佐伯泰英のレビュー一覧

  • 光る海 新・酔いどれ小籐次(二十二)

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    小藤次は旧藩の拝領地豊後まで向かう事になりました
    途中、薫子が住まう三河におりょうを連れて行くのだ
    が、赤目一行の行き先には事件あり

    事件の描き方が雑になる佐伯泰英先生、やはり御高齢
    には敵わないのかな

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    2022年09月03日
  • 己丑の大火 照降町四季(二)

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    シリーズの2

    江戸が大火につつまれる。
    それだけでなく人間関係や家族にも大きな変化がある
    1が平らだった分、
    2の波が大きい。



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    2022年08月29日
  • 初詣で 照降町四季(一)

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    いただいた本。

    時代物ですが、とても読みやすい。
    こういう時代の優しさと厳しさがありますね。
    主人公の佳乃の、一度失敗してからの強さと元からある芯が素敵。

    佐藤泰英は2作目ですが、あまり波のある話ではなくても読み進めてしまう不思議な魅力があるようです。

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    2022年08月23日
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし

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    佐伯泰英が好きという人からいただいた本。

    厳しい時代であるだろうと思われるが、人と、人との繋がりが優しく、とてもあたたかい作品でした。
    刺激が1つもないながら、
    時代物でも読みやすいのに、退屈には感じなかった。

    この先が描かれてもいいような…





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    2022年08月17日
  • 御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)

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    旧シリーズ19、新シリーズ25、スピンオフ1の45冊で完結。新シリーズは息子の駿太郎が主に闘うスタイルとなっていた。最後の3冊は元主君の久留島道嘉に頼まれての豊後森藩への随行だったが、行く理由が明かされずモヤモヤしたままだった。国家老一派との、これまたモヤモヤした対立で、国家老一派の掃討が目的かとも思ったが違ったようだ。
    久留島道嘉をWikiで調べると、豊後の三島神社を小城さながらの壮大に整備したとある。文中にも三島神社が出てくるが、表題の「御留山」として厳重に管理されている昔の山城が出てくる。
    小籐次の出発点は元主君の「城が欲しい」ということだった。この望みが完結編で出てくるとは・・
    最後の

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    2022年08月04日
  • 浮世小路の姉妹

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    火消しの見習い、昇吉と、加賀藩にゆかりのある、長く続く料亭浮世小路のものがたり。

    付け火で消失した料亭は、犯人が他にも大きな目的があるとみられ奉行所から再建の許しが出ない。
    残された若い姉妹を助けながら犯人をみつける。

    機転が効いて、機敏な動きもでき、長屋の住人でありながら寺子屋に通い読み書きができる昇吉は、火消しの若頭からも可愛がられる存在だ。
    仕事ぶりもあっぱれで、姉妹もその働きぶりが記憶に残っていた。

    焼け残った料理屋跡地に不穏の動き。
    若頭から密命を受け、組から離れ一人探索を始める。


    主人公が愛される要素をたくさん持ちながら、その話し言葉がいまいちキャラに不釣り合いでリズムが

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    2022年07月17日
  • 八丁越 新・酔いどれ小籐次(二十四)

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    新・酔いどれ小藤次シリーズも24巻目。
    次の25巻で完結。

    23巻から続く、父子の森藩行きの顛末は、今回も未だ解決せず。

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    2022年07月15日
  • 異変ありや 空也十番勝負(六)

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    坂崎空也死す、と江戸の磐音一統は再び焦る
    2ヶ月も意識が戻らぬ重傷を剣術家の気を受け
    甦ってから誘拐されたイギリス東インド会社
    幹部の娘を救いだす・・・素晴らしく突飛な
    物語を楽しめるのは佐伯先生存命の間だけ

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    2022年07月02日
  • 狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三)

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    酔いどれ小藤次の旧主、豊後森藩 久留島通嘉の命で、国元への旅を同行することになった親子。
    何度も嵐にあったり、国家老一派の暗躍、藩主の城を持つという夢と共に親子が難問に取り込まれてゆく。

    赤目家伝来、来島水軍流の源も知ることに。

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    2022年06月24日
  • 一夜の夢 照降町四季(四)

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    シリーズ四弾。照降町の復興が進み、佳乃と周五郎の日常も戻って来た。船上の出店も評判となり、また身請けの決まった花魁梅花との友情も深まり佳乃は充実した日々を過ごす。だが周五郎は藩の内紛に関わらざるを得なくなり、やがて藩主とも目見えるようになる。そんな中、二人が照降町の御神木の梅の木を大火から守ったことが芝居になる事になる。 
    大火後の二人の行末が描かれている。佳乃は鼻緒屋の女主としてますます評判となり、周五郎は武士として生きていくことになる。二人が互いの生き方を尊重し、まっすぐに自らの道を進んでいくところがいい。

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    2022年06月21日
  • 梅花下駄 照降町四季(三)

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    シリーズ三弾。照降町が大火で消失し、復興に心身を尽くす鼻緒屋の主従の姿を描く。
    鼻緒屋の女主となった佳乃は、吉原の梅花花魁の依頼で今までにない下駄を作る事になる。やり甲斐のある仕事に打ち込む佳乃。やがて梅花花魁との仲が深まり、照降町で花魁道中をするという案を実現させる。
    そんな中、周五郎は藩の内紛に巻き込まれていく。
    周五郎の今後が気になる。

