佐伯泰英のレビュー一覧

  • 名乗らじ 空也十番勝負(八)

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    何とも中途半端な八番勝負でした。
    各地の道場で稽古を願う空也の様子は微笑ましいものの、空也滝で対峙した謎の剣術家は意味がわからないし、何故今更になって尚武館に鵜飼武五郎のような中途半端な輩を登場させたのかも現時点ではわからない。
    おまけに佐伯彦次郎は著者と同姓のくせに、悪人ではないけれど人として大事なものが欠けているので、幾ら剣術に優れていても武者修行の最後を飾るに相応しいとは思えない。
    これらはすべて前振りで後から重要な意味を持つようになるのか、、、

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    2026年01月24日
  • めじろ鳴く

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    佐伯泰英さん、301冊目の登録。ここまで来ると惰性と義務感で読んでいるような。
    作者初の短編集。6編あるが、5編は過去に書いたものを一部手直しし、最後の「妻手指(えびらさし)」のみ新作とのこと。5編で明確に読んだ覚えのあるのが「寛政元年の水遊び」のみ。これだけ読んでいるのに、読み漏らしがあるようだ。
    「めじろ鳴く」
    宮本武蔵が主人公。柳生十兵衛の若い従者が、武蔵が隠棲している熊本まで来て十兵衛の手紙を渡す。手紙の返事待ちで一緒に暮らす内に、従者と衆道へ。本のタイトルでもある文言は何とも色事の怪しい状況。この従者が実は偽者で、体をエサに武蔵へ切りつける。読んだ後味はあまり良くない。
    「寒紅おゆう

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    2026年01月06日
  • 青田波 新・酔いどれ小籐次(十九)

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    桂三郎の件といい、鼠小僧ほ件といい、これまでは巻き込まれながら渋々問題解決に乗り出していた小籐次が、やけに積極的になった。
    確かに良い話なんだけど、己れの高名や権力者との関係を利用しているきらいもあり、少しモヤモヤする。

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    2025年12月20日
  • 夢よ、夢 柳橋の桜(四)

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     最後の展開が思いの他、違っていたが、桜子の意思は貫き通した❢❢

     迷いながら進む姿、純粋な心、強い意志、感動します。

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    2025年11月09日
  • 幼なじみ 新・居眠り磐音

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    居眠り磐音シリーズをずっと読んでいました。
    いつの頃からか、この著者の書く文体がしっくりこなくなり遠ざかっていました。
    物語自体はとても面白いです。が、登場人物がみんな、芯が強くて…なんというか自分とは違う世界の人たちのように感じます(まぁ物語なんですけど)。なので、武左衛門さんが1番落ち着くかな(笑)人間味があるというか。
    でも人気があるのもすごくわかります。どんどん引き込まれます。一気に読み終えました。

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    2025年10月15日
  • 夏の雪 新・酔いどれ小籐次(十二)

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    まさかの赤目父子が将軍 家斉に拝謁して、小籐次は大酒を飲むわ、父子で来島水軍流の剣の型を披露するわ、将軍の御詰衆を巻き込んでほの明かり久慈行灯の元で得意の紙吹雪を散らすなどやり放題。形式に凝り固まった江戸城でこんな振る舞いができるもの小説だからですね。
    多くの知人を巻き込んだ大掛かりな川開きの花火は、シリーズを通して読んできた読者に対するサービスみたいなものかな。

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    2025年10月12日
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし

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    綺麗な表紙に惹かれて購入。
    真面目で賢い2人を取り巻く人々の面倒見の良さ。
    みんな良い人。
    意地悪な話が何もないのが良かった。
    萬吉とかえでの未来に幸あれ。

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    2025年09月11日
  • 願かけ 新・酔いどれ小籐次(二)

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    今回の酔いどれ大明神騒ぎは、首謀者が小物のわりに意外な大騒動まで発展した印象です。
    それよりついに駿太郎が実父のことを朧げながら認識してしまったのですが、いつになれば小籐次との間でこの話題が交わされるのだろうか。まあ、そんな事で壊れる親子関係ではないと思うものの、少しは波風を立ててみせるのでしょうね。

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    2025年07月06日
  • 願かけ 新・酔いどれ小籐次(二)

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    小藤次が研ぎ仕事をしていると、拝まれ賽銭まで投げられ仕事を続けることが困難になってしまう

    おりょう主宰の芽柳派歌会で騒動が起こる


    小藤次を拝む酔いどれ大明神騒ぎの黒幕が城中に……

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    2025年06月24日
  • 神隠し 新・酔いどれ小籐次(一)

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    新シリーズは前作から数年後を舞台にスタート。
    またも新兵衛さんが突然消えて、更には駿太郎とお夕ちゃんも誘拐され、どうやら敵は妖術を使う集団である。
    御鑓拝借の四家との確執は全シリーズで解消し、新シリーズは阿波津が敵になるのか?
    駿太郎が子供から成長してきたので、居眠り磐音シリーズの空也のような位置付けになってゆくのかな。

