あらすじ
明治の吉原を舞台に、揺れる少年少女の恋心を描く、永遠のベストセラー。樋口一葉の流麗な擬古文(原文)に加え、わかりやすい現代語訳でも楽しめる入門書。原文は総ふりがな付きで、朗読にも便利。
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Posted by ブクログ
現代語訳→原文→鑑賞文。
美登利の渡したハンカチ、友禅。
最後の最後に信如の残した白い水仙。
を中心に、少年少女の淡い思いが交錯する。
上記のような小道具にくらくらしつつ、ショタな正太郎、ワルな魅力の長吉、ボンヤリの三五郎というキャラクターにも魅了される。
全体を通して「きっぷがいい」という表現が浮かぶ。
Posted by ブクログ
言わずと知れた一葉の代表作。
女主人公の美登利と横町の寺の御曹司の信如の対比は真に見事である。そして美登利と信如、物語に登場する子供達の行く末を案じる終わり方だ。
物語の内容は置いておき、この書籍について言えば、まず現代語訳があり、原文がある。その後に更に寸評があり初心者にとって大変わかりやすく考えられている。
現代語訳はあくまでも「解説文」と捉えるのが良い。それは一葉の書いた文章のもつ良さを現代語訳で伝えるのは難しいからである。
しかし、いつ読んでも一葉の文章は流麗で美しい。
Posted by ブクログ
原文ばかり読んでいるとどうしても眠くなってきてしまうので、いったん現代訳だけで読み終えました。
みどりと信如のまだ大人になりきれてないやりとりと相手の気持ちがわからなくて誤解を生んでいくさまがそれぞれ描かれていて、今でもあるあると思ってしまう部分がありました。
最後は恋の余韻を少し残したままそっと終わる感がいいです。
Posted by ブクログ
すいです。
「たけくらべ」の、原文と、現代文と、解説と、ちまちまイラストがあるから、とってもわかりやすい!私でもわかる☆
さすがビギナーズクラシックなのでした!
続きは後で