佐伯泰英のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
野山を駆け巡り育った海次はその名に違わず海に強く惹かれながらも家業である杜氏になるため見習仕事をしていた。
幼なじみの小雪と兄が祝言をあげることとなり、複雑な胸中となった海次は己の行く末を変えるために大一番に出ることとする。
それは父が作った新酒を江戸へと他の蔵の新酒よりも早く届ける仕事、新酒番船へと潜り込み、海で生きる男となることだった。
久しぶりに読んだ時代小説。なんだかへんな苦手意識があったのは独特の言い回しや時代がかった言葉のせいだったんだけど、趣味で落語を聴き始めたせいかそのあたりは一切気にならずに、海を駆け巡る男のロマンと思春期の男女の心の機微にわくわく心を踊らせた。
今よりもも