角川書店のレビュー一覧

  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    3月の西日本聖地巡礼の旅のお供に持っていったのがこの本。原文と現代語訳、解説が読みやすい形にまとまっていて、『古事記』入門書として最適だと思う。日本神話や伝説がたくさん詰め込まれていて、神秘的なのに、ユーモアたっぷりでわくわくしながら読み進めた。中巻から徐々に天皇の王威を強調するような政治色の強さが...続きを読む
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    物語の生みの親、そんなコメントを紫式部は竹取物語に寄せています。
    竹取物語は「物語」なので、人の心をわくわくさせるものなのです。
    そう考えるとこの物語は、かぐや姫の成長物語であり、その過程での笑い(5人の貴公子たちの失態)や、帝との恋は、読者を惹きつける要素なのではないでしょうか。
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    和泉式部は即興で歌を詠むのがうまい人、と紫式部は「紫式部日記」で述べてましたが、本当にその通りだと思いました。
  • 伊勢物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    伊勢物語、いいですよね。
    歌とか、恋とか。
    現代日本において、メールでポエム書かれたら速攻振りますが、平安時代だからいいのです。
  • 大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    内容は概ね知っていたので、解説やコラムを読んだみたが、興味深く古典の世界はまだまだ分からないことだらけだと実感した。
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    角川のビギナーズ・クラシックスシリーズは大好きなのに、
    この編集者の武田友宏という人は一体なんなの?
    ばかなの?くずなの?しぬの?

    始終長明の人格を攻撃することに狙いを定め、
    どの注釈にも必ず「また自画自賛」とか「また自慢が始まった」とかがつく。
    編集者が長明を嫌うのは分かるけど、
    その嘲りに満ち...続きを読む
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    内気で人付き合いが苦手だけど、プライドは高い。そんなリアルな紫式部の姿や、爺バカ丸出しな道長の姿が見てとれて、大変面白い一冊。
  • 古今和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ビギナーズ・クラッシックスシリーズということで、ルビつきの原文・訳文に加え丁寧な解説があり、とても読みやすいです。

    古今和歌集といえば、なんといっても「仮名序」。秀逸です。思わず暗誦してしまいました。

    また、「桜花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける」(八九 紀貫之)は、その様子が鮮やか...続きを読む
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ずっと読んでみたかった『とりかえばや物語』。
    いきなり古典は難しいので、ビギナーズ版から。

    主要な場面を抜粋して、前書き(状況説明)と現代語訳、原文、解説の順に載せてくれている。非常にわかりやすく、興味が持てる構成になっている。
    とくに現代語訳のあとに原文があるから、内容が頭に入った状態で原文に当...続きを読む
  • 太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    南北朝時代がこれほどの動乱の世であったとは知りませんでした。楠正成の活躍と悲劇はほんの取っ掛かり、そこから更に血腥い抗争が延々と続く。どこまで史実かは別にしても、これでは民心もさぞ荒んでおったろうと思われました。
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    名文『ゆく川の流れは…』で始まる、解説付古典的エッセイ。
    時代が変わっても天災は変わらないことが伺える。
  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    古典初心者向けの「万葉集」。
    抜き出された歌の数は少ないが、解説が易しく丁寧で読みやすく、まさに初心者向け。文字サイズも見やすい。
    図版は白黒で数も多くはないが、歌に詠まれた草花などがイラストで紹介されている。

    関連した歌を続けて紹介したり、代表的な枕詞がコラムで解説されているなど、全体的に読みや...続きを読む
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    有名だけど読んだことのなかった古典。。
    原文と現代語訳がセットになってるので読みやすかったです。
    前半のシッダルダの人間性のでている章や、中国部分の話も面白かったし、日本の部では、平安?当時の考え方が出ていたり、笑い話としての説話も入っていて、非常に面白かったです。
    いつか全部の説話を読んでみたいと...続きを読む
  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    有名な俳句が多いので、なんだか聞いたことがあるフレーズが結構あります。句を読んで、解説を見て意味を知り、そしてもう一回、句を読んでみると、なんとなく深い味わいを感じます。写真や絵で補っている点もいいですね。
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    古文の言い回しを見る前に、現代文で説明してあるので、拒否反応が和らぐのかもしれませんね。古文に馴染みが無くても読める本です。昔の文化で解りにくいものは絵で補ってあったりする点も初心者にはお勧めです。
  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    友達が読んでいるのを見て、古典を今読んだらどうだろうと感じ、トライ。
    名歌を集めただけあり、授業で聞いたものや、どこかで聞いた事のあるものも。1つひとつの解説を読むことで、詠み手や受け手の関係性、時代背景を想像しなが、読み進められます。こうして読むと、日本史をもう一度学びたくなります(*^^*)
    ...続きを読む
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    解説がなかなか面白く、「古典に触れて欲しい!」という訳者の心の声が聞こえてきそう。
    特に5人の求婚者が現れたところの解説は吹いたw

    竹取物語って実は部分しか知らない人が多いみたいで、皆さんも子供の頃を思い出すのにちょっと読んでみてはどうですか?
    新しいかぐや姫の世界がひらけるかも。
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    紫式部の宮廷生活での日記。登場人物の周囲の物事とか上手く解説されていて読んでいて楽しい。紫式部の人物像や成長、宮廷の雰囲気を感じ取れました。
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    今昔物語のおもしろい話をまとめてあります。現代語訳 原文 解説があってとてもわかりやすく入門者に親切な内容でした。

    世俗的な内容が多くて笑える話もありました。特にイケメンが冷たい女にてひどく振られる話や浮気症の夫を懲らしめる話が面白かったです。「今昔物語自体が面白い」という印象です。

    解説の...続きを読む
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    女君は女の姿に戻ってから幸せになれたのか。
    そうじゃない気がする…。
    奇抜な発想の物語だけど、(当時において)典型的な女性像に疑問を呈しているとも言えるお話。

    ビギナーズクラシックスは表紙がどれも可愛いから好き。