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Posted by ブクログ
佐伯さんの本の登録は287冊目。付録によれば、この本は時代小説293冊目と言うことでサスペンスものなども読んでいるので、どこかで登録を漏らしているようだ。
これだけ読んでいるので、81才の佐伯さんの作品にどうしても老いを感じてしまう。最後の戦いも相手は何巻にも渡って登場していたのに一瞬で勝負が付いてしまう。壮年の頃はもっと切り結んでいたように思う。また今回も修行はあちこちで行い、中々最終地点に辿り着かない。辿り着いたと思うと又々空也が思い惑う状況。スッキリとした終わりにならない。
このシリーズはこれが最終回だが、やはり多作な作家のため、磐音と小籐次の新シリーズ化を考えているそうだし、全くの新シリーズも4冊出すことが決まったそう。まだまだこの作家との付き合いが続くようだ。
Posted by ブクログ
「空也十番勝負」10巻、十番勝負、ついに完結です。
武者修行を続ける空也は、宇治のめし屋で、京の老舗袋物問屋かつらぎの隠居又兵衛一行と出会い、彼らの大和国室生寺詣での旅に同行することになります。
すると又兵衛、お礼と称して空也を〈徳川一門の官営道場本家本元〉、柳生新陰流正木坂道場へと連れて行き、師範の柳生武大夫を紹介、そこでしばらく稽古をすることに。
そこは実は、重富利次郎&霧子一家と眉月姫たちが空也を待つ姥捨の郷からそう遠くないところ。空也の居場所を文で知りホッとした彼らは、龍神温泉へ湯治に出かけます。
そんな中、姥捨の郷の広場に露天を出す一人の薬売りが。名は千代丸。ん、どこかで聞いた名だと思えば、そう、7巻から登場した、空也と真剣勝負を望み旅をする剣術家佐伯彦次郎と、その小者伴作老が連れている愛鷹の名前ではないか。いよいよ佐伯彦次郎が空也に迫る!
いやもう普通におもしろかった。磐音と空也の物語を読むのが久しぶりだったこともあって、隅から隅まで楽しめました。どのシーンとは言えないけど何度もウルウル。磐音や尚武館道場の人たちはもちろん、おこんさんに眉月姫、武左衛門に柳次郎、幾代さんも、ほんっとみんな大好きです。
空也の武者修行の旅は終わりましたが、このシリーズ、なんとまだ続くようです! いやそうですよね、読者としてはこれの後がいっち番気になるところですから! これの後をこそ読むために生きております。ここで終わられた日にゃ、もう、ほんとに。〈磐音と空也父子の「壮年若年篇」というべき物語〉『磐音残日録』、読める日を心待ちにしております!
Posted by ブクログ
空也の最終巻。佐伯彦次郎との十番勝負はあっさりな終わり方。それよりこれから先に向けての話の前置きのような巻(感)がありました
空也は、自分のことは二の次三の次という人の良さをしっかり父と同じに引き継いぎ人に好かれることはしばしば。だけれど、今は着の身着のままの日々を自ら望んで修行中とは言え、生まれはエリート。そして居眠り剣法磐音と違い薩摩剣技を選んだ空也。そんな空也の激しさと真っ直ぐな性格は、恵まれず歪んでしまった剣術家には受け入り難いもの
空也は迷いを心に秘め、尚武館道場へ帰ります
眉月との会話は青年でなくなった空也で、少し寂しい。隠居又兵衛は由蔵かと思った。修行中に江戸の年寄りたちが健在で終わりほっと安心
Posted by ブクログ
感想
居眠り磐音と空也十番勝負が完結し、とても楽しませてもらった。今後は、筆者の感じる老いとリンクさせて、磐音の晩年を書きたいとあったが、これもまた楽しみ。
作中での磐音の役割はもはや代読のみ!?手紙の度に呼び出されるみんなも大変。
最後の勝負の割に、彦次郎との対決は意外に呆気なかった。利次郎はどんだけ休めるねん、眉月は姫様ながらお供を従えず長旅などツッコミどころ満載だが、シリーズが無事終えて良かった。
あらすじ
空也は近江の茶屋で出会った京都の商人と一緒に大和まで行くことにした。その道中、柳生の庄により将軍家師範として名高い正木坂道場に立ち寄る。最初は道場の威勢に圧倒されたが、そこは他流の良いところを受け入れない形骸化した稽古法に陥っていた。
空也は宝生寺で修行を成した後、大台ヶ原を最終の地と決め、修行をする。そこで佐伯彦次郎と相見え、尋常の勝負をする。
空也はなんとか姥捨の郷に辿り着き、修行も終わりを遂げる。
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