西條奈加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昨年読んだ『涅槃の雪』で本格的な時代小説の書き手の一人と見直した西條さん。
なんか、読み進むにつれて印象が変化する作品でした。
最初はキャラを立てた軽めの捕り物。八丁堀同心を父に深川芸者を母に持つおきゃんな長唄師匠のお蝶と、母親違いで父の後を継いだ兄の嫁、いつもしとやかな笑顔だがとんでもない方向音痴の紗十の義姉妹が主人公。
しかし何やら裏に流れる物が見え始めて、世話物として進めながら最終章あたりでその解決に持って行く本格的な時代ものに化けるのかな?と思ったら、真ん中より前あたりで裏が表に変わって結局はアクション性の強いチャンバラ物っぽくなりました。
ま、エンターテインメントとしては十分に楽しめ -
Posted by ブクログ
西條奈加さんといえば、やっぱり『金春屋ゴメス』の印象が強く。
この作品は「お蔦さんの神楽坂日記」という副題が付いていますが、元芸妓でシャキシャキのお蔦さんと、孫の中学生の少年を主人公にしたライトミステリーの短編集です。
台所に立たないお蔦さんの食事の世話ため、北海道に転勤になった両親が、料理のできる孫を残して行ったという設定で、少年の作る料理(同級生の女の子に頼まれてお菓子を作ったりもしてます)がなかなか美味しそうです。
祖母と孫の組合せが一つの特長ですが、ごくごく普通のミステリー。本文中に料理のレシピが出てくるのも、最近よく見かける傾向ですし。
西條さんはあまり読んでないのですが、いろんなタ -
購入済み
ヘイト 軍国肯定マンガ
日本本
最低です。
嫌韓、嫌中を扇動し
戦争を美化して靖国肯定。
新撰組を奉ろうがいかなる戦争も
合法的な殺人にすぎない。
そこを問わずしてただ美化のための
理屈をこねても作者をサイコパスとしか感じない
戦争が戦がなかったとしても
何らかの現在は存在しているんですから。
そもそも作品としてもキャラは立っておらず
コマ割も下手。
読みにくいこと極まりない -