あらすじ
小籐次、またしても水戸で襲われる! 決定版第9弾!
久慈屋の娘と手代の結婚報告に水戸に向かった小籐次一行。だが主人の座を狙っていた番頭が逆上し、思わぬ行動に出る。決定版第9弾!
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Posted by ブクログ
まさか大店の久慈屋の三番番頭にこんな性根の曲がった奴がいたとは、歴代店主と大番頭も身内に対する見る目が甘かったということか。
吉原の花魁にヒントをもらってバージョンアップした行灯といい、金座の盗難事件の解決といい、水戸藩との繋がりが益々深くなった小籐次の評判は上がる一方なので、人生最大のピンチを救ったおりょうさんとの関係が更に気になる。
胸のすくような活躍。
「赤目様の来し方、久留島家にあった時は四海平穏。ところが、一旦家中から大海に飛び込まれた途端、風雲渦巻く嵐の中に、さらされる運命にあったとしか、思えませぬ」昌右衛門の言葉に、思わず、頷いてしまった。今回も、久慈屋の揉め事に、御金座破りに、悪人を、バッタバッタと倒して、大活躍。胸のすくような圧倒的な強さ。気分もスッキリ、次々、読まねば。