ヤマシタトモコのレビュー一覧

  • 新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール

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    装丁もお洒落でカフェで珈琲飲みながら読みたくなる短編集。新装版ながら初読み。ラカンパネラのコミュ障男子の反応がいちいち可愛いくて、BL一歩手前のこれから何かが始まりそうな関係性に萌える。魔法使いの弟子の男見る目のない中年男も好き。女子校生が間に入るのもスパイスとしていい感じ。食べたものが身になる内の3ヶ月は自分を忘れないって話は切なくて胸が痛い。他の作品も続きが読みたくなるものばかりで、さらっとしてるけどそれが短編集の醍醐味なんだろうな。

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    2015年12月12日
  • HER

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     心臓を抉られる。人に見せられないコンプレックスや深層心理を表面化させられたような心地になった。

    CASE1の井出さん。自分の好きな靴を履いて好きな服を着る。もし男性に選ばれたら、その時は選ぶ準備はできているのに、選ばれない。選ばれるのは、いつも自分と違う女の子。

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    2015年11月28日
  • さんかく窓の外側は夜 1

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    1巻と2巻の感想を合わせて。
    何度も何度も読んでしまう。BLとホラーがいい感じに組み合わさってる。ホラーの部分もちゃんと怖い!夜中読むとやっぱり怖い。でも本当に面白いので早く3巻出て欲しいです。

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    2015年11月27日
  • HER

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    この漫画からヤマシタトモコさんのファンになりました。
    女性ならきっと共感できるストーリばかりです。

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    2015年11月26日
  • 花井沢町公民館便り(1)

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    ネタバレ

    設定は超常的だが、村社会、被災地域へのポジティブな差別、ネガティブな差別などが生々しい。
    自警団や裁判機能のうまく機能してない感じもリアル。たまたま有能な指導者が隔離側にいればいい形で組織されるだろうが、そうでなければこういう人間的な、だらけた形になりそう。

    面白かった。
    まだまだ語られていない物語も多そうで楽しみ。

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    2015年11月20日
  • ヤマシタトモコのおまけ本

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    こうやってまとめてもらうと結構ペーパーとか逃してたんだなぁと思う。ありがたい。
    モーサムティングのその後が好き。王大好き

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    2015年11月10日
  • タッチ・ミー・アゲイン

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    初めて読んだ時は息を止めての芥さんが好きだったけど何回か読んで表題作とcandiedLemonPeelも好きになってきた。だいたい好き

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    2015年10月27日
  • BUTTER!!!(5)

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    あー、最高。
    物語が始まった当初から、ぬぼーというか、作中にでてきたことばで「ひょうひょうと」「関係ない」と言われるように、諦め、でもなく、とにかく失敗に怯えて何もしないことを、とは言ってもダ部は作ろうと思ったんだよなー。高岡君なら失敗はしない、提案しても受け入れてくれる、って言う打算と言っては悪いけど、そんな感覚はあったのかも。
    そして、高岡君はただ「拒絶しない」なんてコトじゃなくて、二宮さんを受け入れて、というか「信奉して」wその対象である二宮さん自身も変質させるくらいに、強くて。
    あー、いいなぁ。

    あー、イイナァ。

    そしてその裏で弄られているよねはやかわ。
    イイナァ。

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    2015年09月19日
  • BUTTER!!!(4)

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    問題のよねやん早川コンビの台頭。
    とはいえ山場はやっぱり高岡二宮先輩が持っていくけど。
    「楽しい」がよりどころになると、それはやっぱり個々人で変わるし、個人の中でも時間によって変わるものね。そして一人では完結しない。
    そして、怒濤の5巻へ!!!!

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    2015年09月19日
  • BUTTER!!!(3)

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    二宮先輩には呆れられても、端場君の戦ってる姿が柘さんの背中を押してたり、まあ、通り一辺倒じゃないのが人間で。
    問題は掛井君にうつり、「本音」の話。
    その後の掛井君のキャラが面白いよねー。

    そ、し、て、3巻で一番肝心と思われる、#0だーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
    信奉者。
    そして、ダ部に高岡君を誘った二宮さんも、まあこの時点で、って事なんだろうな。
    うひょーい。

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    2015年09月19日
  • ひばりの朝 (2)

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    ネタバレ

    平凡な人々の意識にのぼらないようなひとつひとつの些細な悪意あるいは無関心、無神経がひとりの人間を殺すにいたるまで
    直視したくない醜さをまざまざと突きつけられる話だった

