野地秩嘉のレビュー一覧
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タイトル通りイベリコ豚を買いに行く話
しかし、普通のグルメエッセイかと思いきや
まさかのイベリコ豚というものを知り、そしてその肉を日本で販売するために買うことになった物書きである作者の実録。
肉など売ったことのない、本当の素人が、イベリコ豚という特殊な豚を買う...どうやったら買えるのか、そもそもどうやったら商品として売れるのか。まったくゼロからのスタートになる。
筆者が、一つ一つ問題を解決しつつ、イベリコ豚を売るに至るまで。なかなか目から鱗が落ちる一冊。
読み終わるとイベリコ豚が食べたくなります。
しかし、本当にそれだけの魅力がある豚なのだなぁとしみじみ感じられる本だった。 -
- カート
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試し読み
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食に想いをこめた人たちの
こだわりを とりだす 作業をする。
生い立ち、なぜ食の世界に入ったのか?
そして、今は 何にこだわっているのか?
食の達人たちは、「頑固で、頑固につきる」
これと決めたら、自分の意志を通す。
無駄を出さず、手間をかけることで、まるごと食べる。
美味しいものをつくるには、ただひたすら継続することであり、
偶然やラッキーでは生まれない。
30年以上続き、ごく普通の値段で、看板メニューをもつ。
雑味がなく、透明で品がよく、さわやかなお吸い物。
そばには、そこの空気が含まれている。空気が美味しいのだ。
受け継いでも、同じ味を真似なくて、自分の味で勝負する。
あこがれがある -
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トヨタが、いや日本が誇る「トヨタ生産方式」は、今や日本国内だけでなく、世界中に浸透しています。
その「トヨタ生産方式」とは何か、どのようにして生まれ、育てられてきたのか。トヨタ自動車草創期からの歴史や関わった人物を丹念に取材し、詳細に書かれた本です。
ある別々のメーカーが、同じような部品を使い、同じような機械で車を生産する。でも完成した自動車の品質は違いが生まれる。それはなぜ生じるのかと言えば、生産方式が異なるからだといいます。
限りなく生産性をあげ、品質を高め、コストを下げる。この究極に挑戦し続けるのが「トヨタ生産方式」です。
新しい機械を入れて生産性を高めようという考えを、「トヨタ生産方 -
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形としては残らないが、人の心に残るサービスの職人たち9人の物語。
ふらりと販売店に入って来、場違いな雰囲気の20代前半の若者にも
「客」として接するロールスロイスの営業員。今はほぼ絶滅したと言って
もいい大型キャバレーのナンバーワン・ホステス。東京大空襲で焼け野
原となった東京で、阪神淡路大震災の被災地で、必死に電報を届けよう
とする配達人たち。
物作りでこそないが、彼等・彼女等には「職人」の心が生きている。
本書で取り上げられている東京都千代田区神田の天ぷら屋の2代目の
エピソードがいい。
父の店に弟子入りした2代目は婚約を期に、父から鍋前の花台を受け
継ぐ。ある日、昼食の天ぷら定 -
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ポールマッカートニーが来日し、あの武道館から51年目だという報道があったり、たまたま、本屋でこの本を見かけ、絶版になっているとばかり思っていたら、来日に合わせてまた売りだりしていたので購入。「ビートルズを呼んだ男」の永島さんには、新入社員の頃、キョードー東京で一度お会いしたことがある。紹介された時も、「ビートルズを呼んだ男」だと教えてもらった。この本を読むと、その肩書は本人は欲しくなかったのかもしれないとも思う。今年の武道館の金額は払えないが、本書によると、ビートルズの公演は若者が行けるようにチケット代は安かったようだ。だったらもっと安くしてよと思うが、ファンが高年齢化して、高額のチケットが買
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新書だけれど、堅苦しくなく非常に読みやすい。
具体的な絵、美術館の説明を求めている人には物足りないかもしれないが、入門として満足の内容だった。
とりわけ日本画家の千住博氏の話は面白く、「耳」は描くのが難しく、画家の実力が出るそう。
「困ったら耳を見る」ことも面白そうだ。
そして、画家の気持ちになってみるというのも、その絵を鑑賞するのに面白いと思う。
今までは、絵だけを見ていたが、その絵を描いた画家になりきることで違った見方ができそうだ。
ニューヨークでは、アートは日本より身近にあって、みな談笑しながら見ているそう。
いい美術館は、壁の色や照明が違うのだそうで、絵そのものよりも見せ方に工夫が凝