あらすじ
磐音の友、品川柳次郎がお有との祝言を迎える表題作をはじめ、南町奉行所の名物与力・笹塚孫一がまだ十七歳で謀略により
父親の命を奪われる「不思議井戸」、刀剣の研ぎ師・鵜飼百助が用心棒として半日だけ磐音を雇う「半日弟子」など。
磐音をめぐる人々の運命の一日を描いた5編。
『奈緒と磐音』『武士の賦』に続く「居眠り磐音」の新作書き下ろしは、今回よりタイトルを「新・居眠り磐音」として装いも新たに登場!
感情タグBEST3
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名脇役にフォーカスしたスピンオフ短編集
懐かしく思い返しながらじっくり拝読
清濁併せ持つ笹塚孫一の若き日を描いた『不思議井戸』が特に良かった
時を隔てても本を開くと一瞬で磐音様の住む江戸へと旅することができる
しっかりと記憶のなかに根付いた素晴らしい作品です
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居眠り磐音シリーズの登場人物を主人公にした短編集。
こんな時期もあったなぁと、懐かしく振り返りつつ読むことが出来ました。
磐音の長屋浪人時代の話が最後に入っていて、この人は、最初は強い浪人だったんだよなぁ。と、さらに懐かしくなりました。
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久々に佐伯泰英の本を読んだ。
居眠り磐音シリーズのスピンオフ作品だが、作者に言わせると、本編での登場人物像と年齢などが違っているとか、作品を作り上げるには本編に拘ってはいられなかったようだ。
作者に言わせると「新、居眠り磐音」だそうだ。この後も新作が続くことを祈るしかない。
さて内容は、5話の短編が語られる。
それぞれ登場しては居なくとも、磐音の存在が漂う話となっている。
全て、とても素晴らしい。
久々に、グッとくる本だった。
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スピンオフ第三弾は、レギュラー陣の中でもマイナーな部類に入る人たちの過去にまつわるお話。
ここまでくると、本シリーズのエピソードの裏側でもなく単に彼らの昔話なのですが、それでもみんなそれぞれ明確な個性を持っているので、さもありなんという感じで面白かった。
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2023年8月13日
やっぱ磐音はいい!
大頭の若かりし頃、耐えることも多々あったのだろう。
容姿の悩み、運動神経の悩みがプライドを傷つけてしまう。
でもさすがの判断力で、香典をお救い小屋に寄付とは、なんとも潔いこと。
おそめの話が誰のことか、繋がりがわからなかった。
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新たに書き下ろされた、『奈緒と磐音』、『武士の賦』に続く3冊目の居眠り磐音シリーズのスピンオフ短編集。
本編(決定版)と区別するために、本書から、この書き下ろしシリーズを「新・居眠り磐音」と名付けたそうだ。
……またやられたよ。
『武士の賦』のときと同様、この文春文庫の決定版で初めて磐音シリーズを読んでいるあたくし、「主な登場人物」からしていきなり「おぅふ」と軽くのけぞってしまった。
しかしこんなのは序章にすぎず、読み始めてからはもう怒涛の衝撃に撃ち抜かれっぱなし。
いっっっ……ろんなことがネタバレ状態で目の前に陳列されておる。
なんてことよ。
前日に読み終わった23巻では安永7年の正月だったのに、本書一発目の短編ではその2年後が描かれていて、しかもその2年の間にとんでもないことがいっぱい起こってる‼︎
あの方がそうなって、この人とこの人がこうなって、その人とその人がそんなことになっているなんて、嘘だーーーまさかまさかそんなんイヤじゃぁぁ(涙)誰か嘘だと言ってぇぇ(号泣)。
こんな衝撃的な展開がこれから待ち受けているとは夢にも思ってなかった。
『武士の賦』のときは、その後の本編を読むのが楽しみになったネタバレだったけど、今回はこれ、ちょっとどうしてくれよう、この先本編を読んでいくのが怖いわ。
でも今この順番で発売されているんだから、この体験をしているのはきっと私だけじゃないだろう、と、ぐっと踏んばって涙を拭き拭き読みました。
この衝撃は、幸い一話目の表題作だけで済んだ。
もちろん、このメインのストーリーは良い話なんですよ。
いったい誰の祝言なのかと思ったら、品川柳次郎の祝言で、彼らの幸せを心から願う私としては、本当にうれしく微笑ましい、ステキな話です。
この他、4歳のおそめちゃんが経験したひと夏の思い出「幻の夏」、南町奉行所に17歳の大頭与力笹塚孫一が誕生することになった悔しく悲しいエピソード「不思議井戸」、江戸深川生まれの女掏摸あかねと剣術家浪人向田源兵衛の出会いと心の触れ合い「用心棒と娘掏摸」、刀剣の研ぎ師鵜飼百助が磐音を半日だけ雇う「半日弟子」の計5本。
四話目の、あかねちゃんと源兵衛さん、私には初お目見えだったんだけど、これから本編に登場するんでしょうか。
本編で会えることを楽しみに、今後読んでいきます。
一話目に関しては、今後、この展開をしかと受けとめるための心の準備をしておきます……。
Posted by ブクログ
感想
居眠り磐音のスピンオフ三作目。周囲の人々についての物語。最後にようやく磐音自身が出てきて悪者退治。
本編では途中から田沼との闘いがメインになり、街の悪者退治は久しぶりだが、爽快だった。
あらすじ
品川柳次郎の祝言の様子、おそめの妹が生まれる時の話、笹塚孫一の仇討ち話、向田源兵衛の江戸への旅、鵜飼百助の半日弟子になって悪者を退治
Posted by ブクログ
・i居眠り磐音51巻の登場人物、品川柳次郎や笹塚孫市、鵜飼百助、向田源兵衛など磐音とのかかわりを持つ者との出会いやいきさつが記されてたのしかった。ただ、この巻で最も気に入った「おくめ」は、特別な才能を持っているようだが、51巻のどこで出てきたか思い出せなかった。出ていたか