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    2025年06月21日
  • 状箱騒動 酔いどれ小籐次(十九)決定版

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    どこにも理由がはっきり書かれていないのに突然終わってしまった印象です。不完全燃焼ですが、出版社を変えて新シリーズが刊行されているので、引き続き読んでいきます。

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    2025年06月16日
  • おこん春暦 新・居眠り磐音

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    おこんさんは、子供の時からおこんさんなんだなあ〜由蔵さんとおこんさんには、秘密があったんですね。スピンオフの物語では、磐音さんもおこんさんも、もう少し子どもらしい姿を描いて欲しかったかなと思います。

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    2025年06月08日
  • 祝言日和 酔いどれ小籐次(十七)決定版

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    もはや騒動と無縁なはずがない小籐次シリーズとしては、今回は比較的穏やかな巻でした。
    若者たちの結婚を全力で後押しする一方で、おりょうさんからの直接的なアプローチに対しては常に及び腰で情けないところが彼らしいのでしょう。

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    2025年05月21日
  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    パッと目を引く装丁に惹かれて読んでみました。
    時代小説ではあるけれど、情景がわかりやすく、会話もコミカルなものもあり、また字が大きくて読みやすい。また今度、続きは読んでみようと思います。

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    2025年05月19日
  • 新たな明日 助太刀稼業(三)

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    ネタバレ

     毛利助八郎が殆ど出て来ず、神石嘉一郎とのコミカルなやり取りが減ったのが残念だった他、拍子抜けだったり、あまりにも唐突な展開が目立つ完結巻で、やや不満は残る。

     しかしながら、嘉一郎と共に世間について学べたような気がするし、三部作を通しての満足度はかなり高かった。登場人物たちの成長や変化、人間模様が発展していく様が読み応え抜群だったし、時代小説の面白さがぎゅぎゅっと凝縮された三部作だったと思う。

     ――「鞘に刀を納めたまま、この世を平穏に保つ。それが刀の眼に見えない真の力(以下略)」。本当にその通りだと思う。
     争いが続く世界故に、心に響いた。

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    2025年03月22日
  • もどき友成 助太刀稼業(二)

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    ネタバレ

     舞台は江戸へ。助太刀稼業が軌道に乗り、益々冴え渡る神石嘉一郎の剣戟がスピーディ且つ迫力満点の筆致で描かれ手に汗握る。
     剣の修業を通して世間を知り、金にまつわる事件に巻き込まれる内に嘉一郎がさらに逞しくなって来たようで思わず目を細めた。
     恋の予感もあり、目が離せない!

     それに比べて助八郎の情けなさには拍車が掛かるばかり。歩けばトラブルを招聘するから甚だ迷惑極まりないが、何故か憎めない。
     古備前友成が贋物と分かっても愛着が湧いたと言い出したり、へらへらしてても内実妾腹を気にしていたり人間味が豊かだからだ。

     このふたりのやり取りがユーモラスで面白く、ずっと見守っていたい名コンビだと思

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    2025年03月19日
  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    ネタバレ

     剣術修行と聞くと剣の業を磨き強くなることだけを目指すイメージだったが、主人公の神石嘉一郎は剣の業だけではなく、世の中や人生についても剣を通して学んでいくのがとても斬新で面白いなと思った。

     剣術修行するにも、行く先々で必要なのは金、金、金。ところが嘉一郎の性格は金儲けには向いておらず。しかし、金には換えられない様々なものが舞い込んで来る。嘉一郎みたいな生き方を理想としたいなぁ…

     共に脱藩した助八郎とのやり取りがかなりコミカルだし、全体的にコメディ寄りの作風でとても読み易かった。時代小説が苦手だなと思っている人にもオススメ出来そう。

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    2025年03月16日
  • 新たな明日 助太刀稼業(三)

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    嘉一郎の物語も第3巻でハッピーエンド。一応すべてに結末は見せた感じですが、ちょっとあっさり終わったなぁ、という感じ。佐伯先生、まだまだ頑張って書いてくださいね。

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    2025年01月21日
  • 浮世小路の姉妹

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    読書期間;12月10日から12月12日

    たしかに、ひ組など一部の火消し組は、火事を連想させるため、使われないのだろう。しかも、火事を経験した姉妹は、今も何者かに狙われている。火事を経験した人を、どう守るかが鍵になりそうだ。

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    2024年12月12日
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし

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    読書期間;12月2日から12月4日

    今も昔も、地方出身者は、都会など大きな街に憧れを持つみたいです。母を知らずに育ったかえでは、ある人物の運命的な出会いで、京の都に興味を示す。一途ですなぁ。

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    2024年12月04日