Cielのレビュー一覧
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購入済み
ソーニャ文庫
なので、途中もしかしてハッピーエンドじゃないの?と思いつつ読み進めました。
歪んだ愛は取り敢えずヒーローヒロインには無く安心。後書きに有りましたが、盛りすぎて中弛み気味でしたが楽しく読めました。後半もっと盛り上がるかと期待してましたが、スンナリで残念。 -
ネタバレ 購入済み
横溝正史系のTL
戦後すぐ、両親が死んで、実は田舎の資産家の家の娘だと知らされるヒロイン
だが行ってみると恐ろしいいい伝えや美男だか謎めいた当主や老婆といった伝奇やミステリー調で序盤引き込まれます
主人公の容姿や肢体の描写が文体が美しくも艶があって良いです
相手役の当主とは夜中に縋り付かれたりそれなりに序盤から交流はあるのですが、監禁されてから初Hは意識のない中でいきなりだし、その後も監禁されたらいきなりディープなHに突入して前段階がほしかったなあ
最後はかなりぼかされていて、夢の中でまた兄に会ったり、やっぱり主人公〇〇しちゃったの⁈と思いましたが後書きや他の方の感想を読んで、
あれは兄の -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
誰からも恐れられるジャガー王、リヤンノワールに見初められたのは、愛人の子供と蔑まれてきた猫族のマルシーニュ。
王の寵愛を受け入れるなら、反乱を起こした父達の命を助けてくれるというのだ。
美しい容姿を持ちながらも、父や兄からは侮蔑されてきたマルシーニュ。
王に容姿を褒められたマルシーニュは、存在を認めてもらえたのだと感激する。
誠心誠意、王に仕えようと思い、無垢な身体を捧げるが、なぜか女性にしかないはずの淫らな衝動がマルシーニュを襲い!?
もふもふ世界の身分差ラブ♥
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★4.5
思ってたよりもあまあまなお話で、傲慢攻めと健気受け&もふもふが好きな自分にはドストライクな一冊で -
Posted by ブクログ
これといって特に捻りもなく、タイトル通りの王道あまあまラブストーリーです。
先の展開も読めるし、伏線も大してない。
でも好き!
作者の悪魔萌えがビシバシ伝わってきたし、素直じゃないヒロインがじわじわ悪魔に絆されて堕ちてゆくさまは大変おいしゅうございました!
この悪魔、悪魔とは思えないくらいいいヒトです。ヒロインをこれでもかと甘やかし、依存させようとするのですが、その理由は単にヒロインが好きだからというだけ。裏もない。悪魔なのに。
ヒロインも相手は悪魔だしと最初は警戒するのですが、悪魔に大好物の手作りお菓子を差し出されてあっさり陥落。胃袋掴まれたらおしまいですね。
疲れたときに読むにはちょうどい -
購入済み
こりゃいい
初読み作家さん、思わぬヒットにニンマリです。アラブもの特有の王族皇族だの踊り子だの娼夫だの身請けだの蹂躙だの物騒で月並みな設定もサニーヤの忘れっぽいタチ(笑)のため度々リセットされる分かなり新鮮味があって良かった。ヘイデルも将来は国政を担う立場にありながら欲しいものに純真に猪突猛暑(子供みたい?笑)、ある意味純粋でいい。ご都合主義は否めないもののそこを覆すだけのものがあります。ウットリ甘いでもちょっと切ない、、痛すぎないし好きでした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ富樫聖夜さんのはあんまりはずれがないですが、これもソーニャ文庫らしいヒーローの歪みっぷりとCielさんのイラストもあってて面白かったです。
小国の王女フィオーナは優しいけど、女王には向いていない女の子。
宰相のアルヴァンは、容姿端麗、頭脳明晰で、非情なところもある完璧過ぎる男。
アルヴァンが国から出たいと留学を決め、留学の条件でフィオーナの家庭教師に付けられ、最初は反発してましたが、だんだん彼女に惹かれて、留学後国に戻って来ると約束。留学から帰って来たアルヴァンですが、フィオーナが自分を無視するのを嫌われていると感じ、だんだん歪んでいってます。
彼女を手に入れるためにフィオーナの父王に一 -
Posted by ブクログ
子連れもの。名倉センセらしいどこかとぼけたラブコメなのに、息詰まるようなハラハラ感もあったり、現実離れしたところもあるかと思えば家事育児とかの生活感もがっつりで、とにかく面白く読み応えがありました。
攻の伊織が元モデルで社長という少女マンガのようなキラッキラの肩書きなのに、年齢的にちょっと全盛期を過ぎてる…という外しがツボでした。きれいなまま枯れそうな男が、ある日突然家庭的な子連れの若い男にひと目惚れして精力甦る的な流れがなんだか微笑ましくて…w
カッコいい伊織が、実は掃除の達人で身内の誰もが認証済みのゲイっていう設定がまた楽しかったです。
伊織がひと目惚れした拓海は、子育てに一生懸命で料理 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ作者さん的にバッドエンドが多いので、どうかなって思いましたけど、ソーニャ文庫っぽく、二人のためなら他はどうなってもいいって感じの歪んだ愛を楽しめました。
戦後すぐの岡山のど田舎で、最初主人公が村に向かうまでにおばさんたちがしゃべる「ぼっけぇ」とか「恐てぇ」で、角川ホラーの岩井志麻子さんの「ぼっけえ、きょうてえ」を思い出しました。方言のきつい田舎って、何かありそうって感じで期待が持てました。
着いた田舎の地主の当主の宗一は、最初から萌を厭っていましたけど、それは鬼の花嫁の最後を知っていたから。目や夢を通してストーカー並に萌を守り、村に来てしまった萌を村から出そうと、ひどい言葉を投げつけるけど -
続編が出て欲しい!
お話の内容とイラストが凄くマッチしていて、ストーリーもドキドキしながら最後まで一気に読めました。主人公の切なさと一途さが伝わってきて、良かったです♪グレインロード様のストイックさが魅力…