佐伯泰英のレビュー一覧
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まだまだ、頑張って貰わねば……
流石の小藤次も、寄る年波には勝てず、逃走した駱駝を捕まえようと、落馬して、腰を痛めてしまう。周りの勧めもあり、久慈屋の一行と、熱海の湯治に出かける。痛めた腰も完治し、これで、もう十年は、大丈夫とは、本人の弁。まだまだ、悪人を、バッタバッタと、薙ぎ倒して貰わなければ。
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剣術指南役に。
いつも通り、バッタバッタと悪人を薙ぎ倒し、スッキリ爽快。そして、旧藩主の願いを受け入れ、月に、一、二度、剣術指南役を引き受ける。「剣術の稽古を欲した時だけ、おいでなされ」真に稽古をしたい者だけ、来れば良いという、潔い言葉が良い。駿太郎も、力をつけてきたな。
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一区切り
今回は、しみじみとした話だった。駿太郎の実の父親の埋葬された寺が、探し出されて、育ての親の小藤次、おりょうと、駿太郎で、墓を作る事になり、想いのこもった物が出来上がった。小藤次、おりょう、駿太郎の気持ちにも、一区切りついたのではないだろうか。
猪熊の成敗は、おまけ(笑) -
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波乱万丈
人名に地名、古よりの言い回し、久し振りに、大量の漢字に遭遇。書き取りをしたり、漢和辞典をひいたり、なかなか楽しい。
「赤目小藤次様の来し方は、波乱万丈」
今回も、万八楼の大酒会の騒ぎから、身延山久遠寺のお参り(代参)へ、雑賀衆阿波津光太夫一族との戦いと、息つく間も無い展開に、あっという間に読み終えた。 -
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多事多難
小藤次の周りは、多事多難。
読み手には、面白くて、ハラハラドキドキ、悪者が、やっつけられた時には、気分爽快。でも、当人達には、大変だろうな(笑) -
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若き小藤次の青春抄
若き小藤次の青春の1ページ、いや、事件が2つなので、2ページか。やんちゃをしていた頃の品川の騒ぎから、その頃の朋輩を助ける為の雑司ヶ谷村の顛末。淡き初恋のようなもの……にやにやしながら、読んだ。
さぁ、次は、新酔いどれ小藤次に、取り掛かろう。 -
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「夢を見させてもろうた」
水戸の騒ぎにも、出開帳の騒ぎにも、姑息な悪者が居て、小藤次にバッサリ退治されて、いつも通りに、ざまぁみろとスッキリしたのだが、今回の見所は、三河蔦屋十二代目染左衛門、隠居名勝永が、成田山新勝寺の出開帳の講中惣頭取を命を削って、最後は、気力だけでやり遂げた、という所だと思う。その信心、気迫、死。「夢を見させてもろうた」別れの盃が手から落ちて、上体が崩れ落ちた……涙が止まらなかった。
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話が、だんだん大きくなる。
たかが根付け、されど根付け。その値、三百両!
根付けを巡る、伊達家六十二万石、藩主斉義と三河蔦屋、染左衛門との調停を、小藤次が、望外川荘にて行うという。果たして、その結末は如何に?
