あらすじ
新小岩駅南口、商店街の路地裏にある居酒屋・米屋。
ここには、甘酸っぱい初恋やピリ辛の下積み時代、ほろ苦い嘘や挫折など、人生の喜怒哀楽にそっと寄り添い、あなたの背中を押してくれる美味しい料理とお酒があります。
素敵な出会いと切ない秘密、読めば必ず元気になれる、ちょっと不思議で温かい居酒屋物語、待望の第2弾。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前作が面白かったので手に取りました。
「いらっしゃい」の後に沓掛のおじさんが入ってきて彼の仕事の話が少し入っているところがいつも好きです。
第三話「煮しめた羽織」のおじさんの粋っぷり! カッコいい!
次作も楽しみです。
Posted by ブクログ
水戸黄門的なパターン化した展開だが、悩めるお客さんが、秋穂と話すことで前進できるところがいい。こういうヘルシーかつ美味しい料理で入りやすい居酒屋が近所にあるといいなと思った。モツ煮の好きな私は、煮込みを食べたいと思いながら読んだ。
Posted by ブクログ
こちらシリーズ化バンザイ!!
アンシンして読めるお話。
料理が簡単。
塩昆布パスタも鯛の湯漬けもレシピすぐ覚えられます。
ありがとうございます。
Posted by ブクログ
前作を読んだ時、シリーズ化してほしいなあ、と思っていたらすでに今作が出ていた。
とても嬉しい。世界観はほとんど変わらないが、タイトル通り幾分スパイシーな内容となっているのが特徴か。米屋に辿り着くのもいい人ばかりではないようで、気持ちが荒むと人生もねじ曲がってきてしまうのかもしれない。女将と米屋の料理に正気を取り戻し、本来の性根の良さを取り戻してゆく訪問者達。結ぶべき縁と離れるべき縁に気づくことで、それぞれの進むべき道が開けてゆく。まさに救いの場所であるのだろうなあ、この居酒屋は。
すでにシリーズ3の発売も決まっているようで、今から非常に楽しみである。
Posted by ブクログ
『ゆうれい居酒屋』シリーズ第2弾!
第1弾も面白かった(そうでなければ、第2弾を購入して読むこともありませんでした)のですが、本書からはそれ以上の喜びを受取りました。
パターン化していると言えばその通りですが、逆にそれが「良い味」と「安心感」をもたらしていると思います。
つまり、私が『ゆうれい居酒屋』シリーズに求めているのは、”ソレ”だということなのでしょう。
とりわけ、第四話と第五話は秀抜で、青山美智子さんの作品を思い起こさせました。
次回、本屋さんに立ち寄った際には、『ゆうれい居酒屋3』を持ってレジに向かっていることでしょう。
Posted by ブクログ
そこは商店街の裏通り。現在では整骨院になっている土地は、かつて米屋という居酒屋があった場所だ。
今から30年前に女将が亡くなり店も人手に渡って久しくなるが、今でも夕方になり悩みを抱えた人が通りかかると、米屋は忽然と現れるという。そして、悩める人は誘われるように暖簾をくぐる。
さて今夜、女将の心づくしの酒とアテに邂逅する客の抱える屈託とは …… 。
東京葛飾の新小岩にある居酒屋が舞台のオカルトファンタジー。『ゆうれい居酒屋』シリーズ2作目。
◇
いつものようにうたたねから覚めた女将が軒先に暖簾を上げると、さっそく常連客の沓掛音二郎が、それから少し遅れて井筒巻が来店。 ( 実は2人とも冥界の住人。ただし本人たちにはその自覚はない。)
3人で世間話に花を咲かせていると、遠慮がちに1人の客が入ってきた。
その一見客は理知的な雰囲気を持つ初老の男で、かなりの長身だ。子供の頃、このあたり ( 新小岩 ) に住んでいたと言うのだが……。
( 第1話「昆虫少年のあこがれ」)全5話。
* * * * *
今回もほっこりとした人情話、楽しめました。特に、自分の存在が知らず知らずのうちに人の人生に大きな影響(もちろん好影響です)を与えていたというエピソードを揃えていて、感動的でした。
それにしても、女将の秋穂さんは地味だけれど魅力的な女性です。
まず、抜群のカウンセリングマインド。女将が共感を示す応答を控えめに返すだけで、悩める客は問わず語りに胸のうちをさらけ出してしまう。理想的なカウンセラーだと思います。
また、必要とあらばアドバイスや激励も厭わないけれど、それが実に的確で説得力に満ちている。 ( さぞ立派な教師だったんでしょうね。)
最後に、「ざっかけない」アテの美味しそうなこと。簡単料理なのに、工夫と発想の妙で見事な一品ばかりです。
女将1人だけで店を切り盛りするところは『婚活食堂』と同じ。でも袋小路から抜け出せずにいる人を救うこのシリーズの方が『食堂のおばちゃん』に近く、個人的には好みです。
ところで、第2話「謎の漢方医」に有名な占い師の尾局與が(名前だけだけれど)登場したのは嬉しかった。聞けば、秋穂女将が幼い頃に尾局與の占いで生命を救われたことがあるとか。
この尾局與は『婚活食堂』の主人公、玉坂恵の師として登場するので、いつか恵女将が米屋を訪れることがあればいいなあと思います。
ともあれ、まだまだ続きがあるようなので楽しみです。
Posted by ブクログ
第三話めの煮しめた羽織で、号泣してしまった。
出てくる咄家の方の人間の良さが滲み出ていた。
死んだ師匠の法事に、早く出世した弟弟子の前には師匠から貰った大切な羽織とその後の歩みで得た野球帽を被って行く主人公の姿。そして大切な相棒からの主人公を思いやる気持ち。
お互いを思いやるってなんて素敵なんだろう。
それも主人公の、人の良さから得られるからだろう。
私も仕事で、大成しなかった。
でも、この主人公の職業人生みたいにかけがえのない、羽織と野球帽を手に入れたい。
Posted by ブクログ
このシリーズ本当に好きです
毎回同じ展開なんです ほぼ それがいいんです
最後に秋穂にお礼を言いにくる人たちに、おかみさんはゆうれいなんだよ
と4人で伝えるところも、毎回ほぼ同じフレーズなのも そこが良いです!!
