太田紫織のレビュー一覧
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櫻子さんシリーズを3作目まで読んできて、やっぱり、気になる。
しつこいようだが、正太郎クンのキャラだ。
繊細で傷つきやすく、やさしい性格だとは思うのだが、どうも、「ん?」と思わされる。
例えば、この作品の「託された骨」でも、櫻子さんの「飼い猫の死後、解剖して標本にした」という過去の話に、「かわいがっていた猫を標本にできるなんて」と涙を流したり、記念館に展示されている銃や刀が、血を浴びているかもと思っただけでいたたまれなくなったりと。
もう少し、大人の男に成長し、櫻子さんを精神的に支えられる存在になってほしいと、余計なお節介をつい。
ま、コンビ的に、櫻子さんが「硬」なら正太郎クンが「柔 -
Posted by ブクログ
「櫻子さんの足下」シリーズの2作目。
今回は、「夏に眠る骨」、「あなたのおうちはどこですか」、「殺されてもいい人」の3編が収録されている。
相変わらずマイペースの櫻子さんと、正太郎クンのコンビ。
コンビといっても、個人的に、櫻子さんの相棒は、も少し大人のほうがよかったかなと思うのだが。
相棒として、櫻子さんに対するグチが多いんじゃないかと。
理解度が足りないんじゃないかしら…と。
そう思うのは、「夏に眠る骨」では、正太郎クンの同じ学校の女子、鴻上百合子の祖母の件で、百合子でさえ、櫻子さんを「優しい人」と表現するが、正太郎クンはその言葉に驚いている。
それに対し、百合子は「優しい言葉 -
購入済み
続きが、、気になります
前半は館脇家のお兄さんが
ついに出てきます!
今回の終わり方が、
大きな事件の途中までになるので
続刊まで登場人物達を心配しなければ
ならなくなると思うので
読後スッキリしたい方は
次作が出てから合わせて読むのが良いのではと思います。
大筋は、櫻子さんが骨から事件を
解決していくとわかりやすい内容です。
ですが、どの登場人物も
なにを考えてるか分からず 感情移入し辛い作品ですが、物語の展開もジワジワと先がみえなくなる感じがこの作品の
魅力だと思います。