山口恵以子のレビュー一覧
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イヤミスとまではいかないけれど、読後感がなんともといった作品。決して作品が悪いわけではなく、あまりにも現実的な作品だと感じ、なかなか読んでいて厳しい。舞台設定は昭和ではあるが、現代にも十分通じる内容。
親が子どもに過度の期待をしてしまうのはよく聞く話であり、我が子可愛さがあるので仕方ない部分もある。しかし、それがずっと続くようでは子どもとしても窮屈。親としては一生懸命子どもに尽くしているのに、周囲はなかなか分かってくれない。逆に子どもからすると、いわゆる毒親と言われる存在になってしまう。そうなってしまうと、永遠に分かり合うことはないのだろうなと思う。そうした親子関係を描いた長編。 -
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相変わらず安定のほのぼのぶり。1編読み切りでなく、きな臭さが次編に続きそうなところがあったけどわかってみればほのぼののうちみたいなものだった。
主人公ともいえる二三が安らかに最期を迎えるためには麻薬を使ってもいいんじゃないかと考えるこんな場面があった(p.226)。
老い先短い命なら、麻薬もありなんじゃないだろうか?
不意に、そんな考えが頭をよぎった。
麻薬の力で楽しい夢を見ていれば、老いの孤独も死の恐怖も忘れたまま、安らかに最期を迎えられるのに。
二三も昔、授業でアヘン戦争を習ったし、麻薬が恐ろしい薬だということは充分承知している。しかし、寂しさに耐えて死を待つだけの晩年を送る人が -
Posted by ブクログ
コロナ禍のはじめ食堂。
でも、やっぱり、コロナ禍を全面には描かないよね。
まあ、今年の春頃や、夏頃のリアルな状態での食堂の話は、無理だもんなー。。
相変わらず、出てくる料理が美味しそう。
今回、特に惹かれたのは、ラム、ナポリタン。
ナポリタンならば、手軽に作れるので、明日のお昼にでも作ろうかな(笑)
今回の話の流れで、2話ほど、なんだかしっくりこないなー。。というエピソードがあった。
そこまでしないよなー。。。作られた話だなー。。。という感じのエピソード。
まあ、小説だから、仕方ないんだけど。
色々とあるけれど、みんなが幸せなはじめ食堂の面々。
ハートフルな世界が繰り広げられています。