Posted by ブクログ
とりあえず新小岩に行きたくなった。
私にとっても思い出の町。
第1章からパンチの効いた人情ドラマで良き。
ワンパターンのやり取りにも慣れたもので多少飛ばして読んだりしたけど一気読みできる作品。
Posted by ブクログ
今回も秋穂に救われた人達が明るくなって帰っていく姿にほっこりしました。
秋穂とお客さんの会話に若干のズレがあるのが、読んでて時代が違うんだと改めて感じました。ジュリアナとかバブルとかって言葉がまさに30年前の会話ですよね。
Posted by ブクログ
昆虫少年のあこがれ/謎の漢方医/煮しめた羽織/
無理偏にげんこつ/スパイシーな鯛
あとがき/「ゆうれい居酒屋2」時短レシピ集
店主も幽霊なら居酒屋も幽霊なのか?何で違和感なく飲食できるんだろう??
ひょっとしたら、、、ちょっと困っている人には常連さんも座っている過去の居酒屋への通路が開くのかも。
飲食できてお話もできる!
財布の現金も当時のお札に変わるとか? まぁ それはないか……
Posted by ブクログ
ゆうれい居酒屋シリーズ2巻
昆虫少年のあこがれ
謎の漢方医
煮してた羽織
無理篇にげんこつ
スパイシーな鯛
の5話収録
昼寝から覚める秋穂、新小岩の説明、常連のお客さんとのやりとり、一見のお客さんの悩みを解決、後日再訪するも米屋が見つからず鳥松で事情を聞く
までのパターン化された物語。
新小岩の説明と最後のネタバレは毎回はさすがにいらないかなぁーと感じてしまいます。
それに、お礼を言いに居酒屋を再訪するお客さんって、あんまりいないような。
でもおいしそうなごはんは参考になるし、音二郎さんの着物談義はとても好きです。
Posted by ブクログ
安心するいつもの展開
そんな中でも、簡単だけど工夫された美味しそうな料理と人情噺がいい
今回は日本語教師の話が良かったな。
晩節を汚してはいけないってのはその通りだと思った。
逝ってしまった時はその後に自分ではどうにも出来ないもんな
着物の話は毎度新しい事を知れるのが楽しい。
昔の人にとっては常識だったのかな。
Posted by ブクログ
新小岩駅南口にある居酒屋米屋。女将の秋穂の人情深い人柄と気さくな料理で常連さんや新規のお客さんを暖かくもてなしてくれる。
こちらもシリーズ化された作品。楽しみが増えて嬉しい。
Posted by ブクログ
ゆうれい居酒屋シリーズ2作目。
お決まりの流れではあるけれど、それがかえって心地よく読みやすい。
人情ものと言うと簡単だけど、秋穂の優しさとちょっと天然な所も魅力である。
Posted by ブクログ
3冊纏めて購入したが、中々すぐに読み続けられない。苦手な短編とファンタジー系ということか?
自室でうたた寝し、目覚めて階下の居酒屋に行き準備。その後、常連が顔を出し世間話。悩んでいる人々が現れ、悩みが解消して帰ってから再度店を訪ねると30年前に亡くなって閉店した居酒屋と判明。このパターンで淡々と進んで行く。安心は安心な展開なのだが。
それと常連との会話が30年前の時代の会話で、新しいお客との会話が現代なので混乱する。亡くなったはずの常連でも、現在も生きている子や孫が出てくるので、こちらも分かりにくくなる要因。
出てくる料理が簡単でありながら美味しそう。レシピが付録で付いているのは良い。
Posted by ブクログ
自分の知っている街が舞台って、なんか嬉しい。
前回読んだ食堂のおばちゃんシリーズで、ゆうれい居酒屋を探しに行っていたが、そりゃ、困ったないから会えないよなーと、読みながら思う。
優しい幽霊だよね。
でも。。。
読んでいて、あまりに唐突な場面転換があったりする。
例えば、今回の最後の章の定食屋さんのくだりとか。。
え?この定食屋、何?あれ?って、混乱しちゃうんだよな。。。
「こんなものだ」とサラッと読めば気にならないのかもしれないけれど、なんか、唐突すぎるくだりがあるのが気になった。。
Posted by ブクログ
葛飾区の新小岩で居酒屋をしてる1人の経営者その人に話を聞いてもらい、その後また居酒屋に行くんだけど、その経営者は30年も前に亡くなっていた,その時の励まし言葉が心に残り再度訪ねて行く幽霊居酒屋であった。