
    本編との繋がりが非常に気になる引き。次巻も楽しみだ。

    0
    2013年07月14日
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    日本人の常識的に有名なのに、細かい話は知らない。
    そんな源氏物語のあらすじを大まかに読むことができます。

    しかしながら、ちょこちょこ読んでいたせいで人物の相関がわからなくなる。
    巻末の相関図に何度助けられたことか(笑)
    これだけの長編を一冊にまとめたわけだから、かなりザックリしています。
    瀬戸内寂聴の源氏物語の巻一で挫折した私にピッタリ!と思いきや、やっぱりもっと詳しく知りたくなる。

    その前にこのシリーズの別の古典を読んでみたいかな。

    巻末付録やコラムが嬉しかった。

    0
    2013年06月13日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    人間の力ではどうにもならないはかなさを「無常」と呼んで、その中でどう生きていったらよいかを説いた本。今でも通用する内容。

    「自分と対面できるような『つれづれ』(ひまな)の時間を持つことで、人生の真実が見える」

    「やり残した部分を残す(完成させない)ことで、ものの命は永く続く」

    「自分の外に向かってあれこれ求めず、自分に目を向けて、自分が今やるべきことに全力を注げばよい」

    0
    2013年06月09日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ビギナーズクラシックスの名にふさわしく、
    初心者に読みやすい配慮がされてて良かったと思う。
    平家物語を一つの小説として楽しめた。
    もし読んでいたのが電車の中でなければ、
    時たまある原文を音読してみてもいいかなと思ったんだけど。

    0
    2013年04月07日
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    本文はとても分かりやすく、史跡案内もあって文句ないんですが、解説にいちいち余計な事書きすぎだと思います。それだけが残念。

    0
    2013年02月13日
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    徒然草って、こんな本だったんだ!凄く冷静に人間を観察されていました。どんな話題も現代に置き換える事が出来、不思議な感じ。どんなに時代が変わろうとも人間なんだなぁ。

    0
    2013年01月17日