佐伯泰英のレビュー一覧
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ふおぉぉぉ、小手斬り左平次が最期に〈間近な磐音の顔を見た〉瞬間、私にも見えた。
いつもとは違う、静かな怒りを湛えた鋭い目をした磐音の顔が。
いろんな意味でゾクッとした。
うーんもうたまらん。
磐音が魅力的すぎて。
こんな人が目の前にいたら惚れぬ女などいまい。
安永3年から4年にかけての年末年始、いつもの面々とのんびり新年の挨拶を交わし、遠い故郷での妹伊代の祝言を文で知る中、新年早々孫一っつぁんたちと石見銀山による毒殺事件でひと仕事、道場の後輩別府伝之丈と結城秦之助を今津屋に紹介し(この2人がまたかわゆい)、久々に品川柳次郎と竹村武左衛門と3人で修善寺にてナイスチームワーク(?)を発揮、また -
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海晏寺の紅葉狩りに始まり、冷たい風の吹く師走で終わるこの7巻。
読んでいると、江戸の季節の移り変わりが肌に感じられるよう。
そんな中、相変わらず磐音は大活躍。
かつて(4巻)奈緒を探して旅した金沢で助力してくれた鶴吉と再会しひと肌脱ぎ、隠居した恩人の治療に行きたいという中川淳庵とともに行徳へ行き、今津屋の仲介で湯屋の不都合を助け、王子稲荷の狐火見物でおこんのピンチに焦る。
てことで本巻もおもしろかった!
ついに逆プロポーズも出たし!
おこんさんの笑みが「泣き顔のように崩れ」たのには、私も泣きそうになりました。
おこんさんがんばれ。大好き。
ただ私の頭の中で動いているおこんさんは、5月に公 -
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これは……再会と呼べるのか。
哀しくてかっこよすぎて、磐音が走り抜けた瞬間、サブイボが立ったわ。
もう、どうしてこうもおもしろい話が次々と生まれるのか。
巻を重ねるごとにそれぞれのキャラも立ってきて、品川柳次郎のちゃっかり精神と竹村武左衛門のしょーもなさに磨きがかかり、新たな登場人物も加わりながらぐいぐい読ませてくれる。
新任江戸家老の利高くんはこれで大丈夫なのか、これまた今後が気になるところ。
ああ楽しみ。
それにしても孫一っつぁんがかわいい。
〈串刺しにされた田楽のよう〉とよく例えられ、登場のたびにクスッと笑ってしまうのだが、〈陣笠に火事羽織、野袴姿で指揮十手を右手に持った、寸足らず -
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前巻を読んでから約3ヶ月経ってしまったので、「ポーラースター」シリーズですっかり中南米に行っていた頭を江戸へ戻すべく、外伝『奈緒と磐音』から、1巻『陽炎ノ辻』、2巻『寒雷ノ坂』、3巻『花芒ノ海』まで、ざっと再読。
ああ、やっぱりおもしろい。
ストーリーを知っているからこそ楽しめたところもあったし、細かい部分の確認もできた。
さて4巻。
まぁ、やっぱりそうなるよね。
そう簡単に会えちゃつまんないもんね。
とはいえ、ここまでかと思うくらいの広範囲なザ・たらい回し。
奈緒ちゃんとはいつどこでどうやって会えるのか⁉︎
そもそも会えるのか⁉︎
何はともあれ、磐音が江戸に帰ってきて、さっそく今津屋で -
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すっ、素晴らしい巻だ。
ひとつの山場になる巻ですな。
最後の五章だけで1冊読んだような濃さ。
まずわたくし、今野敏さんの任侠シリーズを読んで以来、「やくざ」とか「代貸」とかいう単語を見るとワクワクしてくるのです。
そのため一章は心躍りました。
磐音と五郎造の会話なんかもう、たまらんです。
それと、南町奉行所の与力、笹塚孫一っつあんが好きなもんで、ちょこちょこ登場してはさりげなく活躍してくれるこの巻は、やはり思い入れが深くなってしまいます。
また、三章の豆造(4歳)がかわいそうでかわいそうで、胸が締めつけられます。
そしてそして、四章五章で最高の山場を迎えます。
磐音が故郷へいったん戻り -
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どっしぇぇぇぇぇ。
『奈緒と磐音』のあとがきにあった「悲劇」ってこれ⁉︎
なんてことよ、いきなりかーい!
これは悲しすぎる。
慎之輔ぇぇぇ、あんたなんでそっちの話を……。
一番無念なのは舞ちゃんだよ。
1巻を読んでまず思ったのは、『奈緒と磐音』を先に読んでおいて良かったということ。
そのおかげでスムーズに話に入っていけ、幼なじみどうしの関係性や想いの深さがわかる分、「悲劇」がよりつらい。
そもそも話が続きになっているし、これこそ磐音のルーツだし、もう『奈緒と磐音』が1巻で良いのでは。
さて、『陽炎の辻』、悲しく切ないタイトルではあるのだが、その後、磐音の江戸での長屋暮らしが始まり、実はそっ -
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ネタバレ<新・酔いどれ小籐次>シリーズ第2弾。
酔いどれ大明神などと勝手に祭られてお賽銭を投げられる。
どんどん増えていくが、そこまで?というような金額に膨れ上がる。
大体がお金の悩みだと思うんだけど、お金に悩んでる人がお金そんなに出すかね…。と思ってしまう。
駿太郎、ついに父親の秘密を他人より聞かされてしまう。
動揺しまくる駿太郎に、お夕ちゃんが「そんな駿太郎はキライ」の一言。びっくりした。
こんなに駿太郎が動揺している姿なんて、初めて見るんだろうに、キライとは…。
もうちょっと時間かけて聞いてやってもいいだろうに、と思ってしまった。