【感想・ネタバレ】旧主再会 酔いどれ小籐次（十六）決定版のレビュー

佐伯泰英

旧主への忠義と旧友への信頼。感動の決定版第16弾！
旧主・久留島通嘉に呼び出された小籐次は、思いがけない依頼を受ける。それは松野藩藩主となった若き日の友の窮地を救うことだった！

[ブクログ · ★★★★☆]

若かりし頃の小籐次が品川で徒党を組んで悪さもどきをしていた仲間が今では譜代大名になっていた。
今になってそんな事実が判明するとは都合が良過ぎますが、ともあれ旧藩主を通した旧友からの願いを小籐次が断るはずもなく、お家騒動を無事に解決し、江戸城内では小籐次を挟んだネットワークが広がりつつあります。
まさに時代の寵児が小柄な初老の浪人というあり得ない物語は、映像ではなく小説だから楽しめるのでしようね。

[boof · ★★★★☆]

格好良いね。

信州松野藩のお家騒動を、サックリ片付けて、「それがしは、昔の朋輩に頼まれ、お節介に首を突っ込んだだけでな。礼を言われる事はしておらぬ」う～～格好良いね～～惚れ惚れする。