槇えびしのレビュー一覧
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本因坊道策。
彼もまた、己の生き様をカタチに残そうと悩み苦しむ一人です。
碁の世界で道策。算術で関孝和。
春海という人間を構成する一つ一つの要素で、自分と同じように悩み苦しむ人物と出会い、そして彼らの覚悟に打ちのめされながら、前へ前へ進みます。
改暦の儀へと。
戦う相手は暦から、朝廷へ。
丁寧に根気よく向き合っていくことのできた暦という理論。それとちがって、のらりくらりと伏魔殿の様相の朝廷。
理想だけを追い求め、熱意があれば正道と、突き進んできた春海たちに立ちはだかった、過去・前例遵守の公家衆。
徒労と挫折に捕らわれた時に、道策との初手天元を賭けた真剣勝負は、これ以上ないカンフル剤となったは -
Posted by ブクログ
“亡き父の晩年に生まれ嫡男としてその名を継いでいるだけの私…
先に養子に入り実力者として評判高い義兄上…
それ故公務での「安井算哲」と
義兄上を憚っての「保井算哲」を
時として使い分けるようになっていった…
けれどもうひとつ
物心ついた頃ふっ…と心の片隅に生まれた大切な名が私にはある
碁を離れてこの名を使う時 束の間の自由が訪れる
「これは 渋川殿」”[P.28]
絵が上手い。
算術とか。結構面白かった。
気迫が伝わってくる感じ。
カバー下オマケ漫画の「マカロンは好きか」がじわじわくる。
Thanks to K.H.
20190713 再読
“恐らくは僅か九十匁程の重さ也——
それが掌