角川書店のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古文への最初の出会いとその後の一般的な付き合い方が、日本人を古典から決定的に引き離していると思います。
「ビギナーズ・クラシックス」シリーズは、原文の直訳だけではなく、訳文の中に解説的な補足と文意をより理解しやくする表現を加筆してくれています。
例えば有名な序段の一文。訳文の括弧内は、訳者の配慮で加筆されたと思われる表現です。
原文
つれづれなるままに、日暮し硯に向かひて、心にうつりゆく由なしごとを、そこはかとなく書き付くれば、あやしうこそもの狂ほしけれ。
訳文
(今日はこれといった用事もない。のんびりと独りくつろいで、)一日中机に向かって、心をよぎる気まぐれなことを、なんのあてもなく書 -
Posted by ブクログ
歴史と名勝を訪ねて、風流を味わう徒歩の旅。それは辛い路だったでしょうが、毎日おなじ時間に起きて、毎日おなじ場所に勤める者としては、憧れてします。
「だったらさ、あんたもやったらいいじゃない」
もし声をかけてくれるようなことがあったなら、芭蕉さんにはそんな風に言われそうだな。
おかしみのある章から、もの哀しい章、愚痴っぽい記事、ちょっと自慢っぽい記事まで、現代でいえば旅ブロクのような感じでも楽しめます。
毎日書き続けた日記的なものとは違って、全旅程が終わってから時間をかけて最終稿に至ったものだそうですから、各章に漂う情緒、各章のつながり、要するに構成にも相当にこだわって作られたのでしょう -
Posted by ブクログ
ネタバレ今昔秀歌百撰と、平成百人一首などの和歌の出典、背景を調べるために、日本の古典を調べ始めました。
「角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス」
は古典を学ぶのにちょうどよい難易度,価格,装丁の三拍子が揃っています。
古事記,日本書紀,続日本紀を読破すれば、日本の原点が見えて来るかもしれないと思い読み進んでいます。
読みながら,ひょっとしたら日本の中央部の支配層が見えて来るだけで、辺境は見えないかもと感じています。歴史的に辺境に文化が溜まるという現象があることを思えば,古事記,日本書紀,続日本紀だけではだめかもしれないと思い始めています。
アイヌと琉球の文化を遡ってみます。 -
Posted by ブクログ
日本最古の歴史書である『古事記』の主なエピソードを抜粋し、現代語訳と読み下し文を併記、さらに解説と図付きで分かり易く読めます。
日本神話を知りたいと思う方にはもってこいの入門書です。
また、昔話などで既に知っているお話も、実は『古事記』からきているものがあると知ることになるでしょう。
この本で神話の主な流れを掴み、『古事記』や『日本書紀』を分析した本や、個々の神様をさらに掘り下げるなどしてから、もう一度この本に戻ってくると、二度勉強できて、うまみの多い本です。
昔々に作られた日本の歴史書(あるいは、物語)と言えど、随所随所には今も密かに伝統として生活に織り込まれている文化もありま