    ひばりちゃんの家庭環境がアレでお箸の持ち方や鉛筆の持ち方がおかしいのが妙にリアルで、この先読者が満足するような気持ちの良いハッピーエンドにはならねえぞっていう絶望を感じる

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    2015年11月04日
  • ひばりの朝 (2)

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    およそ、およそ生死とは関係ないような、ごくごくごくごく普通の風景が。
    少しずつ少しずつ少しずつ少しずつ命を削り取っていって、
    決定的な、致命的な、
    そんな一撃は、何気なく、世界に溢れた、ほんの一言、
    一人の行動、
    一つの考え、
    それの積み重ね。
    人生はクロースショットではハッピーエンドだがロングショットではバッドエンドしかないのかぁ。

    あー、この、ヤマシタさんの不安定な、フワフワとした緊張感が、とても刺激的で、面白い。
    怒りか。
    あー、何が出来るんだろう。

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    2015年08月02日
  • ひばりの朝 (1)

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    何故か死蔵していたのを発掘。
    理由みたいな、周囲から語られるひばりという女の子の話、は、ひばり本人の視点を以て反転し、別に反転したわけじゃないけど、
    つむじ風のような、
    たつまきのような、
    真空の中に、
    実体が現れ、

    続く。

    やっぱヤマシタさんの漫画は面白い!!!!

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    2015年08月02日
  • さんかく窓の外側は夜 2

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    ネタバレ

    今回も面白かった!占い師や呪い屋とも深くかかわってきて、どんな展開になるのかわくわくします。呪い屋も怖いけど、霊の描写も毎回怖い。夜寝る前にはちょっと読めません。

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    2015年07月26日
  • さんかく窓の外側は夜 1

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    ネタバレ

    面白い!この設定は新しい。除霊ものですが、BLっぽい仕上がり?になってます。こんな除霊、みたことない。読んでるこちらもドキドキしてきます。続きがとってもきになります!

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    2015年07月26日
  • さんかく窓の外側は夜 2

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    一巻よりエグくなってるなぁ
    以前、感想を書きながらも思ったが、やっぱ、この『さんかく窓の外側は夜』、ホラーとサイコとBL、そんで、ヤマシタイズム、これらにある程度の耐性がないとラストまで一気に読めないわ
    悪霊やら人の悪意が起こす呪いが絡む、オカルト系の漫画の中でも質が良い作品はジワジワと怖さが心を覆うガードを時間をかけて溶かしながら染み込んでくる感覚があるのだが、この作品は人を斬り過ぎて刃毀れしてる長ドスを滅茶苦茶に振り回して、力任せにガードを壊して、隙間から強引に恐怖を捻じ込んでくる、そんなイメージが浮かぶ
    ヤマシタ先生の画・・・っつーより、線一本一本の辛みが効き過ぎているからか
    三角の隙の多さ、それ自体にも問題があるにしろ、やっぱ、それ以上に歪んでいるのが、冷川の独占欲
    恋とか愛とか、それなりに美しさも汚さも孕んだ感情から独り占めしたがるならまだしも、冷川のそれは、人じゃなく道具に対するそれなんだよな、明らか
    自分の命令だけを聞かない道具に苛立ち、半ば強引に自分から離れなくし、己のモノである証を刻みつけるトコに、背筋が寒くなった
    この男、占有権を訴えつつも、三角の抵抗が癇に障って、自分の望む働きを出せない、と判断したら、何ら躊躇わずに壊しちゃいそうだ
    しかも、三角はそんな冷川だけでなく、自分の力を持て余している「非浦英莉可」にまで興味を持たれてしまった
    この二人の板挟みにされ、弄ばれる三角のこれからが心配だ
    鬼才・清水崇監督が推薦コメントを帯に書くだけの作品なので、一読の価値は十二分にあるが、精神にダメージを食っても、誰も責任を取ってくれないので、そこは注意
    あえて、特に注意を促したいのは、人間って生き物のさもしさと、冷川の異常性がたった一コマだけの描写で強烈に際立った第9話。巻末にコメディ色の強いオマケ漫画が描き下ろされているのは、ある意味、救いだ
    この台詞を引用に選んだのは、エリカの人間らしさ、女の子らしさが微かに匂うからこそ、余計にゾゾッとしたので。多分、世の中には多いよな、自分を騙す事も許されず、割り切る事も叶わず、受け入れて諦める事も出来ず、側に置いておき、「そういう問題なんだ」と投げやりに負け惜しみを漏らすしかない事案が

