太田紫織のレビュー一覧

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先

    Posted by ブクログ

    文庫書き下ろしのシリーズ第7作。中編3作。

    第1話 Bloody Valentine's Day
     正太郎が学校で、靴紐を切られたり昼食を隠されたりといった嫌がらせを受け、鴻上百合子と一緒のところを見られたかと、彼女に想いを寄せる親友の今居を疑ってしまうのだが、買ったパンに入っていたカミソリの刃で指を深く切って事件が明るみに出、櫻子さんが乗り出す。
     こういう犯人は怖いな。

    第2話 アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ
     珍しく百合子のモノローグ。冬祭りの旭橋で黒ずくめの女性が持っていた封筒が風に飛ばされて百合子が拾うと、中には別れのメッセージとダイヤの指輪が入っていたため、百合

    0
    2016年12月31日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    phantomに翻弄される正太郎。なぜそうなる、と思いつつも彼が思った遺書の最後、櫻子さんへの思いは何て綴られる予定だったのか、と思うと若さ故の情熱と暴走と過信なのかな、と思います。櫻子さんも保護者的な視点から少し変わってあげられるといいのに・・・まぁ無理なのかな。花房の正体が少しは分かるかと思った中盤まで。結果として何も分からないままに終わってしまいました。何しか自殺願望の人達の理由は若干弱い気もしました。内海さんの引越し騒ぎはちょっと救われる温かさ。霊的現象なのかもしれませんが悪い霊ではなさそうです。

    0
    2016年11月24日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2―後輩メイドと窓下のお嬢様―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    (自分が男性だからか)主人公が感情に流れやすいというか子供っぽいというか(私がおっさんだからか)そういう部分が気になりましたが,おもしろかったです。

    0
    2016年10月17日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正太郎君の身にはなぜこんなに色々起こるのか・・・、学校でまで危険な目に合うなんて。ストーカー先生なんて怖すぎ。櫻子さんの対応は厳しいようで、正太郎くんと百合子ちゃんを守るためには当然だと思う。で、百合子ちゃんは今井君と正太郎君のどちらが好きなのかしら。 今回はあんまりおもしろくなかったな。次巻に期待。

    0
    2016年09月26日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

    Posted by ブクログ

     アニメをみてから2冊めを読んだ。アニメ化されていた2話が載っていた。児童虐待が疑われたが実は子どもを必死で守った話と、崖から落ちた、同級生の祖母の話。櫻子さんは、あいかわらずだが少しソフトな気もした。次も読みたい。

    0
    2016年08月14日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人―新人メイドと秘密の写真―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    意表をついた設定が面白かった。
    19世紀の貴婦人たちのいる世界というのには、憧れもあるし。
    アイリーンとユーリの関係が少しずつ変わっていくのがいい。
    おまけ?の短編が微笑ましくて好き。

    0
    2016年05月22日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先

    Posted by ブクログ

    シリーズ7作目。短編3作+おまけのショートストーリー。
    前作でシリアルキラー・花房の影が2人の傍まで忍び寄ってきたので、いよいよ直接対決かと思ったら、進展なしでちょっと肩透かし。
    それでも、花房の影におびえ疑心暗鬼になりながらも、自分と周りの人たちを信じようとする正太郎が、少しずつ成長しているようで微笑ましい。
    そして、櫻子さんの口から語られた正太郎への想い。2人の独特な関係が、温かくもちょっと切ない。

    0
    2016年05月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第9巻目

    ★ネタバレ大ありです★

    今回は中編の「狼の時間」と短編の「午前四時のノック」の2作品。
    第弐骨の「午前四時のノック」はお巡りさんの内海さんが主人公のお話でした。怪奇現象かと思いきや実は心温まる内容でした。
    第壱骨の「狼の時間」は読んでみて、疑問点がいっぱい残りました。
    ・Phantom=花房が救えといった娘とはいったい誰だったのか?
    ・Phantomは実は正太郎を他の自殺者とともに自死させるつもりだったのか?(Phantomの真意がわかりません)
    ・青葉さんは怪しいの?
    他の読者の皆さんはどのように思っておられるのかが気になります。

