槇えびしのレビュー一覧
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1巻で自分に仕込まれた期待を裏切らず、それどころか何倍にもなって返してもらったような満足感。
原作未読なので先を知らずに読んでいるから余計だと思うのですが、1巻での前向きな方向性から一転して、かなり落ち込む春海が見れます。まさにどん底。
その落ち込みの顛末はやはり読んでいただきたい部分なので書きませんが、晴海という人間をより味わい深くしている展開であることは間違いないです。
そんなこんなでますます原作を読みたくなってきているのですが、ここで読んでしまうと、今味わっているこの楽しみは次巻には持てなくなるわけで…(笑)
そしてやはり、えびしさんの構図には宇宙感を呼び起こされます。キャラクターを -
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本屋でみかけて表紙買い。
原作が冲方 丁さんだし、表紙の絵柄も好きなので外れはなかろうと思いましたが、外れどころかむしろ大当たりでした。
世界観にぴったり寄り添うような風合いの絵柄が好感度絶大ですし、ところどころさしはさまれる登場人物の「独り言」がほっこりと面白いです。このあたりは作画担当の槇 えびしさんの技量が素晴らしいですね。
ときどき宇宙感のある3Dっぽい空間の構図があるのですが、それが見事に和風の絵で表現されているのには惚れました。素晴らしい。
物語の続きが気になるのですが、原作を未読なので原作を読んでしまうとマンガのネタばれになるジレンマが…。
ある程度進んだら原作も読みたいです -
Posted by ブクログ
エリート銀行マン(25才)×リストラ子会社出向バツイチリーマン(45才)
20才差カップル,年下攻めです。
45才だけど35才ぐらいに見える美中年の受けのかもしだす枯れた雰囲気がなんとも言えず私好みの設定です・・・そう,私はオヤジスキー(^^;)。不景気の中リストラされ勤めていた銀行の子会社に勤務する中年の物悲しさがよく描かれていてとても身につまされるお話です。けれど,お話が進むにしたがって(特に2作目『黄昏に花が舞う』では),自分の状況を悲観したりせず淡々と自分の仕事をこなしている主人公(受け)の姿勢に共感を覚えます・・・樹生さんのお話にしてはエッチは最初のみで淡々とした作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・至福のクリームパン
・カカオ香るビターな濃厚チョココロネ
・熱視線、北海道の味ちくわパン
・どっしりにっこりあんパン
舞台が札幌だというので買ってしまったけど、もしかしたら子ども向けの作品だったのかも。
最初の話で、主人公が自分の正体を一生懸命隠しているけれど、隠そうとすればするほどまるわかりというか…。
一般常識を疑い、柔軟な思考を促すための工学部教授なのだろうけれど、パンが好きすぎて副業にパン屋を…というのが無理やりすぎる。
謎解きとパンも、特に絡ませる必要はない。
最初の話で、話題として実在のパン屋の名前が出てきたので、もっと実際のパン屋の話が出てくるのかと思ったらそれだけ