太田紫織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4分33秒だけ、誰かの過去に戻れる不思議な力をもった時守《ときもり》
幼い時にピアノを強いられた陽葵(ひまり)は、海外の留学中に手を負傷し、世界に絶望と失望だけが残った日々を過ごしていた。
そんな暗闇に沈んだ陽葵を救ったのは、公園の奥に佇む珈琲店タセット。
甘くも苦くも感じる珈琲の香りに包まれながら、また陽葵は今日も誰かの過去に触れていく。
感想です。
辻村深月さんの『ツナグ』に似た雰囲気漂う本作は、ミステリ要素は特にない連作短編集になります。孤独にいる陽葵がたどり着いた珈琲店タセットの人々との出会いと成長を語る作品でした。
表紙の女の子を見ていると、時をかける少女みたいな印象を受 -
Posted by ブクログ
ぼっち飯のアンソロジー。
子ども達の夏休みも終わりに近づいて、夏休み疲れの母にはピッタリの気軽さ。
ぼっち飯のイメージは、人それぞれ。
ぼっちという言葉は寂しいイメージだけれど、一人で食べることがむしろ嬉しかったり、楽しんでいる人も少なくない。
特に毎日食堂のオバチャンよろしく家族のためにせっせと食事の支度をしている母達にとっては、一人で好きなものを好きなように食べられるというのは最高の贅沢だったりする。
いろんな立場の人が、一人で食べることに喜びを見いだしながら食べる様子を小説やエッセイで読むのもまた楽しい。
でも…
最後に登場する矢部太郎さんの漫画にも描かれているけれど、結局はぼっ