太田紫織のレビュー一覧
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ここまで妙齢の独身女性に好かれる男子高校生っているか?~当麻で鍾乳洞を見たついでに寄ったハイキングコースで白骨化した遺体を発見した。70歳を過ぎた女性で10m上の崖から落ちて首を折り亡くなったらしい。自殺で決着したが,館脇正太郎の同級生の祖母で,祖父の面倒を見てきた人だった。その絵を見て自殺ではなく,事故だと櫻子は言う。迷子の3歳ほどの女の子を正太郎は30度を超す未明に保護した。交番の巡査は家を捜すために手伝いを求め,手掛かりを掴むために正太郎は櫻子を起こす。肘を折った形跡を見つけて外科医から家を突き止めると,母親が地下収納庫を守るように息絶えており,犯人が包丁を手に襲ってきた。薔子が実家の祖
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『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
櫻子の変人っぷり、ご当地ネタやグルメ描写は相変わらず魅力的ですし、今後に大きく影響しそうな男の存在や、エピローグのバースデーパーティーの主役は誰なのかなど思わせぶりな伏線をチラつかせており、シリーズ展開に大きな影響をあたえそうな一冊で読み応えがあります。
しかし、ミステリーとしてはいまいち。【猫はなんと言った?】は単純な展開で犯人は予想通りですし、論理的ではなくカマをかけて犯人を明らかにする展開で残念。
【私がお嫁に行く時に】は上手く落とし込んでいるようにも思え -
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『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
前作に比べ謎のスケールは小さめですが、九条櫻子と舘脇正太郎の人物描写が深まり、より味わいのある一冊になっています。
ベストは【お祖母ちゃんのプリン】。謎自体はささやかなものですが、正太郎とお祖母ちゃんの想いが伝わってきて泣けます。
【呪われた男】の真相は、やけに回りくどくて他に方法はないのかという思いがありますが、様々な薀蓄がストーリーに有機的に結びついていて良い出来だと思います。
【託された骨】は、骨を通じて人の過去を浮き彫りにするというシリーズならではの一編 -
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『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
前回よりも『骨』との関連性が強くなっていますし、櫻子が検死に関する知識も持ち合わせているという設定も活かされており、大分こなれて来た印象を受けます。
また、今回は正太郎の他にも女子高生の鴻上百合子、3歳児・いいちゃん、警官の内海などサブキャラクターが豊富なお陰で、櫻子の変人ぶりが引き立っています。
ベストは【あなたのおうちはどこですか?】。いいちゃんが真夜中に裸足で彷徨っているという不穏な謎が興味を引きますし、真相はいいちゃんの幼児語が鮮やかに繋がります。 -
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櫻子さんシリーズ第5弾。今回は長編。
前作の最後に出てきた『蝶形骨を奪う犯人』と10年前に遺体で見つかった女性。櫻子さんと正太郎少年が、櫻子さんの叔父が残した手記をたどりながら、その謎を追う。
10年前と今が交錯し、やがて繋がっていく。いつになく櫻子さんが探偵役として積極的に動き回り、このシリーズで一番ミステリーっぽい作品かも知れない。
今回の事件でまた正太郎と距離を置こうとする櫻子さん。ずっと正太郎の回想のような形なので、2人が離れる日は近いのかも知れないけれど、2人の今後と、櫻子さんの謎、そして『蝶形骨を奪う犯人』の正体が気になる。