ヤマシタトモコのレビュー一覧
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ネタバレ生きているものは誰も入れず出られない、見えない壁で囲まれてしまった小さな町が舞台の話。時系列バラバラのオムニバス。
善くも悪くもない普通の人々の優しさと悪意が満ちています。ほとんどの人がモブ顔なのが印象的。
第3号と第6号は特にショック。
田舎の付き合いは陰険で面倒とかいうけれど、ちょっと手癖が悪い人がいたとしてもわざわざ犯人探しなんかしない。犯人も被害者も出ていくわけにはいかないんだから、曖昧にしておいたほうが賢いわけで、村八分なんてされるのは本当に最悪のケースだけです。江戸の長屋だって同じだ。狭い社会で生きていくための知恵がある。しかし、お隣との付き合いが希薄な、都市のど真ん中だった花井 -
Posted by ブクログ
ネタバレいや~笑いました。たえ子と升田の掛け合いがテンポ良くて笑えます。同居人が裸族って。イケメンなのに意識する暇もない。でも、たえ子が升田を意識しないでののしってる関係の方が好きだったので、意識してしまったのが残念でした。
読み切りの3322も好きです。
ヤマシタ先生のセリフは響くなあ。
「お母さん あなたがわたしに構わずに逝ってしまったのでわたしは わたしは わたしはわたしのどんな気持ちにもうまく名前をつけられないのだと思います」
「どうしてわたしが仲良くなってみたい本好きのあの子は わたしが話しかけてもあんまり答えてくれないのか」
「どうしてわたしだけが誰からも愛されないと思ってしまうのか」
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Posted by ブクログ
いやぁ~、コレは間違いなく傑作になる予感!
幼い頃から不気味な者(いわゆる幽霊)を見てしまう霊感体質の三角(みかど)は、イケメンだが生活能力0の除霊師・冷川(ひやかわ)にその才能を見いだされ、マンションの部屋に住み着く自殺者の霊や、ホテルや書店に出る浮遊霊、バラバラ殺人の被害者の霊など、嫌々ながら二人でタッグを組み除霊作業をこなしていくといったホラータッチのサスペンスストーリー。
なんといってもこの除霊作業のやり方が、とにかく斬新で面白い。
冷川と霊の間に霊感の強い三角を並ばせ、三角をブースターにして冷川が霊的なモノを掴んでぶん投げるという荒技(笑)。
その時冷川の右手は三角の胸にめり込み