佐伯泰英のレビュー一覧
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ネタバレこのシリーズも大団円ですが~大和へ向かう峠で京の袋物問屋の隠居と知り合った空也は室生寺へ寄進する500両の守り手として旅に加えられた。急ぎ旅ではないと隠居は空也を新影流の道場へと導くが,当初は物珍しい大道場の稽古も停滞気味に見えてきた。薩摩剣法の稽古を嫌い,出て行って欲しい雰囲気を感じた空也は室生寺へと再出発するが,剣術師範を解雇された古参の剣術家を斥け,金を室生寺に届けて,女高野と呼ばれる室生寺の山奥で21日の修行を終え,最後の修行の場を歳末の大台ヶ原と定める。そこには安芸広島城下の道場を出奔して道場破りに明け暮れていた佐伯彦次郎が待ち構えていた。・・・姥捨ての里に左肩に傷を負いながら辿り着
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ネタバレ感想
武家の問題や南町の騒動など、昔を思い出すような町を駆け回っていたかと思うと、妖術を使う百歳を超える丸目高継という強敵が現れ、闘う。
コナンくんが事件に取り憑かれているように、磐音の廻りから闘争は尽きないなぁ。
あらすじ
旗本高家の瀬良家が、御家人の神沼家から、高価な茶器を騙し取ったとして磐音は解決に奔走する。
そんな折、尚武館道場に伝説のタイ舎流の丸目高継と歌女が現れ、磐音が闘うも決着がつかず。
久しぶりに南町の笹塚の捕物に協力し、佐渡銀山から逃げ出した能楽の丹五郎を御用にする。
丸目が家基に取り憑き、家基は高熱を発するが、磐音の活躍により恢復する。磐音は丸目高継と対決し、左腕 -
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感想
磐音と柳次郎が安定し、こてを受けて、武左衛門も安藤家の門番として落ち着くことになった。利次郎の成長が著しく、高知に行ってさらに成長を果たすと期待が膨らむ。
四番目の刺客は薩摩示現流なので尋常の勝負を期待したが、愛甲は意外と姑息であり、勝負も結構あっけなくついた印象。五番目の刺客との勝負に期待。
本巻では、一郎太と菊乃、利次郎と霧子の恋の伏線も張られている。
あらすじ
直参旗本の設楽家の嫡男の小太郎の仇討ち旅に磐音と南町同心の木下一郎太が同行する。小太郎は見事仇討ちを成し遂げ、設楽家を守る。
重冨利次郎が父親に同行して、高知に随行することになった。一方、竹村武左衛門は柳次郎の紹介 -
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ネタバレ感想
磐音は関前藩のため、福岡藩に立ち寄り、箱崎屋との繋がりを強める。一方、品川柳次郎を主役とする番外編的な話が進行し、こちらも目処が立ち、ホッと一息。
本巻は、福岡藩道場での闘いや武芸者との闘いなど、いつもに比べて争闘シーンがちょっと多めかも。
あらすじ
福岡黒田藩に磐音はおこんと降りたった。早速、磐音は藩道場に呼ばれ、腕試しをされる。藩道場での稽古で、藩の元国家老の吉田の信頼を得る。
一方、江戸では当主と嫡男が逃げ出した品川家はお家断絶の危機が迫っていた。柳次郎の幼馴染の椎葉お有が嫁に貰われる先の旗本が賭場を開いていた。町奉行と佐々木冷圓と連携して、取り締まる。
この功績もあり、 -
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ネタバレ感想
本巻は全て関前藩で悪党を倒す話。磐音が藩方と組んで、悪党を一網打尽にする。関前藩レベルでは磐音の相手になるものは見当たらない。安定の勧善懲悪ストーリー。辰平の武者修行が開始され、今後の活躍に期待。
あらすじ
殿の許しを経て、関前藩に磐音とおこんが降り立った。関前藩では、磐音が藩物産所の取締役に就任するとの噂で持ちきりだった。
国家老である磐音の父の正睦に、佐々木冷圓の養子に入ることを報告し、許しを得る。正睦は、坂崎家を存続させるため、井筒家の次男の遼次郎を養子にすることを決める。
そんな中、関前藩では藩物産所を乗っ取ろうと、商人の中津屋が、諸星道場と組んで怪しい動きをしていた。
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佐伯泰英の長篇時代小説『狐火ノ杜 居眠り磐音(七)決定版』を読みました。
ここのところ、佐伯泰英の居眠り磐音シリーズ作品が続いています。
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横暴な旗本との騒動、そしておこんが攫われる!
苦労が続いたおこんの慰労をという今津屋の心遣いで、幸吉たちも伴って海晏寺まで紅葉狩りに出かけた磐音一行。
美しい景色に心を奪われたその席で、狼藉をはたらく直参旗本に出くわす。
おこんに目をつけた旗本たちは、江戸市中に戻った後にも、難癖をつけてくる。
騒動がおさまったと思ったら、また後日、狐火見物に出かけた折にも、おこんの身に危険が迫り……。
おこんを必死に探す磐 -
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佐伯泰英の長篇時代小説『花芒ノ海 居眠り磐音(三)決定版』を読みました。
『奈緒と磐音 居眠り磐音』、『陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版』、『寒雷ノ坂 居眠り磐音(二)決定版』に続き、佐伯泰英の作品です。
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磐音は陰謀の黒幕をたおせるか!?
佐伯泰英×谷原章介 特別対談を収録!
平成最大の人気シリーズ「居眠り磐音」〈決定版〉。
第3巻「花芒ノ海」は、安永二年、深川の夏祭りをめぐって、地元の親分の間で起こった諍いから始まります。
浪人暮らしを続ける坂崎磐音は権造親分への借りを返すために一働きすることに。
そして、国許の豊後関前藩では、磐音と幼