槇えびしのレビュー一覧

  • 教授のパン屋さん ベーカリーエウレカの謎解きレシピ

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    ネタバレ

    軽く読める感じではあるけれど、大事なこと、伝えたいこと、考えさせること、もしっかり詰め込まれている印象。

    本業は大学の教授。その教授が副業で営むパン屋「エウレカ」
    出会う確率が低く、都市伝説的なパン屋のようなのに、味は「ふつう」笑
    パンへの愛が強いのに、工学的に語り始めるパンへの情熱は、こちらには難しくていまいち伝わらない。
    服装や雰囲気から、真面目で頑なな印象しか受けないけれど、さすが教授というか、観察力、知識量はすごい。

    おばあちゃんがパン屋で、パンの味に敏感、パン屋巡りが趣味の、服装がイマイチな(笑)警察官の福丸くんは、教授とは対照的。
    気さくで、真っ直ぐ、人が好き。

    この2人の会

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    2025年05月16日
  • 教授のパン屋さん ベーカリーエウレカの謎解きレシピ

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    思ってたのと違った!!(´・ω・)

    でも面白かった。パンの蘊蓄も、パン以外の蘊蓄も楽しめて、自分自身も考え方が凝り固まってる事に気付かされた。

    読んだ後にパンが食べたくなるかは微妙…。

    続くかな?続巻でたら必ず買います。

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    2025年05月13日
  • 冲方丁まるごと試し読み合本 1996‐2016【作家デビュー20周年!合計1000頁超!】

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    大ボリューム

    作者冲方丁の幅広い分野の作品の前端部分を集めた作品集である。とにかくSF ラノベ 時代物と対象分野が幅広く作品数も多いので大変なボリュームになっている。改めて読み返してみると、ばいばいアースから始まりマルドゥックスクランブルで頂点を迎えるSFものが私には一番しっくり来る。

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    2025年05月03日
  • きみにあげる。

    匿名

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    漫画自体は★5、でも画質が…

    表紙買いして結果成功だったものの画質が信じられないくらい荒れてる。一部の字は非常に読み取りにくかったです。集中しすぎて読んだあと目が痛い。他のサイトの立ち読み版では画質そこまで荒れてなかったのでブックライブにも修正版を希望します…

    #切ない

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    2024年03月17日
  • 火の鳥伝記文庫 アラマタ新聞 創刊号

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    荒俣宏先生が実際に描いているかはともかく面白い
    カラーで図説入りなのが分かりやすい
    荒俣先生には長生きして欲しい

    #癒やされる #笑える #タメになる

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    2023年04月28日
  • 魔女をまもる。(下)

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    上巻冒頭の人狼事件は意外な結末を迎えました。
    事実としてこういうことがあったのか創作なのかは不明ですが(多分創作なのかな?)、このヨーハン・ヴァイヤーさんは教会にだいぶ敵が多かった事でしょう。
    公爵の侍医であったことは幸いでした。

    本作はラストシーンですっきりしないものを残して終幕となっていますが、この物語の後に魔女狩りが更に苛烈になっていったことを思えばそれも納得です。

    それにしてもローマカトリック教会が絡むお話はどうにも陰惨なものが多いように思えますね。
    信仰が自由な国と時代に生まれた幸運をつくづく思います。
    畏れから疑問や批判を口にできないって、辛いことですよね。

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    2021年01月07日
  • 魔女をまもる。(中)

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    中巻も面白かった。

    つい誤解しそうになるけど、主人公は現代の私たちとは違う。あくまでも神も悪魔も実存を信じているんですよね。魔女は病気と言っても、病院で弱っているから悪魔に惑わされやすくなる、という考え方。

    さて、残る下巻がどうなるのか。
    楽しみです。

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    2021年01月06日
  • 魔女をまもる。(上)

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    魔女狩りが行われていた時代に、信仰心を持ちながらも迷信に惑わされず、魔女とされる人達は病気であるとして医療の力で救おうとした実在の医師をモデルにした物語なのだそう。

    魔女狩り。
    魔女と断罪されたが最後、苛烈な拷問により自白を強要され、火炙りなどの残虐な方法で公開処刑されるばかりか、他の魔女の名前を強引に言わされる事で、次々と罪なき女が魔女として告発される悪夢のようなシステム。

    現代の私たちから見ればとんでもなく愚かで残虐で、こんな事がヨーロッパ全土で行われていたなんて信じられない!と思うけれど、目に見えない不安をわかりやすい何かのせいにして、噂を真実のように思い込み、ターゲットを見つけて社

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    2021年01月05日
  • 天地明察(1)

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    主人公があこがれを持つ関さんは、江戸時代の人にもかかわらず現代人の私が理解している数学よりずっと高度な数学を使えていたようです。
    天文学や数学に関して一番ではない主人公が、人の助けを借りながら大きなことを成し遂げる話です。

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    2020年12月31日
  • 魔女をまもる。(下)

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    16世紀のヨーロッパ、魔女狩りの時代に医学的立場から魔女を救おうとした実在の医師ヨーハン・ヴァイヤーの姿を描くフィクション。上中下の3冊同時発売。作者の槇えびしは「アフタヌーン」で「天地明察」のコミカライズを担当していた人。とある村で発生した人狼事件を発端に、ヨーハン・ヴァイヤーが何故魔女を守ろうとするのかその成り立ちが描かれる。安易にめでたしめでたしにならない苦い展開。師であるアグリッパとの考えの違いなども面白い。一気呵成に読んでしたまった。2020年のベスト10に入る傑作。

