【感想・ネタバレ】初詣で 照降町四季(一)のレビュー

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内容

 文政11年暮れ。雪の降る中、18で男と駆け落ちした鼻緒屋の娘・佳乃が三年ぶりに照降町に戻ってきた。
懐かしい荒布橋(あらめばし)を渡り、町の入り口に立つ梅の木を、万感の思いで見上げる佳乃。
実家の鼻緒屋では、父が病に伏せっており、九州の小藩の脱藩武士・周五郎を見習いとして受け入れていた。

父にかわり、職人として鼻緒挿げの腕を磨く佳乃は、
新鮮なアイデアを出して老舗の下駄問屋の宮田屋に認められ、吉原の花魁・梅香からも注文を受ける。

自分を受け入れてくれた町に恩返しをすべく、日々を懸命に生きる佳乃だったが、駆け落ちの相手・三郎次が
あとを追ってきて――

令和3年5月19日~21日

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2021年05月21日

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四巻で完結するというお話の一巻目。
訳ありで三年振りに家に戻った佳乃を待っていたのは、喘息持ちになってしまった父親。父親の代わりに家業の鼻緒屋に精を出す佳乃と浪人周五郎が織り成す人情話。
安定した語り口にすいすいと読み進めてしまう。
二作が楽しみです。
唯一の不満は美味しい料理とお酒の場面がない事か

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2021年09月05日

ネタバレ 購入済み

見つけた!

この作者は、電子書籍で見なかったけれど、やっと出会えた。紙ベースでは、色々なシリーズを読んでいるけれど、最近は、電子書籍にしているので、良かった。出戻りの娘と、訳有りの浪人、同じ町内の人達が織り成す、人情話。 これから、どうなって行くんだろう?楽しみだ。

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2021年05月29日

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待望の新シリーズ。駆け落ちから出戻った娘が、困難を乗り越えながら成長していく流れ?
訳ありの浪人、それも凄腕で斬り合いも有り、磐音とおこんを思い出させる。あと3作でどう二人の関係が縮まるのかも楽しみにさせる。

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2021年04月06日

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いただいた本。

時代物ですが、とても読みやすい。
こういう時代の優しさと厳しさがありますね。
主人公の佳乃の、一度失敗してからの強さと元からある芯が素敵。

佐藤泰英は2作目ですが、あまり波のある話ではなくても読み進めてしまう不思議な魅力があるようです。

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2022年08月23日

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日本橋の側、照降町の鼻緒屋に駆け落ちをしていた一人娘佳乃が出戻ってきた。父が重い喘息を患っている事を知った佳乃は、自分のいない三年の間に手伝いで雇われていた浪人周五郎と共に、鼻緒挿げの仕事をする事を決意する。三年ぶりに戻って来た照降町の人達は、女職人として働こうとする佳乃を暖かく迎え入れてくれる。佳乃が職人として成長する様子を照降町の人達との関わりと共に描いた作品。
とにかく佳乃も照降町の人達も気風が良くて、読んでいて心地よい。
別れた男とのいざこざや父の病など悩みもあるが、仕事に打ち込み腕を磨く姿は応援したくなる。共に働く浪人周五郎も味のある人柄でいい感じ。なぜ重臣の次男坊が鼻緒挿の職人などをしているのか謎もある。
続編も楽しみ。

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2022年06月17日

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ネタバレ

佐伯泰英先生の最新作(全4巻)
男に騙され売られかけた娘が、地元に
帰るが、三年の不在の間に大事な事が
失われそうである
その崩壊の序章を乗り越える為に必要
なコトもあった

間違えて4巻から読んで結末知ってる
から書きづらい (´・ω・`)

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2021年09月05日

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シリーズ第一弾
男に騙されて駆け落ちした小町娘の佳乃
病に倒れた父の傍らで鼻緒作りの、訳ありの浪人と共に自立していく、男に押しかけられ
二回とも周五郎と照降町の住民に助けられ、今後は?

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2021年07月11日

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