佐伯泰英のレビュー一覧
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これは……再会と呼べるのか。
哀しくてかっこよすぎて、磐音が走り抜けた瞬間、サブイボが立ったわ。
もう、どうしてこうもおもしろい話が次々と生まれるのか。
巻を重ねるごとにそれぞれのキャラも立ってきて、品川柳次郎のちゃっかり精神と竹村武左衛門のしょーもなさに磨きがかかり、新たな登場人物も加わりながらぐいぐい読ませてくれる。
新任江戸家老の利高くんはこれで大丈夫なのか、これまた今後が気になるところ。
ああ楽しみ。
それにしても孫一っつぁんがかわいい。
〈串刺しにされた田楽のよう〉とよく例えられ、登場のたびにクスッと笑ってしまうのだが、〈陣笠に火事羽織、野袴姿で指揮十手を右手に持った、寸足らず -
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前巻を読んでから約3ヶ月経ってしまったので、「ポーラースター」シリーズですっかり中南米に行っていた頭を江戸へ戻すべく、外伝『奈緒と磐音』から、1巻『陽炎ノ辻』、2巻『寒雷ノ坂』、3巻『花芒ノ海』まで、ざっと再読。
ああ、やっぱりおもしろい。
ストーリーを知っているからこそ楽しめたところもあったし、細かい部分の確認もできた。
さて4巻。
まぁ、やっぱりそうなるよね。
そう簡単に会えちゃつまんないもんね。
とはいえ、ここまでかと思うくらいの広範囲なザ・たらい回し。
奈緒ちゃんとはいつどこでどうやって会えるのか⁉︎
そもそも会えるのか⁉︎
何はともあれ、磐音が江戸に帰ってきて、さっそく今津屋で -
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すっ、素晴らしい巻だ。
ひとつの山場になる巻ですな。
最後の五章だけで1冊読んだような濃さ。
まずわたくし、今野敏さんの任侠シリーズを読んで以来、「やくざ」とか「代貸」とかいう単語を見るとワクワクしてくるのです。
そのため一章は心躍りました。
磐音と五郎造の会話なんかもう、たまらんです。
それと、南町奉行所の与力、笹塚孫一っつあんが好きなもんで、ちょこちょこ登場してはさりげなく活躍してくれるこの巻は、やはり思い入れが深くなってしまいます。
また、三章の豆造(4歳)がかわいそうでかわいそうで、胸が締めつけられます。
そしてそして、四章五章で最高の山場を迎えます。
磐音が故郷へいったん戻り -
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どっしぇぇぇぇぇ。
『奈緒と磐音』のあとがきにあった「悲劇」ってこれ⁉︎
なんてことよ、いきなりかーい!
これは悲しすぎる。
慎之輔ぇぇぇ、あんたなんでそっちの話を……。
一番無念なのは舞ちゃんだよ。
1巻を読んでまず思ったのは、『奈緒と磐音』を先に読んでおいて良かったということ。
そのおかげでスムーズに話に入っていけ、幼なじみどうしの関係性や想いの深さがわかる分、「悲劇」がよりつらい。
そもそも話が続きになっているし、これこそ磐音のルーツだし、もう『奈緒と磐音』が1巻で良いのでは。
さて、『陽炎の辻』、悲しく切ないタイトルではあるのだが、その後、磐音の江戸での長屋暮らしが始まり、実はそっ -
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ネタバレ<新・酔いどれ小籐次>シリーズ第2弾。
酔いどれ大明神などと勝手に祭られてお賽銭を投げられる。
どんどん増えていくが、そこまで?というような金額に膨れ上がる。
大体がお金の悩みだと思うんだけど、お金に悩んでる人がお金そんなに出すかね…。と思ってしまう。
駿太郎、ついに父親の秘密を他人より聞かされてしまう。
動揺しまくる駿太郎に、お夕ちゃんが「そんな駿太郎はキライ」の一言。びっくりした。
こんなに駿太郎が動揺している姿なんて、初めて見るんだろうに、キライとは…。
もうちょっと時間かけて聞いてやってもいいだろうに、と思ってしまった。 -
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佐伯泰英さん、301冊目の登録。ここまで来ると惰性と義務感で読んでいるような。
作者初の短編集。6編あるが、5編は過去に書いたものを一部手直しし、最後の「妻手指(えびらさし)」のみ新作とのこと。5編で明確に読んだ覚えのあるのが「寛政元年の水遊び」のみ。これだけ読んでいるのに、読み漏らしがあるようだ。
「めじろ鳴く」
宮本武蔵が主人公。柳生十兵衛の若い従者が、武蔵が隠棲している熊本まで来て十兵衛の手紙を渡す。手紙の返事待ちで一緒に暮らす内に、従者と衆道へ。本のタイトルでもある文言は何とも色事の怪しい状況。この従者が実は偽者で、体をエサに武蔵へ切りつける。読んだ後味はあまり良くない。
「寒紅おゆう