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    2020年12月17日
  • 天地明察(2)

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    これは

    じわじわと来る。

    1巻では趣味人が描きたいものを全力投じて描いたのかな?くらいに読んでいましたが
    じわじわと面白さが上がってくる。

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    2020年05月08日
  • みずのいろ。

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    残酷から愛しさが生まれる

    柔らかいタッチで描かれている物語は、とても残酷だ。けれども、その中で生まれる愛は、捻れていても真っ直ぐでありたいと足掻いている。そんな印象が残った。

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    2020年01月24日
  • 天地明察(1)

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    小説はもとよりゲーム、アニメ、漫画原作などマルチに活躍する異才、冲方丁 (うぶかたとう)の初の時代小説にして、本屋大賞・吉川英治文学新人賞など 数々の賞を受賞したベストセラーを完全漫画化! 江戸時代初期、日本独自の 暦を製作した渋川春海の山あり谷あり、囲碁あり算術あり天文ありの人生を実 力派絵師・槇えびしが爽快に描く! 2012年秋、映画全国ロードショー!

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    2018年11月20日
  • 天地明察(9)

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    ネタバレ

    日本独自の暦を作ろうとする男の話。
    って書くと小難しい話に思えるけど、とにかく静かに熱い人間ドラマです。
    どんなに優れている物や者でも、勝利できるとは限らないから人事を尽くすべきであるというのが良くわかるお話しでもある。
    結局、政治にしても仕事にしても、誰かに都合が良い環境があるから現在そうなってるだけって事なのよね。
    それを壊すって事は、そいつらを敵にまわすって事でもあるわけで、莫大なエネルギーを注いだかと思われます。

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    2018年09月21日
  • 天地明察(9)

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    最終巻。
    春海の人生をかけた改暦事業。そこに関わってきた様様な人々への感謝を込めて、天地明察でございます。

    自分の好きなことをどこまでも追及し続けることの幸福。同好の士と永遠のあこがれの存在を得たことの幸福。影にも日向にも支えてくれる人がいる幸福。
    不安や挫折、不条理に振り回されながらも、成し遂げることができたのは、人々に恵まれていたからです。春海が皆を引き寄せ、逆に引き寄せられて、成し遂げた日本独自の暦という一大事業。ご苦労様でした。

    最終話、ラストシーンに感涙。関孝和に算術勝負を挑むも瞬殺。圧倒的強者に挑み続ける興奮と緊張。いくつになっても、失敗の恐怖より、成功の解放感を信じることので

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    2017年07月17日
  • みずのいろ。

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    紛い物であろうと、危なっかしい虚構の世界であろうと、それさえあれば生きていけると言う人の為に生きる事を選んだ男の子の物語。

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    2016年02月29日
  • きみにあげる。

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    「みずのいろ。」がよかったので、昔の作品も探して購入しました。
    あんなにハードな世界観じゃなくて、中国茶が飲みたくなるような話でした。どの登場人物も個性がしっかりしてて絵のクオリティも高くて引き込まれました。

    借金取りから逃げてるヘタレ天然男子×引きこもりな茶店の主人。見た目は二人とも若いwけど、どっちが年上かどっちが攻受なのか全く不明で興味津々になってしまいました。
    律さんもクールなんだかオカンなんだかわからない、めちゃくちゃミステリアスな主従関係で気になりました!

    893ものみたいな空気感がありながら、諒一の突き抜けた天然ボケのせいでクスッと笑えるシーンがいっぱいで楽しかったです。

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    2016年01月27日
  • みずのいろ。

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    第三者としては本当にこれでいいのか、と何とも言えない終わりだったんですが、世都の元の精神状態を鑑みれば落ち着くところに落ち着いたのだと思います。
    BLというよりは、確かに映画一本といった内容でした。

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    2015年12月25日
  • みずのいろ。

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    非常に分厚く280p越えていたので怯みました…
    それに表紙も傷だらけの青年がこっち見て血の涙を流してるし、水死?と震えながらも興味津々に…!
    槇えびしセンセが10年かけて完結させた作品に描き下ろしも収録した、とても読み応えある一冊でした。

    無法地帯の「天国」で、出自も自分の名前も記憶にないまま2年間殺し屋の世都と共に暮らしている礼夏。
    礼夏は生きるか死ぬかギリギリの毎日の中で、無邪気な明るさが微笑ましく、盲目的に慕う世都の身を気にかけ心配する姿がいじらしい子です。
    世都は殺し屋として確実かつ冷酷な仕事をするけれど、なぜか胸が痛くなるような憐憫を抱かせるんですよね…
    そして、そんな二人の前に突

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    2015年12月10日
  • 天地明察(8)

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    やっと出た⭐️関孝和‼︎の巻。

    小説を読んでいるため、起承転結を全て知っているのですが、小説にない部分をググッと書き込んで下さっているので、既読派にこそお勧めかもしれません。

    当時、小学生だった娘には少々難しいかと思い、コミックスを買い与えたのですが、お母さんも愉しんでいます。

    しかし、小説版から数えても、何度建部さまに泣かされているのだ私は!‼︎又泣いてしまったじゃないか、コンチクショウめ!

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    2015年07月13日