山口恵以子のレビュー一覧
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東京葛飾の新小岩にある居酒屋が舞台のオカルトファンタジー。5話からなる連作短編集。『ゆうれい居酒屋』シリーズ第1作。
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米屋(よねや) は下町の商店街にあるごく普通の居酒屋さん。店を1人で切り盛りするのはごく普通の女将さん。出てくるアテはモツ煮込みなどのごく普通の小料理。常連客は商店街のごく普通の人たち。
ただ1つ違っていたのは、女将も店も常連客もこの世のものならぬ存在だったのです。
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そんなラノベ風のコメディのような初期設定なのですが、そうならなかったのは、作者ならではの仕掛けの賜物でした。
女将の秋穂がうたたねから覚 -
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英国大使として赴任していた伯爵家のお姫様だったトコこと六苑燈子と、六苑伯爵家に仕える家扶を父に持つミコこと寺井美桜子との二人の90年間の関係を綴った物語だ。
大使赴任地の英国から帰国した六苑伯爵家の一人娘のトコは、日本語もままならない世間知らずのお姫様そのものだった。
そんな理由から遊び相手として活発なミコにそのお役が任され、二人は交際しながらお互いに語学をも学び合うこととなる。
伯爵家の大規模な洋館は、ミコからすると広大なお城のようで、そこに住むトコに憧れと嫉妬心を抱きながら、それ以上に深い友情を育み、異次元のお姫様と明るく活発なトコとのお付き合いの様子が、少女から老齢になるまで描かれる。
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Posted by ブクログ
食堂のおばちゃんシリーズ、もう4作目。
今回は、登場人物たちにとっての変化は、二三の娘要が、勤務先の出版社で歴史小説の大御所先生の担当になったことくらいだろうか。
万里も料理人としての自信をつけてきて良い感じだし、一子と二三は相変わらず。
歳の離れた叔父に憧れを抱いている女性に対して、一子が言った言葉が、ちょっと泣けたなぁ。
歳をとるということは、十年前にできたことができなくなる、五年前にできたことができなくなる、そして昨日できたことができなくなるということだ、と。
最近、よく考える。60代半ばの私の母、十年後は同じようにいてくれるのだろうか?と。
歳をとるということ、出来ないことが増えて