山口恵以子のレビュー一覧
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読むたびに、
こんなおでん屋さんがあったら常連になりたいなあと思ってしまう。
AI婚活って、ほんとにあるの?
価値観が合うというのは、たしかに大事かもしれないけれど、
価値観の違いから、新しい発見があったり、
新鮮味を失うことがないという部分もあるんじゃないかと思うんだけどな。
というのもまぁ、これもわたしの価値観でという話なので、
出会いが少なくて、結婚を真剣に考える人ならば、
そういう手段はいくつ試してもいいと思うよ。
結局、AIにオススメされて選ぶのも、やめるのも、
決めるのは自分なのだから。
愛正園の子ども、新にも新しい縁が。
少しずつ歩み寄っていって、いつか本当の家族になれたら -
Posted by ブクログ
食堂のおばちゃんシリーズ第9弾。
今回取り上げられている料理も大好きなものばかりで
『ああ、こんな食堂が身近にあればなぁ……!』
と思わされれました。
(これ、毎回思ってる)
時代はコロナ渦真っ只中。
チラホラと話題に上がる不況の話題も
今はまだリアリティがあり過ぎて少し苦しさを感じた。
リアリティを感じてしまうあまり、ビュッフェスタイルで行われる忘年会のシーンでは衛生面を心配してしまったり。
こういう思考にすぐ至るのはリアルタイムの人間ならではだろうなと思うと同時に
1日も早く「こんな時代もあったね、あの時は大変だったね」と思い出話にできる日が来て欲しい。 -
Posted by ブクログ
昭和二年、伯爵家の令嬢トコの遊び相手として屋敷に通うミコ。敗戦後の日本を生き抜く二人の光と影が感動を呼ぶ、大河ロマン。昭和二年、六苑伯爵家の令嬢・燈子(とうこ)の遊び相手として、小石川に居を構えるネオ・ルネッサンス様式の洋館に通うことになった、六苑家の職員の娘・美桜子(みおこ)。ふたりはトコとミコと呼び合いながら、主従を超えた愛憎関係に結ばれ、その後90年にわたる激動の時代をともに生きることになる-―
二人の運命はからまり、傷つけあいながらどこに終着するのか。敗戦後の日本で数奇な運命を辿りつつ、気高く生き抜く女性の強さが心に響く大河ロマン。 -
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ネタバレ「食堂のおばちゃん」シリーズ第10弾。
前回は、コロナによるパンデミック真っ只中での、なんとはなしに落ち着かない気分で読んだ。
作品中にも、僅かに翳りが見えていた気がする。
今回は、すっかり元のパワーを取り戻した感じ。
季節も秋から冬へのエピソードを扱い、特に美味しいものがたくさん。
「はじめ食堂」は、メインはもちろん、副菜も、ワンコインの麺類も、季節感たっぷりでとても美味しそうだ。
日常のしあわせを感じる。
今回は、「食べられないものが多くて悩む子供とその親」
「一人暮らしの老親が無くなった後の空き家の問題」
「外面ばかり見栄をはり、心根の卑しい男たち」
などが問題として取り上げられる。