感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「空也十番勝負」の6巻は、五番勝負での中断後、3年ぶりの新作です。
薩摩示現流の武芸者酒匂太郎兵衛との勝負で、空也は瀕死の重傷を負い、意識を失ってしまいました。そんな空也の世話を懸命に続ける長崎会所の高木麻衣のもとに、高麗人の剣術家李遜督が訪ねてきます。二日間空也と二人だけにしてほしいと言われ、不安を抱きつつも受け入れた麻衣。いったい部屋で何が行われるのか。
いやはやこれは、シリーズ再開一発目にふさわしい、驚きの展開。空也のセリフを借りれば、「なんとなんと」ですよ。後半は、まるで映画を見ているようでした。いろいろと語りたい感想はあるのですが、グッとこらえて書かずにおきます。
「終章」と「あとがき」もとても良いので、星5つにしようか迷いましたが、もうちょっと先にとっておくことにします。
Posted by ブクログ
六番目の勝負だが上下を入れて8冊目。前作では相手を退けるが、自身も傷を負った所で終わってから3年も待たされた。数ヶ月も意識が戻らず、江戸で待ち侘びる人々を思い、意識が戻った時の感動は大きい。だが、その後の展開は異国での戦い。まさに「交代寄合」の座光寺での戦いを彷彿とさせ感激が薄れる。次作はどこで戦うのだろうか?
Posted by ブクログ
坂崎空也死す、と江戸の磐音一統は再び焦る
2ヶ月も意識が戻らぬ重傷を剣術家の気を受け
甦ってから誘拐されたイギリス東インド会社
幹部の娘を救いだす・・・素晴らしく突飛な
物語を楽しめるのは佐伯先生存命の間だけ