佐伯泰英のレビュー一覧

  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    パッと目を引く装丁に惹かれて読んでみました。
    時代小説ではあるけれど、情景がわかりやすく、会話もコミカルなものもあり、また字が大きくて読みやすい。また今度、続きは読んでみようと思います。

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    2025年05月19日
  • 新たな明日 助太刀稼業(三)

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    ネタバレ

     毛利助八郎が殆ど出て来ず、神石嘉一郎とのコミカルなやり取りが減ったのが残念だった他、拍子抜けだったり、あまりにも唐突な展開が目立つ完結巻で、やや不満は残る。

     しかしながら、嘉一郎と共に世間について学べたような気がするし、三部作を通しての満足度はかなり高かった。登場人物たちの成長や変化、人間模様が発展していく様が読み応え抜群だったし、時代小説の面白さがぎゅぎゅっと凝縮された三部作だったと思う。

     ――「鞘に刀を納めたまま、この世を平穏に保つ。それが刀の眼に見えない真の力(以下略)」。本当にその通りだと思う。
     争いが続く世界故に、心に響いた。

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    2025年03月22日
  • もどき友成 助太刀稼業(二)

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    ネタバレ

     舞台は江戸へ。助太刀稼業が軌道に乗り、益々冴え渡る神石嘉一郎の剣戟がスピーディ且つ迫力満点の筆致で描かれ手に汗握る。
     剣の修業を通して世間を知り、金にまつわる事件に巻き込まれる内に嘉一郎がさらに逞しくなって来たようで思わず目を細めた。
     恋の予感もあり、目が離せない!

     それに比べて助八郎の情けなさには拍車が掛かるばかり。歩けばトラブルを招聘するから甚だ迷惑極まりないが、何故か憎めない。
     古備前友成が贋物と分かっても愛着が湧いたと言い出したり、へらへらしてても内実妾腹を気にしていたり人間味が豊かだからだ。

     このふたりのやり取りがユーモラスで面白く、ずっと見守っていたい名コンビだと思うのだが、次巻で完結とは寂しい限りである。

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    2025年03月19日
  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    ネタバレ

     剣術修行と聞くと剣の業を磨き強くなることだけを目指すイメージだったが、主人公の神石嘉一郎は剣の業だけではなく、世の中や人生についても剣を通して学んでいくのがとても斬新で面白いなと思った。

     剣術修行するにも、行く先々で必要なのは金、金、金。ところが嘉一郎の性格は金儲けには向いておらず。しかし、金には換えられない様々なものが舞い込んで来る。嘉一郎みたいな生き方を理想としたいなぁ…

     共に脱藩した助八郎とのやり取りがかなりコミカルだし、全体的にコメディ寄りの作風でとても読み易かった。時代小説が苦手だなと思っている人にもオススメ出来そう。

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    2025年03月16日
  • 新たな明日 助太刀稼業(三)

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    嘉一郎の物語も第3巻でハッピーエンド。一応すべてに結末は見せた感じですが、ちょっとあっさり終わったなぁ、という感じ。佐伯先生、まだまだ頑張って書いてくださいね。

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    2025年01月21日
  • 浮世小路の姉妹

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    読書期間;12月10日から12月12日

    たしかに、ひ組など一部の火消し組は、火事を連想させるため、使われないのだろう。しかも、火事を経験した姉妹は、今も何者かに狙われている。火事を経験した人を、どう守るかが鍵になりそうだ。

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    2024年12月12日
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし

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    読書期間;12月2日から12月4日

    今も昔も、地方出身者は、都会など大きな街に憧れを持つみたいです。母を知らずに育ったかえでは、ある人物の運命的な出会いで、京の都に興味を示す。一途ですなぁ。

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    2024年12月04日
  • おこん春暦 新・居眠り磐音

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    読書期間;11月14日から11月17日

    若い頃のおこんメインの物語。母親を早くに亡くし、父親と長屋で二人暮らし。奉公に行くのは、心細かっただろうな。

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    2024年11月18日
  • 奔れ、空也 空也十番勝負(十)

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    空也シリーズ完結。

    途中で中断していて、続きが出てると知ってまた読み。

    無事に十番終了してよかったという事と、あとがきを読んで、歳をとった磐音も見てみたいぞ。とも思いました。

    ただ、作者さんもかなりの高齢なので、健康で長生きしていただいて、ぜひ書いて欲しいとも思います。

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    2024年09月22日
  • 八州狩り~夏目影二郎始末旅(一)~

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    2024.08.12
    シンプルイズベスト。
    読者層のニーズに応えていることは間違いない。また、読みやすいことも確実にいえる。