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    2015年07月12日
  • 花井沢町公民館便り(1)

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    ネタバレ

    生きているものは誰も入れず出られない、見えない壁で囲まれてしまった小さな町が舞台の話。時系列バラバラのオムニバス。
    善くも悪くもない普通の人々の優しさと悪意が満ちています。ほとんどの人がモブ顔なのが印象的。

    第3号と第6号は特にショック。
    田舎の付き合いは陰険で面倒とかいうけれど、ちょっと手癖が悪い人がいたとしてもわざわざ犯人探しなんかしない。犯人も被害者も出ていくわけにはいかないんだから、曖昧にしておいたほうが賢いわけで、村八分なんてされるのは本当に最悪のケースだけです。江戸の長屋だって同じだ。狭い社会で生きていくための知恵がある。しかし、お隣との付き合いが希薄な、都市のど真ん中だった花井沢町の住民にはそれがなかった。第3号のラストで、被害者の少年は初めて、警察も裁判所もないところで人の罪を暴くとどうなるかということに気づく。
    そこから学習して小さな民主国家みたいなものができたか、あるいは村社会的な知恵が生まれたかというとそうではなく、吟味されない無秩序な「正義」がまかり通る場所になってしまっていた。数十年後の第6号では、女性が青年にしていたストーカー行為は無視され、親が子を守るための殺人は仕方なかったで済まされる。最後のシーンで青年が泣いているのは、この町への恐怖や違和感そのものと、それを誰とも共感できない寂しさからだと思う。

    第2号の女子中学生の話などを見ていると、これは「被災地」のことを言っているのかなと思ったりもしますが、実はピンポイントな世界の話ではなく、花井沢町は日本社会のデフォルメとも受け取れました。
    閉鎖的で、物と情報だけは外の世界と行き来できるところ。若者が学ぶこと、働くこと、生きることを大事にできないところ。普段は善人でもない普通の人間が、ひとたび何かあると「悪いことをした人間は攻撃してもいい」と当然のように行動できる残酷さ。そして、この狭い小さな世界には、そこそこ人がいて、そこだけで通じる常識があるということ。自分たちにしかわからない常識だということを、彼らは知らない。
    物語では、日本のごく一部分がこうなってしまったということになっているけれど、日本という国そのものがこうなってもおかしくないと思いました。だから恐ろしく感じるんだろう。
    それでも本人たちにとってはこれが日常だから、ただただ怖いだけとは思わないし、絶望もしない。1巻だけでもおなかいっぱいだけど、2巻はどんな話が描かれるんだろうか。

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    2015年07月02日
  • ひばりの朝 (1)

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    皆死ねって思っても全員殺してまわれないからだからなんか あって思ったんだけど それって たとえば あたしが死んだら全員消しちゃったのとおんなじことになんないかなって

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    2015年06月13日
  • ドントクライ、ガール

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    ネタバレ

    いや~笑いました。たえ子と升田の掛け合いがテンポ良くて笑えます。同居人が裸族って。イケメンなのに意識する暇もない。でも、たえ子が升田を意識しないでののしってる関係の方が好きだったので、意識してしまったのが残念でした。
    読み切りの3322も好きです。
    ヤマシタ先生のセリフは響くなあ。
    「お母さん あなたがわたしに構わずに逝ってしまったのでわたしは わたしは わたしはわたしのどんな気持ちにもうまく名前をつけられないのだと思います」
    「どうしてわたしが仲良くなってみたい本好きのあの子は わたしが話しかけてもあんまり答えてくれないのか」
    「どうしてわたしだけが誰からも愛されないと思ってしまうのか」
    「どうして誰といてもわたしだけとても寂しいのか」
    「そんなことを他の子たちのようにうまく飲み込むことができないのです」

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    2015年06月12日
  • HER

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    初めて読んだヤマシタトモコ作品。
    女のえぐい心理をさらーっと描きあげてます。
    余韻の残し方が心地よいお話が多かったです。

    一番好きな話はレズのお婆さんと女子高生の話なんだけど
    いちばんやられたのは本美さんの台詞。

    『娘に訪れるすべての幸福も災厄も 母親に由来する』

    あんなさらっとした絵でこんなこと語られちゃあたまらんね。

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    2021年07月28日