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(2023年11月6日から7日にかけて読破)
柳橋で評判の娘船頭の桜子。父・広吉の身を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、大川内道場の棒術の師匠・小龍太とともに、江戸から姿を消した。異国船で出会ったカピタンと娘の杏奈と接して、初めての食べ物や地球儀に柳橋を遠く感じた二人はー。冒険感覚がいい。
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内容(ブックデータベースより)
父・広吉を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、
柳橋から姿を消した娘船頭の桜子と、棒術の師匠・小龍太。
異国船「上海丸」に乗り込んだ二人は、経験したことの
ない食べ物、風物に出合い目を見開かれる。
そんな中、長崎の出島に招かれ、オランダ人の絵描きコウレル
がのこした「二枚の絵」を目にした桜子は、強い衝撃を受ける。
果たして、そこにあった不思議な縁とは?
令和5年8月30日~9月3日
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柳橋の娘船頭である桜子が主人公の、市井の物語りと思ったら、長崎経由の異国行きという展開になってきた。
前作のモヤモヤがずっと続き、見えない敵に追われて若先生と一緒に異国船に乗った。海賊が出てきて戦うシーンが出てくると「交代寄合シリーズ」「新・古着屋シリーズ」に近づいてくる。二人で闘うシーンは座光寺と玲奈を思い出す。
後半にやっと敵の正体が分かるが、追われる原因がハッキリ分からずに、これまた疑問のまま。次作では、敵の巨大さに長崎にも留まれずに、東南アジア方面となる見込み。壮大な物語になってきた。
1作目から出てきたオランダ絵に、桜子が描かれた秘密もやっと明かされる。