ハラハラドキドキと読み進み、円満に解決して、やれやれ。
後は、来春三月の、成田山新勝寺の出開帳を、待つのみ。 -
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めでたし×3
久慈屋の婚礼は、滞りなく済み、小藤次とおりょうは、神前に夫婦の約束を誓う。うづと太郎吉も、ようよう婚礼をあげられるようになり、めでたしめでたしめでたし。
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格好良いね。
信州松野藩のお家騒動を、サックリ片付けて、「それがしは、昔の朋輩に頼まれ、お節介に首を突っ込んだだけでな。礼を言われる事はしておらぬ」う~~格好良いね~~惚れ惚れする。
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ3作目
焼け野原の照降町の復興が始まってきたが、その中で次々と佳乃がアイデアを出し、復興を盛り上げてゆく。梅花花魁との下駄も、職人や色々な支援があり素晴らしい下駄が出来上がり、お披露目も派手には行われる。佳乃と住み込み弟子の周五郎が住む家も他の店に先駆けて完成する。
一方、その裏で弟子の周五郎には、元の藩の派閥の両方から加わるように申し入れがされ、断ると刺客が次々と差し向けられる。これから照降町の復興や師匠と弟子の間は進展するのかという時に、佳乃や他の人々が心配するように周五郎が藩に戻りそうな事件が起きる。
シリーズは後1作のみ。どういう結末か、凄く次回作が気になる。 -
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めでたしめでたし
「赤目様の行かれるところ、騒ぎが降りかかるのは、日常茶飯事、りょうは、退屈をせずに済みます。」おりょうの言葉だけれど、
今回も、先の長崎奉行や唐人達による、偽金作りや、浅草寺の子院34寺の貸地を巡って暗躍する寺社奉行他の悪人達を、バッタバッタと薙ぎ倒し大活躍。老中迄、やって来て、おりょうの歌人としての芽柳派立ち上げの歌会も大成功を収め、めでたしめでたし。
読者の気分もスッキリ、思わず、にんまりしてしまう。 -
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凄いな。
深川惣名主三河蔦屋染左衛門の成田山新勝寺詣でに、付き従った小藤次の働き、凄いの一言。利根川水軍を蹴散らし、成田山新勝寺の江戸御開帳の惣頭取を巡っての陰謀を暴き、染左衛門の命を、守る。「よっ!酔いどれ小藤次、天下一!」だね。最後の熊男は、おまけかな?
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今日も今日とて、小藤次ふらふら
野分の後始末(殺人事件も含めて)から、深川惣名主を助け、須崎村に、おりょうの為の住居を見つけ、その了見違いの元の持ち主を成敗しと、今回も、大忙し。おりょうの住居は、望外川荘(ぼうがいせんそう)、茶室は不酔庵(ふすいあん)と名付けられる。風流なこと。
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凄い活躍
幼女誘拐の犯人を取り押さえ、久慈屋の小僧の更正に力を貸し、歌舞伎の舞台に飛び入りまでしてしまった。善を助け、悪をくじく、小藤次の活躍、とどまる所を知らず。
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またまた、大忙し。
久慈屋の掛け取りの用心棒をして出会った、桜田堀の大河童騒動、偽小藤次との戦い、おりょうのお歌合わせの旅での悪人退治にと、またまた、大活躍。というか、大忙し。次々起きる事件に、読み手の興味も尽きず……
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小藤次は、大忙し。
うづの危難を打ち払い、旗本の馬鹿息子達を、やっつけ、小藤次は、今回も、大忙し。縞太郎、おきょうの仲人……ちゃんと、やれる?早く、次巻を、読まねば。
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胸のすくような活躍。
「赤目様の来し方、久留島家にあった時は四海平穏。ところが、一旦家中から大海に飛び込まれた途端、風雲渦巻く嵐の中に、さらされる運命にあったとしか、思えませぬ」昌右衛門の言葉に、思わず、頷いてしまった。今回も、久慈屋の揉め事に、御金座破りに、悪人を、バッタバッタと倒して、大活躍。胸のすくような圧倒的な強さ。気分もスッキリ、次々、読まねば。
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げっ!出たっ!
げっ!出たっ!気色悪いおじゃる丸!そいつに、おりょう様が、さらわれた。助け出されるまで、途中で止められない。一気に読んでしまった。
しかし、話が、だんだん大きくなる。面白さも、大きくなるけど。 -
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身辺、賑やかで……
「相変わらず、酔いどれ様の身辺、賑やかなようでございますな」と言われた小藤次が、
「それがしが、求めたわけでは無いが、いつの間にか、騒ぎに巻き込まれておるのだ」と、答えているが……
仇討ちの助っ人に、盗人の捕縛に、倒した刺客の残した赤ん坊の面倒をみて、その子の 母親の一族の揉め事に巻き込まれ、勿論、刺客にも襲われて……
本当に、身辺、賑やかですなぁ。それがまた、面白いのですが。