角川書店のレビュー一覧
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今昔物語のおもしろい話をまとめてあります。現代語訳 原文 解説があってとてもわかりやすく入門者に親切な内容でした。
世俗的な内容が多くて笑える話もありました。特にイケメンが冷たい女にてひどく振られる話や浮気症の夫を懲らしめる話が面白かったです。「今昔物語自体が面白い」という印象です。
解説の中にもありましたが9〜11世紀当時は女性もかなり男性と対等な立場で恋愛などしてたことが良く分かります。時代劇で目にすることの多い戦国・江戸時代の男女関係とは一味違った様子が印象に残りました。
昔の人々と我々の価値観が違うということと同時に、ところどころ「笑いのツボ」を共有できそうだということを実 -
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「上代」という言葉を聞くだけで、上流階級のみに許された高尚な世界を想起してしまったが、そんなことはなかった。庶民の歌はもちろんのこと、上流階級の人々の歌も、今でも「分かるなァ」と感じられるようなテーマが多く、どんどんn感情移入してしまう。胸が熱くなることもしばしば。
相聞歌などはその典型と思う。額田王と大海人皇子のやりとり、磐姫皇后の嫉妬からは相手を想うストレートな心、大伯皇女と大津皇子や穂積皇子と但皇女からは、どうすることもできない別離の悲痛を。千年以上昔の、それも数十文字で構成された言葉がここまで現代に生きる私達の心に染みるのかと驚かされる。
学ぶべきことだと思ったのは、季節に関する -
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50代の方から頂いた手紙の終わりに、和歌が書いてあるのがかっこよかったし、素敵でした。私もお返しに書いてみようと手に取った1冊。“秋山の 木の下隠り 行く水の 我こそ増さめ 思ほすよりは”その時は恋してましたので、“秋山の木の落ち葉の下を、隠れてそっと流れていく水のように、表には見えないけれど私の方こそ、より深くお慕いしています。あなたが私を思ってくださっているよりも”な〜んて、お姫様気分をおもいっきり味わいました。最近家庭教師を引き受けたの件もあり、歴史を学びなおしていると万葉集がおもしろい!!遷都によって朽ちていく以前の都の虚しさを詠んだもの、有間の皇子が囚われて詠んだもの、弟を殺された大
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角川ソフィア文庫の『ビギナーズ・クラシックス』シリーズ。
例によって、原文、現代語訳、解説の3点セットです。
原文が全文掲載されているのが嬉しいポイントです。
寸評やコラムもややコンパクトではありますが、名所旧跡におけるエピソードや芭蕉が引用する古歌や古事について解説されています。
現代語訳については、適宜必要な語が補われながらの訳となっており、わかりやすく文意が取りやすいと思います。はじめの一冊として読みやすいものです。
一方で、わかりやすさを重視した分原文の意味や雰囲気を損なうことがしばしばあったのがやや残念でした。また、これは個人的な好みなのですが、原文にない捕捉事項については括弧 -
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古典作品を初心者向けに分かりやすく紹介する角川文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズから「おくのほそ道」。通釈つき現代語訳→総ルビつき原文→解説・コラムの構成がとても分かりやすく、とっつきやすい。巻末の付録では、より詳しい他の本・資料の紹介や芭蕉の足跡を辿る旅程図、年譜を紹介。
私はいま転勤で岩手県南部に住んでいるが、この辺で有名な観光地に行くと至る所で松尾芭蕉ゆかりの何々とか句碑だったりを目にするので、改めてお勉強。
「おくのほそ道」は、万葉集や古今和歌集などの古歌に用いられた歌枕 聖地巡礼の旅。
無知すぎて恥ずかしいのだけど、「松島や ああ松島や 松島や」って近代に作られた観光用のコピー