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Posted by ブクログ
新たに書き下ろされた、『奈緒と磐音』、『武士の賦』に続く3冊目の居眠り磐音シリーズのスピンオフ短編集。
本編(決定版)と区別するために、本書から、この書き下ろしシリーズを「新・居眠り磐音」と名付けたそうだ。
……またやられたよ。
『武士の賦』のときと同様、この文春文庫の決定版で初めて磐音シリーズを読んでいるあたくし、「主な登場人物」からしていきなり「おぅふ」と軽くのけぞってしまった。
しかしこんなのは序章にすぎず、読み始めてからはもう怒涛の衝撃に撃ち抜かれっぱなし。
いっっっ……ろんなことがネタバレ状態で目の前に陳列されておる。
なんてことよ。
前日に読み終わった23巻では安永7年の正月だったのに、本書一発目の短編ではその2年後が描かれていて、しかもその2年の間にとんでもないことがいっぱい起こってる‼︎
あの方がそうなって、この人とこの人がこうなって、その人とその人がそんなことになっているなんて、嘘だーーーまさかまさかそんなんイヤじゃぁぁ(涙)誰か嘘だと言ってぇぇ(号泣)。
こんな衝撃的な展開がこれから待ち受けているとは夢にも思ってなかった。
『武士の賦』のときは、その後の本編を読むのが楽しみになったネタバレだったけど、今回はこれ、ちょっとどうしてくれよう、この先本編を読んでいくのが怖いわ。
でも今この順番で発売されているんだから、この体験をしているのはきっと私だけじゃないだろう、と、ぐっと踏んばって涙を拭き拭き読みました。
この衝撃は、幸い一話目の表題作だけで済んだ。
もちろん、このメインのストーリーは良い話なんですよ。
いったい誰の祝言なのかと思ったら、品川柳次郎の祝言で、彼らの幸せを心から願う私としては、本当にうれしく微笑ましい、ステキな話です。
この他、4歳のおそめちゃんが経験したひと夏の思い出「幻の夏」、南町奉行所に17歳の大頭与力笹塚孫一が誕生することになった悔しく悲しいエピソード「不思議井戸」、江戸深川生まれの女掏摸あかねと剣術家浪人向田源兵衛の出会いと心の触れ合い「用心棒と娘掏摸」、刀剣の研ぎ師鵜飼百助が磐音を半日だけ雇う「半日弟子」の計5本。
四話目の、あかねちゃんと源兵衛さん、私には初お目見えだったんだけど、これから本編に登場するんでしょうか。
本編で会えることを楽しみに、今後読んでいきます。
一話目に関しては、今後、この展開をしかと受けとめるための心の準備をしておきます……。
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