太田紫織のレビュー一覧

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    櫻子さんシリーズ第5弾。今回は長編。
    前作の最後に出てきた『蝶形骨を奪う犯人』と10年前に遺体で見つかった女性。櫻子さんと正太郎少年が、櫻子さんの叔父が残した手記をたどりながら、その謎を追う。
    10年前と今が交錯し、やがて繋がっていく。いつになく櫻子さんが探偵役として積極的に動き回り、このシリーズで一番ミステリーっぽい作品かも知れない。
    今回の事件でまた正太郎と距離を置こうとする櫻子さん。ずっと正太郎の回想のような形なので、2人が離れる日は近いのかも知れないけれど、2人の今後と、櫻子さんの謎、そして『蝶形骨を奪う犯人』の正体が気になる。

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    2016年05月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

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    骨を愛する櫻子さんと一緒にいると、平凡な高校生の僕まで事件に巻き込まれていく...。

    読んでて思ったけど、これ3作目みたい。てっきり櫻子さんと僕がくっつくもんだと思ってたけど、、櫻子さんには婚約者がいるようだし、あらら?って感じ。
    ミステリーとしては、まぁ、まぁ。ってところかな。ライトなミステリ。

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    2015年04月16日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

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    櫻子さんシリーズ第4弾。
    今作は鴻上さん絡みと磯崎先生絡みのお話3編。
    相変わらず櫻子さんの豊富な知識で淡々と解決していく感じだけど、彼女が披露する骨や動物に関する知識も楽しみの一つとなっている。
    そして今回も重いというかどこか切ないお話が多かったように思う。特に第参骨。
    謎の多い櫻子さんの家族についても、徐々に明らかになってきそうな気配があるし、いまだ本人が登場しない婚約者・在原さんも気になる。

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    2015年06月27日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

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    骨を愛するお嬢様、櫻子さんシリーズ第2弾。
    櫻子さんと主人公の館脇少年との馴れ初めのシーン等が無いなあと思いつつ、途中から本書が1作目でないこと気がついた。
    謎解きとしては普通。
    3編とも家族ネタ、内2編は読後感のよいものではなかった。

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    2015年01月26日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

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    九条櫻子、無邪気でキレイなお嬢様、骨を組立てる標本士、素人検死。館脇正太郎、高校生、お供の少年。

    お約束の美女、高い能力、独特の対人法、自分本位、男言葉。

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    2015年06月14日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

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    今回は櫻子さんと正太郎が初めて出会った事件と、櫻子さん家族の過去が明らかになる。そして、花房がどこに潜んでいるのかわからず、花房による巧みな罠にドキドキしながら読みました。
    花房の事件が解決してしまうとこのシリーズが終わるのか、長引いてる気もする。正直、花房との因縁の対決もほどほどで終わってくれたらと思う。確か正太郎の回想で話が進んでいたと思うけれど、やはりこの事件がメインになってしまうのかな。

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    2014年11月28日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    ネタバレ

    そろそろマンネリ・・・という気も。十年前の話と、今の話が少し込み入っている印象を受けた。ただ沙月の豹変ぶりには驚く。ただ法医学者の叔父の結論と櫻子の推理が全く異なることも必見。ただ少々強引は過ぎないか?とも。ちょっと違和感がある内容である気もした。それまでの巻のようなテンポの良さは、長編であることもあって、ない。今までのほうが良かった気もする。

    櫻子と正太郎と鴻上の三角関係?も今後が少し気になる。

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    2014年08月30日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    シリーズ初の長編。読み応えがありました。
    蝶形骨をめぐって姿をみせない花房の影と対決します。
    シャーロック・ホームズに例えれば、花房はさしずめモリアーティ教授といったところでしょうか。しかし、あまりにも実体が見えなさ過ぎな気もします。

    本シリーズが好評であればあるほど直接対決は先延ばしにされるんでしょうね。直接対決を早く見たい気もしますが、それがシリーズの終了を意味するのであれば、もう少し櫻子さんのサイドストリーに寄り道をしても良い様な気もします。

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    2014年06月22日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

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    第参骨は珍しくせつない話だ。しかも猟奇的殺人犯の存在も匂わせている。

    櫻子さんの許嫁である在原直江氏の存在意義も未だにハッキリとさせていない。作者が描いている全体像がまだ見えてこないが、まだしばらく続きそうなので次巻の上梓を楽しみに待つ事にする。

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    2014年05月05日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    シリーズ3作目にして、この特異な設定がようやくしっくりくるようになってきたと感じる。

    今までの2作が標本士九条櫻子の特異性を説明する作品であったのに対して、今回はその特異性がふんだんに活かされており、まさに”骨太な”作品になっていると感じる。

    舞台となっている旭川の特徴も活用されていて、ご当地キャラミスとして定着するのではないだろうか。

    また、主人公の生い立ちが見え隠れし始めて新たな展開が期待される。

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    2014年04月29日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    磯崎先生が私の心をかっさらっていってくださったわけですが、イラストが某バスケ漫画のダジャレ先輩にしか見えなくてつらいです。どっちも好きですけどね!!

    新キャラもいいけど直江さんまだですか(真顔)。

    ずっと大河観てたせいか徳富蘆花の登場?にテンションダダ上がりだったんだけど、読んだことないのでそのうち読みたいと思います。
    あれが最後の話だったせいか櫻子さんのメンタル的な弱さがやたらと印象に残ってしまった感が否めないのだけど確かに静かなお屋敷ではなくなってしまったし、もう以前の生活には戻れないから櫻子さんの成長に期待ですね。
    普通だったら正太郎くんとくっつくのだろうけど婚約者の直江さんがいるし

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    2013年12月19日