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    2024年08月13日
  • もどき友成 助太刀稼業(二)

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    一緒に藩を抜けてきた馬鹿若様と前作で縁が切れたと思ったら、また纏わりついてきた。藩所蔵の名剣を盗んで持ってきたことから、色々な強盗に付き纏われる。江戸一番の刀剣商で鑑定を試みたら『もどき友成』が判明。もどき若様は親近感もあり、刀を手放せない。付かず離れずの付き合いで、今後も主人公の嘉一郎に祟りそう。
    刀剣商との付き合いができた嘉一郎は、金貸しを兼業するこの豪商の助太刀稼業へ。旗本、大名等への掛け取りに奔走。次から次へと悪人が登場。付き合う人々にもどうしようも無い人達も。目まぐるしく展開が変わって行く。あまりにも変わりすぎて・・?

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    2024年08月12日
  • 異変ありや 空也十番勝負(六)

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    前半は酒匂太郎兵衛との闘いで重傷を負った空也がいかに回復したか。

    後半は上海でのイギリス人少女奪還において、高麗人の長南大と対決し、勝利した。

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    2024年08月07日
  • 神隠し 新・酔いどれ小籐次(一)

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    前の版の続きかな?

    途中から読んでいる感じでイマイチ話が入ってきにくい。

    すでに人間関係が出来上がっている感じ。小藤次もなぜ酔いどれなのか?

    伝説なのかイマイチ納得しかねる。小藤次は何者?

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    2024年07月30日
  • 奈緒と磐音 居眠り磐音

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    感想
    磐音と奈緒の幼少から江戸勤番まで。スピンオフ。

    あらすじ
    磐音が幼少の頃の回想。奈緒が生まれ、中戸道場に入門

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    2024年07月30日
  • 武士の賦 居眠り磐音

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    利次郎と霧子の生い立ちから出会うまでを描く。

    居眠り磐音のスピンオフの第二弾。

    あとがきで後一つ外伝を書いて終わるらしい。世界観が好き

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    2024年07月30日
  • 侘助ノ白 居眠り磐音(三十)決定版

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    重冨利次郎の高知での話。

    小田平助が尚武館道場に初登場。

    利次郎も高知でのお家騒動を乗り切る。尚武館に遼次郎らが入門する。

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    2024年07月30日
  • 朔風ノ岸 居眠り磐音(八)決定版

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    1774年の正月早々の毒殺事件の解決に始まり、豊前藩の商材の助けなど忙しい磐音。

    この頃から江戸家老の利高に嫌われていた模様。修善寺の知行地、中川淳庵を狙う血覚証人の捕物

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    2024年07月30日
  • 風に訊け 空也十番勝負(七)

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    萩に向かい、長崎会所を襲い、海賊行為をした者たちを萩の若者たちと懲らしめる。

    七番勝負はまたもや示現流の使い手だった。江戸の一党は空也の旅が終わりに近づいていると感じる。

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    2024年07月30日
  • 陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版

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    武士から浪人・町人へ変身、日雇い仕事を受けることになる元一刀流剣術士の新たな人生。どの時代でもそうだが、貪欲な悪人が必ず蔓延る。特に幕府幕閣につながる大物が絡むとその解決には犠牲と組織的な仕組みが必要となるが、話は田沼意次が絡む貨幣変革時代だ。崩壊は貪欲さが裏目に出て追い込まれることになる。現代、「裏金」の罪の意識が全くない政治家らを一掃するにはやはり更なる貪欲な政治家が露見する日本の政局異変がない限り改革できるとは思わない。

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    2024年07月10日
  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    佐伯さんの登録は298冊目。作者の年齢もあり短いシリーズが多くなり、このシリーズも3部作とのこと。なお、前回の芋洗河岸シリーズも3作だったが、書き残した分があり、もう一つ追加するそう。
    ということで、このシリーズも始まったばかりだが、展開があちこち散らかっていて、落ち着き先が見えない。
    濡れ衣を着せられて九州の藩を脱藩した主人公だが、藩主の3男が一緒に脱藩するという不思議な展開。この息子がどうしようも無い。ずっと付き纏うかと思ったら、いつの間にか別れた。この3男が持ち出した藩の家宝の刀を追って主人公の元上司が登場。この上司も酷いが、付き纏うと思われた上司もいつの間にか消える。剣術修行と化した主人公。一文無しの主人公を助ける人々が次々現れ、表題の「助太刀稼業」で稼ぐことを思いつく。道場の娘との淡いやり取りが出て来たり、旅の終着はどこに向かうのだろうか?

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    2024年07月09日