佐伯泰英のレビュー一覧

  • もどき友成 助太刀稼業(二)

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    浪人・神石嘉一郎が「助太刀稼業」としてさまざまな依頼を請け負いながら、剣一本で生き抜いていく物語です。
    時代小説らしい泥臭さと人情の機微が凝縮されていて、剣戟シーンは迫力があり、立ち会いの緊張感が伝わってきました。
    剣戟の迫力や人情話の温かさはさすがですが、展開がやや類型的で「先が読めてしまう」場面も散見されました。
    ただ、安心して時代劇の世界に没入できる心地よさがあり、最後には哀愁すら漂う余韻が残るシリーズでした。

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    2026年07月22日
  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    浪人・神石嘉一郎が「助太刀稼業」としてさまざまな依頼を請け負いながら、剣一本で生き抜いていく物語です。
    時代小説らしい泥臭さと人情の機微が凝縮されていて、剣戟シーンは迫力があり、立ち会いの緊張感が伝わってきました。
    剣戟の迫力や人情話の温かさはさすがですが、展開がやや類型的で「先が読めてしまう」場面も散見されました。
    ただ、安心して時代劇の世界に没入できる心地よさがあり、最後には哀愁すら漂う余韻が残るシリーズでした。

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    2026年07月22日
  • 万両ノ雪 居眠り磐音(二十三)決定版

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    やっぱりここは安定の磐音に逃げる。いっこ前に読んでた本が重すぎたので、こちらで癒す。孫一がかつての遺恨の相手の島抜けを知り、捕縛に向けて動き出す。磐音とおこんが江戸不在の中、どんな立ち回りをするのかな~と思っていたら、柳二郎がいい働き。そして最後美味しいところはやっぱり磐音。わかりやすい。帰って早々、佐々木家への養子縁組や今津屋跡継ぎ誕生とかめまぐるしかった。次からはいよいよ佐々木磐音となっての物語のスタート。2385-64

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    2026年05月19日
  • 荒ぶるや 空也十番勝負(九)

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    九番勝負の前に祇園に立ち寄った空也が舞妓の桜子扮する牛若丸の相方として弁慶を演じるとは、ラストが近づいて佐伯氏に遊び心が出てきたのでしょうか。
    鞍馬から小浜、今津で修行した後に竹生島で闘った九番勝負はなんとも中途半端なものでした。
    相変わらず無茶苦茶な佐伯彦次郎といい、せっかくの居眠り磐音シリーズのラストを飾る作品なのに水を差す感じがして勿体無い。

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    2026年05月11日
  • 夢よ、夢 柳橋の桜(四)

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    桜子と小龍太を取り巻く出来事や悩みとして大きな話と小さな話が入り混じって同列に扱われているところが、時代のリアリティかも知れませんが読んでいて収まりが悪い。
    ただ、物語としては面白かったな。

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    2026年04月30日
  • 二枚の絵 柳橋の桜(三)

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    突然話がすごく大きくなったけれど、少し強引過ぎませんか?
    でも空也十番勝負を思い出す長崎での毎日は、それはそれで面白いです。

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    2026年04月19日
  • めじろ鳴く

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    佐伯泰英の短編集って短歌みたいだな

    理不尽な事が多く
    なんとも言えない気持ちで読んだものもあったが
    最後の新作の妻手指は流石だなっと思った。

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    2026年04月16日
  • 名乗らじ 空也十番勝負(八)

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    何とも中途半端な八番勝負でした。
    各地の道場で稽古を願う空也の様子は微笑ましいものの、空也滝で対峙した謎の剣術家は意味がわからないし、何故今更になって尚武館に鵜飼武五郎のような中途半端な輩を登場させたのかも現時点ではわからない。
    おまけに佐伯彦次郎は著者と同姓のくせに、悪人ではないけれど人として大事なものが欠けているので、幾ら剣術に優れていても武者修行の最後を飾るに相応しいとは思えない。
    これらはすべて前振りで後から重要な意味を持つようになるのか、、、

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    2026年01月24日
  • めじろ鳴く

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    佐伯泰英さん、301冊目の登録。ここまで来ると惰性と義務感で読んでいるような。
    作者初の短編集。6編あるが、5編は過去に書いたものを一部手直しし、最後の「妻手指(えびらさし)」のみ新作とのこと。5編で明確に読んだ覚えのあるのが「寛政元年の水遊び」のみ。これだけ読んでいるのに、読み漏らしがあるようだ。
    「めじろ鳴く」
    宮本武蔵が主人公。柳生十兵衛の若い従者が、武蔵が隠棲している熊本まで来て十兵衛の手紙を渡す。手紙の返事待ちで一緒に暮らす内に、従者と衆道へ。本のタイトルでもある文言は何とも色事の怪しい状況。この従者が実は偽者で、体をエサに武蔵へ切りつける。読んだ後味はあまり良くない。
    「寒紅おゆう」
    田舎の庄屋のバカ息子から逃れて江戸へ出てきたおゆう。女性が入れない紅屋に通い詰めて職人になり、三年目にして自分の名前付きの紅を出すことになった。親の死亡で庄屋になったバカ息子が、ヤクザを使って探し当て、新作が完成したのにおゆうは、、。これも悲しい話。
    「虚けの龍」
    田舎大名の家臣で、貧乏な家禄の3男の惣三郎。やる事もなく道場に通い龍虎の龍となり、数々の困難を乗り越えて出世の糸口を掴む。ちょっとだけ希望の持てる内容。
    「手毬」
    酔いどれ小籐次の内容と似通う。娘を殺され妻は自殺した侍が、旧主に訴えるため参勤交代のお槍の先を切り取る。勝ち取った旧主の詫びが実は、、、。これも悲惨な結末。
    「寛政元年の水遊び」
    鎌倉河岸捕物控で読んだ内容。幾つか修正されているようだ。
    「妻手指」
    武者修行に出た父親が卑怯にも殺されたと大阪から手紙があり、道場の次男が江戸から大阪まで訪ねることに。貧乏道場で次男に渡されたのは由緒のある脇差しの妻手指。江戸を出ようとした途端に三人の無頼浪人達に絡まれ、脇差しを賭けて試合することに。大阪へ行かずに、この試合だけで終わってしまった。疑問の残る試合経過と長編予定の書きかけということだろうか?