    0
    2016年04月10日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

    Posted by ブクログ

    シリーズも長くなってきました。
    花房の正体がわからないまま、手の上で上手く転がされている状態が続いています。
    うーん、何だかすっきりしない感じが今回はあって、複雑です。

    0
    2016年02月03日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」はアニメで観ていたので内容はわかっていたけれども、アニメよりも描写が詳細なので面白かった。モーニングリング(mourning ring)という指輪があるとは知らなかったので大変ためになりました。

    正太郎が助けた(金銭的には磯崎先生だが)犬の「ウルフ」、アラスカン・マラミュートという犬種も全く知らなくて気になるので調べました。なるほど~、”ウルフ”という名前をつけたのも頷けます。

    0
    2016年02月01日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

    Posted by ブクログ

    6冊目~初めて櫻子に会ったのは,永山の祖父母を訪ねた帰り,隣のアパートに住む谷内というおばあちゃんがホームを抜け出して,神社の桜の下を掘っている時だった。かのお婆ちゃんは自分が埋めた父親の遺体を掘り出したかったのだ。学校の放送部の怪談話の真相を知りたいとの依頼に,夜一人で過ごすのが嫌で幼馴染みを遊びに誘ってすっぽかされ,男たちに乱暴されそうになったのに,連れを置き去りにした記憶が消えない。入院中にSNSで通信していたphantomは櫻子ではなく,花房だった~櫻子の弟・ソウタロウは15年前に姉を追い掛けて失踪し,遺体で発見された

    0
    2016年01月31日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

    Posted by ブクログ

    櫻子さん、だんだん、フツーになってきてる?(笑)
    あの時、彼女にかけた言葉は、含蓄があったな。
    あれを言える大人は、なかなかいないと思う。
    それにしても、冒頭の、ウルフの件はショックだった。
    なんで、ウルフが。
    今回の花房の意図は不明だけど、展開は足踏みだよねぇ。
    だらだらしないで、しっかり決着をつけてほしい。

    0
    2016年01月30日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

    Posted by ブクログ

    5冊目~櫻子の叔父が追究していた蝶形骨を失った遺体…自殺か他殺か,旭川の廃屋で蝶の季節だけ訪れていた花房という画家を追い求め,函館へ。日和という看護師の周辺を十年ぶりに洗う。末期癌の老人を死に至らしめた責を負って自殺した…と結論づけたが,叔父と事件を追っていた山路という刑事は失踪していた。函館で写真家として活躍している日和の妹・沙月が使っているうらまようという名は平凡な薔薇・ベニモンアゲハを指していた。沙月は花房に毒蝶と喩えられていた~蝶形骨って面白い。Wikipediaでは3Dで見せてくれる。叔父が残したFileという設定は無理が過ぎる。九条家は櫻子を進学させなかった!!??彼女のぶっきらぼ

    0
    2016年01月29日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

    Posted by ブクログ

    4冊目~鴻上の叔母さんという椿の飼い猫を死体で発見して,相談を受けた櫻子は,旭山動物園飼育員の沢と調べて,飼われているアライグマの仕業と睨む。前の恋人がしつこく,今の恋人は犬猫の嫌いな香水を使っている。犯人は…。祖母が鴻上に残したかったという祖父の絵は…。正太郎の担任が過去受け持ち,高二で一人失踪した仲良し三人組の残りの二人の内の更に一人が愛犬を連れて失踪した。残り一人を問い詰めると,3人の秘密の場所,夏の間だけ訪れる蝶を描く画家が住む小屋に案内されるが…~中編二つに短編一つというパターンは読みやすいかも。内海巡査って読んだだけだとずんぐりむっくりのチビデブ汗臭おまわりのイメージなんだけど。あ

