角川書店のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
因幡の白兎を絵本で読んだことがあり、八俣の大蛇とか草薙の剣は名前を知っている程度の知識だが会社の方からお借りしたので読んでみた。
あれあれ?因幡の白兎を助けたのってヤマトタケルではなかったの!?子供の頃の絵本にはヤマトタケルって書いてあった気がするのに(^_^;)
これを読むとヤマトタケルは想像していた人格と乖離があった(^_^;)
一つ一つのお話のハチャメチャ振りがなかなかに興味をそそり面白かった。
しかし人物名がなかなか頭に入ってこない。
先日熊野古道を歩いたが、このヤタガラスの話を読んでいたら少しだけ旅行の楽しさも割り増しされていたかもしれない。
出雲に出かける際は是非とも再読 -
Posted by ブクログ
最近私の中で日本文化や日本人の心とは何だろうということが気になっていて、その流れで万葉集にも触れてみるかと一番易しそうなのを購入。解説には初歩的だけど一般の人は知らないことがきちんと書いてあって、初心者には嬉しい。適切な挿絵やコラムからも読者への配慮を感じた。
一読してみた全体の印象としては「素朴さ」をすごく感じた。どの歌でも湧き上がった感情が素直に表現されている感じ。なかにはこれ単に事実を述べてるだけじゃないかと思うのもあったが、それも含めて飾り気のなさには好印象を受けた。そのほかよかったと思うのは、貴族を中心に千年以上前の暮らしぶりがうかがい知れたこと。平民の歌も収録されていて、比べると -
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読書録「古事記」3
編 角川書店
出版 角川文庫
p35より引用
“ 最初の子に失敗するというのは、東南ア
ジアの神話にも共通する発想で、試練を耐え
抜かなければ成功しないという経験上の知恵
が神話に反映したものという。”
目次から抜粋引用
“天地創造よりこのかた
アマテラスとスサノオの対決と和解
ヤマトタケルの東征
秋山の舌氷壮夫と春山の霞壮夫
ハヤブサワケ王と女鳥王の炎の恋”
わが国最古の書物を、現代語訳と原文の書
き下し文に解説を加えた一冊。
編纂者・太安万侶による序文から第二十三
代顕宗天皇についてまで、出来るだけわかり
やすく書かれています。
上記の引用は、国 -
Posted by ブクログ
こういった…昭和以前の文芸作品みたいなのには苦手意識があったんですけれども、読んでみると割かし現代に通ずる部分もあり…なかなか楽しめましたね!
ヽ(・ω・)/ズコー
早い頃から世捨て人になってしまった兼好さんですけれども…独身のまま生涯を終えられたんでしょうか? 解説を読む限り、そのように感ずるのですが…
こういう世の中から一歩引いた目で世間を見渡してみると…実に様々なことが分かる! ということが分かる書物でしたねぇ…まあ、この人はおそらく結婚には向かなかったのでしょう…。
↑なんか女人に性的な誘いを受けてうまく躱す方法みたいなのを文章にしてしたためていましたしねぇ…女子が苦手だった -
Posted by ブクログ
この前、島根県に旅行に行ったのだが、そこでたくさんの神社などを見た。
出雲大社は「縁結びの神様」という程度の認識しかなくて、もちろん神話も、有名なのを触りだけ知ってる程度。
そんなんじゃ100%楽しめないと思って、かの有名な「古事記」を読むことを決意(もう遅いけど)。
いきなりむつかしいのは手に余るということで初心者向けのこの本を手にとる。
実際読んでみると、神様は個性的な面々ばかり。イザナギとイザナミや、ヤマトタケルなど一度は聞いたことがあった神様がまるで実体をもって動き出すようである。
正直、読む前と読んだあとでは観光地に対する見方が変わるし、何気なく過ぎ去っていた地元の神社にも神様