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    2026年01月06日
  • 青田波 新・酔いどれ小籐次(十九)

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    桂三郎の件といい、鼠小僧ほ件といい、これまでは巻き込まれながら渋々問題解決に乗り出していた小籐次が、やけに積極的になった。
    確かに良い話なんだけど、己れの高名や権力者との関係を利用しているきらいもあり、少しモヤモヤする。

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    2025年12月20日
  • 夢よ、夢 柳橋の桜(四)

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     最後の展開が思いの他、違っていたが、桜子の意思は貫き通した❢❢

     迷いながら進む姿、純粋な心、強い意志、感動します。

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    2025年11月09日
  • 幼なじみ 新・居眠り磐音

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    居眠り磐音シリーズをずっと読んでいました。
    いつの頃からか、この著者の書く文体がしっくりこなくなり遠ざかっていました。
    物語自体はとても面白いです。が、登場人物がみんな、芯が強くて…なんというか自分とは違う世界の人たちのように感じます(まぁ物語なんですけど)。なので、武左衛門さんが1番落ち着くかな(笑)人間味があるというか。
    でも人気があるのもすごくわかります。どんどん引き込まれます。一気に読み終えました。

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    2025年10月15日
  • 夏の雪 新・酔いどれ小籐次(十二)

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    まさかの赤目父子が将軍 家斉に拝謁して、小籐次は大酒を飲むわ、父子で来島水軍流の剣の型を披露するわ、将軍の御詰衆を巻き込んでほの明かり久慈行灯の元で得意の紙吹雪を散らすなどやり放題。形式に凝り固まった江戸城でこんな振る舞いができるもの小説だからですね。
    多くの知人を巻き込んだ大掛かりな川開きの花火は、シリーズを通して読んできた読者に対するサービスみたいなものかな。

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    2025年10月12日
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし

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    綺麗な表紙に惹かれて購入。
    真面目で賢い2人を取り巻く人々の面倒見の良さ。
    みんな良い人。
    意地悪な話が何もないのが良かった。
    萬吉とかえでの未来に幸あれ。

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    2025年09月11日
  • 願かけ 新・酔いどれ小籐次(二)

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    今回の酔いどれ大明神騒ぎは、首謀者が小物のわりに意外な大騒動まで発展した印象です。
    それよりついに駿太郎が実父のことを朧げながら認識してしまったのですが、いつになれば小籐次との間でこの話題が交わされるのだろうか。まあ、そんな事で壊れる親子関係ではないと思うものの、少しは波風を立ててみせるのでしょうね。

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    2025年07月06日
  • 願かけ 新・酔いどれ小籐次(二)

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    小藤次が研ぎ仕事をしていると、拝まれ賽銭まで投げられ仕事を続けることが困難になってしまう

    おりょう主宰の芽柳派歌会で騒動が起こる


    小藤次を拝む酔いどれ大明神騒ぎの黒幕が城中に……

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    2025年06月24日
  • 神隠し 新・酔いどれ小籐次(一)

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    新シリーズは前作から数年後を舞台にスタート。
    またも新兵衛さんが突然消えて、更には駿太郎とお夕ちゃんも誘拐され、どうやら敵は妖術を使う集団である。
    御鑓拝借の四家との確執は全シリーズで解消し、新シリーズは阿波津が敵になるのか?
    駿太郎が子供から成長してきたので、居眠り磐音シリーズの空也のような位置付けになってゆくのかな。

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    2025年06月21日
  • 状箱騒動 酔いどれ小籐次(十九)決定版

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    どこにも理由がはっきり書かれていないのに突然終わってしまった印象です。不完全燃焼ですが、出版社を変えて新シリーズが刊行されているので、引き続き読んでいきます。

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    2025年06月16日
  • おこん春暦 新・居眠り磐音

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    おこんさんは、子供の時からおこんさんなんだなあ〜由蔵さんとおこんさんには、秘密があったんですね。スピンオフの物語では、磐音さんもおこんさんも、もう少し子どもらしい姿を描いて欲しかったかなと思います。

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    2025年06月08日
  • 祝言日和 酔いどれ小籐次(十七)決定版

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    もはや騒動と無縁なはずがない小籐次シリーズとしては、今回は比較的穏やかな巻でした。
    若者たちの結婚を全力で後押しする一方で、おりょうさんからの直接的なアプローチに対しては常に及び腰で情けないところが彼らしいのでしょう。

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    2025年05月21日