    0
    2016年01月28日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

    Posted by ブクログ

    3冊目~内海巡査の頼みで呪われていて死にそうだというデイトレーダーの黒基調の家に行くと,呪いが籠もっていると言われるソモエドは人懐こい。代々伝わっている古い絵に使われている絵の具に砒素が含まれていて,心臓に遺伝的な欠陥があると判断するが,薪割りの斧で大怪我をする。事故を装った自殺騒ぎを櫻子は収める。死んだ祖母が好きだったプリンは,苦しんでいる入院中の自分の姿を孫に見せたくなくて,鎮痛剤が効くまでの時間を稼ぐものだった。櫻子が文化祭に来たのは,ここが自分の母校で,理科の佐々木教諭と関係があるからだったが,教諭は女性の人骨を資料室に保管していた。猫の標本となる骨が消えていたが…~男主人公はペットだ

    0
    2016年01月28日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

    Posted by ブクログ

    ここまで妙齢の独身女性に好かれる男子高校生っているか?~当麻で鍾乳洞を見たついでに寄ったハイキングコースで白骨化した遺体を発見した。70歳を過ぎた女性で10m上の崖から落ちて首を折り亡くなったらしい。自殺で決着したが,館脇正太郎の同級生の祖母で,祖父の面倒を見てきた人だった。その絵を見て自殺ではなく,事故だと櫻子は言う。迷子の3歳ほどの女の子を正太郎は30度を超す未明に保護した。交番の巡査は家を捜すために手伝いを求め,手掛かりを掴むために正太郎は櫻子を起こす。肘を折った形跡を見つけて外科医から家を突き止めると,母親が地下収納庫を守るように息絶えており,犯人が包丁を手に襲ってきた。薔子が実家の祖

    0
    2016年01月26日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

    Posted by ブクログ

    少々、中だるみ傾向。いろいろ細かいことちりばめてどのような展開もありみたいですけど。芯のところがぼやけた印象うけました。

    0
    2015年12月01日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

    Posted by ブクログ

    『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
    櫻子の変人っぷり、ご当地ネタやグルメ描写は相変わらず魅力的ですし、今後に大きく影響しそうな男の存在や、エピローグのバースデーパーティーの主役は誰なのかなど思わせぶりな伏線をチラつかせており、シリーズ展開に大きな影響をあたえそうな一冊で読み応えがあります。
    しかし、ミステリーとしてはいまいち。【猫はなんと言った?】は単純な展開で犯人は予想通りですし、論理的ではなくカマをかけて犯人を明らかにする展開で残念。
    【私がお嫁に行く時に】は上手く落とし込んでいるようにも思え

    0
    2015年11月09日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

    Posted by ブクログ

    『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
    前作に比べ謎のスケールは小さめですが、九条櫻子と舘脇正太郎の人物描写が深まり、より味わいのある一冊になっています。
    ベストは【お祖母ちゃんのプリン】。謎自体はささやかなものですが、正太郎とお祖母ちゃんの想いが伝わってきて泣けます。
    【呪われた男】の真相は、やけに回りくどくて他に方法はないのかという思いがありますが、様々な薀蓄がストーリーに有機的に結びついていて良い出来だと思います。
    【託された骨】は、骨を通じて人の過去を浮き彫りにするというシリーズならではの一編

    0
    2015年11月08日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

    Posted by ブクログ

    『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
    前回よりも『骨』との関連性が強くなっていますし、櫻子が検死に関する知識も持ち合わせているという設定も活かされており、大分こなれて来た印象を受けます。
    また、今回は正太郎の他にも女子高生の鴻上百合子、3歳児・いいちゃん、警官の内海などサブキャラクターが豊富なお陰で、櫻子の変人ぶりが引き立っています。
    ベストは【あなたのおうちはどこですか?】。いいちゃんが真夜中に裸足で彷徨っているという不穏な謎が興味を引きますし、真相はいいちゃんの幼児語が鮮やかに繋がります。

    0
    2015年11月02日