山口恵以子のレビュー一覧
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東京都中央区佃。江戸時代から庶民の町として栄え、現代でも旧佃島地域は昔ながらの人情と風情のある古い街並みで知られている。
そんな佃で2人のおばちゃんが営む食堂兼居酒屋を舞台にしたグルメ&ヒューマンドラマ。『食堂のおばちゃん』シリーズ 11 作目。
5話構成で、第1話が表題作。
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山口さんの作品の中では最も好きなシリーズだけれど、今回はいただけなかった。
それは、作品の売りである人情を描くための「タメ」が足りなかったからで、珍しくバランスがよくない構成だったと思います。
本巻のメインは第5話に配された万里の巣立ちでしょう。
はじめ食堂の -
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元占い師のアラフォー女性、玉坂恵が営むおでん屋「めぐみ食堂」を舞台に繰り広げられる婚活狂想曲。シリーズ7作目。全5話。
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本巻での中心は浄治大学経済学部の播戸慶喜教授の婚活。研究実績や人柄はすばらしいのに外見がイケてない播戸教授の御縁を恵がどう導くのかがポイントでした。
正直、多少の不満は残りました。
てっきり、ボランティア特定班・沢口秀との仲を、恵が取り持つのではと ( そういう筋立てにしてくれるものだと ) 期待したのですが、藤原海斗のAI婚活が結んだ縁での結婚に落ち着いてしまいます。
心情的には播戸のひとめぼれを叶えて欲しかっただけに残念で -
Posted by ブクログ
月刊誌で「食堂のおばちゃんシリーズ」を読んでいるので、本屋でこの本を見つけ購入。
主人公の朝子はオペラ歌手を目指すが、扁桃腺手術で断念。音大のピアノ科の助教授に憧れるも夢破れ、海に入水と間違われて助けられた勝弥に声優を勧められる。旅館の跡取りとして見合いの日に逃げ出して、NHKの声優試験に行く。そのまま家出して住み込みで喫茶店に勤める。偶然、勝弥に再会し、一夜を過ごした事で結婚へ。両親は激怒するも、勝弥が工場の跡取り息子なことと、国立大学を出ている事でコロッと手のひら返し。勝弥が他の女三人と関係持つものの、相手が玄人という事で母親は問題にせず。
ほんの初っ端から、怒涛の展開。親も子もいい加減、 -
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文庫なんだけど、つい昨年に書かれた作品が読める。雑誌連載に書きおろしを加えて単行本なしで文庫で発売するって、かつて角川文庫で文庫の常識が変えた角川春樹の作戦かしらん。たしかに、こういう軽く読める作品が廉価で手に入るってのはいい。
けっこうこのシリーズもおなじみの登場人物が増えてきて、メイ・モニカー・ジョリーンの3人組の出番がここんとこ少ないな。パン屋の姉弟も存在としては出てきたけど本人たちは今巻では顔見せず。
今巻で存在感を出したのは、ストーカー騒ぎを治め、落ちぶれた昔の恋人をバッサリ斬った瑠美せんせいかな。いつもどおり安定のほのぼの感でごちそうさまでした!