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    2022年06月20日
  • 己丑の大火 照降町四季(二)

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    シリーズ二弾。父の後継として鼻緒挿職人の道を生きる佳乃。腕を見込まれ上物の仕事を任されるようにもなって来た。そんな時江戸の町を焼き尽くすような大火に見舞われ、照降町は大きな打撃を受ける。が、人々はそれでも逞しく立ち上がっていく。
    今作で家も焼け、父も病で亡くなってしまうが、佳乃は仕事を再開し、強く逞しく成長し続ける。どちらかというと浪人の周五郎が大活躍する場面が多いかな。

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    2022年06月17日
  • 初詣で 照降町四季(一)

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    日本橋の側、照降町の鼻緒屋に駆け落ちをしていた一人娘佳乃が出戻ってきた。父が重い喘息を患っている事を知った佳乃は、自分のいない三年の間に手伝いで雇われていた浪人周五郎と共に、鼻緒挿げの仕事をする事を決意する。三年ぶりに戻って来た照降町の人達は、女職人として働こうとする佳乃を暖かく迎え入れてくれる。佳乃が職人として成長する様子を照降町の人達との関わりと共に描いた作品。
    とにかく佳乃も照降町の人達も気風が良くて、読んでいて心地よい。
    別れた男とのいざこざや父の病など悩みもあるが、仕事に打ち込み腕を磨く姿は応援したくなる。共に働く浪人周五郎も味のある人柄でいい感じ。なぜ重臣の次男坊が鼻緒挿の職人など

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    2022年06月17日
  • 独り立ち~吉原裏同心(37)~

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    シリーズ第三七弾
    ついに正式に吉原に帰還、会所頭取、裏同心と使い分けながら始動
    ごたごたの間に海賊が吉原に、幕閣と手を組み大掛かりな船戦
    今後はどうなるのか?

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    2022年06月15日
  • 狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三)

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    ネタバレ

    本作品含めて、あと3冊で長いシリーズが終了する。合わせて40冊以上。本作品はそのためか、肝腎な内容が薄いような気がする。旧藩の藩主に請われて初めて参勤交代に参加して森藩に戻る道中。小籐次は毎日藩主と話しているようだが、息子の駿太郎は聞かされていなくて、仲間となった船頭や水夫達から噂を聞くばかり。どうも国家老一派との争いになりそうだが、詳しく書かれていないので憶測だけ広がる。重度の船酔いと思われた藩主も、訳ありで装っているようだし。抜け荷のような品物は無事荷卸されるし、国家老との対決も無い。
    一方、大身旗本の家もお取り潰しになりそうだが、その娘の薫子を小籐次が引き取りそうな兆しもあり、どちらも何

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    2022年06月07日
  • 陰の人~吉原裏同心(36)~

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    第三六弾
    同心抄とか新とかよくわからない
    七代目が殺された件で吉原の危機が表面に、密かに江戸へ舞い戻った幹次郎が表に出てきた将軍側近を策をもって始末
    佞臣の驕りで自滅、晴れて一年後の帰還

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    2022年05月17日
  • 異変ありや 空也十番勝負(六)

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    第六弾
    上海で活躍、他のシリーズと少しゴッチャ?
    生死の界からの再び帰還、
    周りに助けられの武者修行の旅は?、今回の六番勝負で一時中止?

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    2022年04月22日
  • 徒然ノ冬 居眠り磐音(四十三)決定版

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    「居眠り磐音」、43巻です。

     今回の最も重大な出来事は、舟の上での戦いで毒矢を受けてしまった霧子が、一命は取り留めたものの、長く目を覚さないこと。磐音一家はもちろん、尚武館の人たちもみんなで祈りを捧げる毎日です。

     他に、竹村武左衛門の息子修太郎の将来や、山形で苦労しているであろう奈緒、博多の箱崎屋の末娘お杏さんと辰平の関係はどうなるのか、また、磐音一家が3年の旅を終えて江戸に帰着した際に宣戦布告してきた土子順桂吉成がまた現れたことなど、気がかりなことがたくさん。

     とりあえず今は時を待つしかないことが多かったかな。停滞というか辛抱の巻ということになるでしょうか。

     感想としては、空

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    2022年04月05日
  • 独り立ち~吉原裏同心(37)~

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    京都から戻って吉原会所の八代目として辣腕を振るうかと思ったが、中々難しいようだ。
    旧知の松平定信や京で知り合った太田老中を頼っての解決。それも地位が上がったので有りな技ではあるが、今までは比較的自分達の力で解決していたので、残念なようにも・・。最後に松平定信の改革が頓挫するところが出てくるが、このシリーズは続くのだろうか?
    それと佐伯氏の他の作品でも良く出てくるのが、妖術使いとの闘い。周囲が霧に包まれ、敵を斬っても生きていて復活する。ネタが切れたのかと心配になってくる。

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    2022年03月15日
  • 異変ありや 空也十番勝負(六)

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    久しぶりだったけど、こんなに淡々とした文体とストーリーの流れだったかな?少し淡白な感じがしました。これからどう盛り上げて行ってくれるのか楽しみです。

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    2022年01月27日