司馬遼太郎のレビュー一覧
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【内容】
土佐二十二万石の大領を率いる長曾我部盛親は、関ヶ原の戦いに敗れ、一介の牢人の身に落ちた。
恥多い謫居の中で、戦陣への野望を密かに育くみ、再起を賭けて、遺臣たちと共に大坂夏ノ陣に立ち上がったが・・・。
大きな器量を持ちながら、乱世の動きにとり残された悲運の武将を、鮮やかに描き出した長編小説。
(ブックカヴァーより)
【感想】
1984年に発売された作品です。
長曾我部家というと、盛親の父親・長曾我部元親が、四国を統一した覇者として有名ですが、彼が関ヶ原の合戦直前に亡くなり、東軍につくか、西軍につくか、政治的に動かなければならない最も大事な時期に、後を継いだばかりの盛親が、舵取りどこ -
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幕末の医者たちの話。主人公たちはみんな医者だし、基本的に物語は彼らの行動に沿って展開されるんやけど、結局のところ人物は点景として一枚絵に添えられているだけ、という印象を受ける。たぶんそれで間違いない。もちろんその「一枚絵」は「明治維新」という時代なんだけど、言葉としてはこれよりも「幕末」のほうが正しい。主人公たちが幕府に寄っていたから、というわけでなく、司馬が作品で意図したのは新時代の幕開けではなくて、旧秩序の崩壊であったに違いないから。
作中で語られるこの時代の医者、特に蘭医というのをふたつの側面から切ると、まず身分制度の埒外にいる。それから、蘭学を通していちはやく西洋思想に触れている -
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本当は「国盗り物語」は全4巻だけど、歴史に疎い私は斉藤道三という人をよく知らないので、知っている織田信長の方だけを読んだ。
そうかそうか、斉藤道三は信長の舅だったのか。
私は歴史上の人物の中では、今まで織田信長が一番好きだった。
なんかこう、潔いというか、パキッとしてるというか、決断力も早そうで、戦に出るときはいつも一人で馬に乗って飛び出して、途中途中で馬を止めて部下が到着するのを待っていたとか、今までの武士とは違う考え方だったとか、そういうエピソードがすごく「かっこいい!」と思っていたから。
この本を読んでもやっぱり「信長はすごい」という考えは変わらなかったけど、でももし信長のような人が社長 -
購入済み
中身の話ではなくて、酷い話
池波さんの表紙で、路上でタバコ咥えている写真が載っているのがあります。
紙版の司馬さんの小説でも見たことがある。確か裏表紙。
携帯灰皿なんてない時代だから、ほぼ間違いなく、吸殻は道路にポイ。
この本の表紙も、電車の中で新聞広げてる写真が出てます。
電車の中で新聞広げる行為も、いっとき随分叩かれた行為です。
邪魔ですよね、特に混んでる時は。故に、今日ほとんど見ることはない。
作家さん本人にとって、出版側からの指示とはいえ、
こうした今日ではルールに反する写真を掲載するのは、あんまりな話です。
作者さんは故人だからどうしようもない。
タイトルもすごいですね。
のちの書籍のタイトルが概してスッキリし -
購入済み
賛否両論があるかもしれない
腹蔵なく具申させていただけば本作品は毀誉褒貶が激しいかもしれない。歴史観の乖離は誰にもある故、必ずしも司馬史観と一致しないことがかんがえられるゆえに。されど司馬作品には享楽できるような述懐が必ずあるようなので読んで後悔するとも限らないと思われる。