あらすじ
新作書下ろし時代小説4巻連続刊行!
吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。涙あり、恋あり、活劇あり。待望の時代小説新シリーズの幕が開く。2023年6月から9月、四か月連続刊行!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
柳橋の桜(一)
なかなか面白かった^_^
母親に捨てられて、猪牙舟の船頭の父親と二人で暮らす桜子。父親の愛情と近隣からも愛されて、たくましく生きていきます。
これからの展開が楽しみです。
Posted by ブクログ
主人公は背が高く美人で棒術にたけた、ひょろっぺ桜子
「一瞬も飽きさせない」という謳い文句の通り、次から次へ新たな話に進み、あっという間に読み終わり。坂崎磐音シリーズを彷彿させる本でした
Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。涙あり、恋あり、活劇あり。待望の時代小説新シリーズの幕が開く。
令和5年7月19日~22日
Posted by ブクログ
長期に続いたシリーズを次々と終わらせた佐伯さんですが、やはり多作な作家なので短めの新シリーズを出して来た。4作シリーズの1冊目。
最初の方は主人公の紹介を兼ねた周辺事情が描かれる。
母親に幼くして捨てられた娘と船頭の父親の物語。小さい頃から父親の船に乗せて貰い、密かに船頭に憧れる。父親に反対されながら、竿に近い棒術の道場へ通うことに。母親譲りの美貌と長身で評判となる。道場で10数年、元々の才能も含めて有数の棒術使いとなり、次々と災難に立ち向かう。
歳の近い親友の友達や、道場の若先生、友達の従兄弟など同年輩の仲間も出来たり、町奉行や幕府の重臣達も出るような事件に出くわしたりと、中々忙しい。今後の展開が楽しみになってくる。