角川書店のレビュー一覧
-
神から天皇に至るまでの系譜を、当時の天皇のためにまとめた神話集。政治的な側面や教育的な面があり、様々な思惑が詰め込まれて編纂されているのが面白い。また、神々のキャラクターも様々でエンタテインメントとしても楽しめました。
日本人として、知っておこうと思って読みはじめたのに、意外に楽しい読書経験でした...続きを読むPosted by ブクログ -
今昔物語集のダイジェスト。
現代訳のあとに原文、プラス解説というつくりが読みやすい。原文音読するとたのしい!
釈迦誕生から始まる割に、えぐかったりエロかったりな話もたくさんで、人間の性を感じます。
もっと読んでみたいな。Posted by ブクログ -
面白かったです。
清少納言のサバつき具合がいいですねー。
オトメなところもありつつ、ガンガン毒を吐いてます。
五月蠅いガキとそれをほったらかしにする親は、どんな時代もむかつくものですな。
12.12.14Posted by ブクログ -
いとをかし。美しい日本を感じます。
読みやすい現代語訳と原文、解説がセットになっていて、スイスイ読み進めることができます。入門には"ビギナーズ・クラシックス"シリーズは助かるなと思いました。
読み始めてからだいぶ時間が経っているから、前半の記憶が曖昧だけど……
私のお気に入りの段は138段「ヤ...続きを読むPosted by ブクログ -
ビギナーズ・クラシックスと言うだけあって、とても読みやすかった。
最初に訳文があって、その後ろに原文があって、時々コラムや解説等が入るという構成。
先に訳文があると、原文を読んでもそんなに抵抗感がない。
純粋に読み物として楽しめた。
学校の古文で古事記をやったかどうか覚えていないが、
今回初めて通し...続きを読むPosted by ブクログ -
坂口由美子さんという教師の方の解説が非常にわかりやすいです。特に終盤の注釈においては、ご本人の文学に対する造詣の深さが滲んでいると思います。例えば、大伴家持と室生犀星と谷川俊太郎という、時代の異なる詩人たちに共通した心象風景というものを、ほんの数十行でさらりと論じておられるところなど、ただただ心憎い...続きを読むPosted by ブクログ
-
勾玉シリーズの世界を知りたくて、読みました。
思った以上に読みやすく、面白かったです。
古事記の中からいくつかのお話がとりあげられていますが、勾玉シリーズのモチーフになった人物や、エピソードがいたるところに登場するので、勾玉から古事記に興味をもった人にはおすすめできると思います。
古典は難しいかもと...続きを読むPosted by ブクログ -
『本来そうであるべき姿』を強制する社会はずっと変わらなかったから、今もこの物語が生き続けている気がする。女君が内向的になっていくにつれ、男君が社会に順応していくのが対照的。Posted by ブクログ
-
四鏡一の作品。妖怪的長寿、世継の翁&夏山繁樹が語る藤原一族。場面設定、間間に挟まる視点移動がうますぎる。是非全文読んでみたい。Posted by ブクログ
-
表紙がポップですね〜。綺麗です。昔男さんのたらしぶりが楽しいです。字も大きくて初心者には最適。楽しかった〜。最後はしんみり。Posted by ブクログ
-
祇園精舎の鐘の声~は、
誰もが中学生のときに
暗記した覚えがある有名な
フレーズですよね。
角川文庫の古典ビギナーに
向けた解説書です。
今回は平家物語です。
後学のために内容を知って
おきたいという人にも
見せ場がわかりやすく
描かれています。Posted by ブクログ -
原文は少ないが、全部のストーリーは(大雑把とはいえ)書かれているので、他のビギナーズ・クラシックスに見られる原文は多いけど、話飛び飛びとは違ってどんな物語かは大筋知ることができる。
平家の衰退と源氏の隆盛が描かれている・・・それだけ(ぇ
歴史好きにはこういうの読むだけで楽しめるから、中身がどうとか...続きを読むPosted by ブクログ -
一部は教科書で読んだことがあったがこんな内容だったとは…。短いから古文を習っている高校生などが読んでも、古典に親しみがわいてよいと思う。Posted by ブクログ
-
小さい時にみた里見八犬伝の映画が印象的で懐かしくなって読みました.読めば不朽の名作たる所以がわかります.
本書はあらすじを理解するにはよい本です.原文の雰囲気も味わえます.
今後さらに八犬伝に関する文献を読んでみたいと思いました.Posted by ブクログ -
久しく隔たりて より
「才ある人はその事など定めあへるに、おのが身をひきかけて言い出でたる、いとわびし。」
兼好さんに諫められたようで、ひやりとしました。Posted by ブクログ -
ざっくりと平家物語になにが書かれているかが書いてあります.あっという間に読めてしまう分量ですから,ざっと内容を知りたいって人にはいいと思います.Posted by ブクログ
-
3月の西日本聖地巡礼の旅のお供に持っていったのがこの本。原文と現代語訳、解説が読みやすい形にまとまっていて、『古事記』入門書として最適だと思う。日本神話や伝説がたくさん詰め込まれていて、神秘的なのに、ユーモアたっぷりでわくわくしながら読み進めた。中巻から徐々に天皇の王威を強調するような政治色の強さが...続きを読むPosted by ブクログ
-
物語の生みの親、そんなコメントを紫式部は竹取物語に寄せています。
竹取物語は「物語」なので、人の心をわくわくさせるものなのです。
そう考えるとこの物語は、かぐや姫の成長物語であり、その過程での笑い(5人の貴公子たちの失態)や、帝との恋は、読者を惹きつける要素なのではないでしょうか。Posted by ブクログ -
和泉式部は即興で歌を詠むのがうまい人、と紫式部は「紫式部日記」で述べてましたが、本当にその通りだと思いました。Posted by ブクログ