野地秩嘉のレビュー一覧

  • サービスの達人たち(新潮文庫)

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    おもてなし系の仕事のテクニック的な紹介かと思ったら、あまり見聞きすることのできない職種における伝説のプロフェッショナルとも言える人々の回顧録的なもの。いまだ現役の方もいるが、引退された方も含め昭和の時代からの生き方、働き方は刺激的。

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    2017年12月12日
  • ビートルズを呼んだ男

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    ネタバレ

    ポールのコンサートへ行ったばかりだったので、プロフェッシナルなコンサートの一方で、あの純粋で、お茶目な雰囲気を思い出す。

    ビートルズを日本に呼んだことで、日本の文化も大きく変わったと。大人になること、たとえばジャズを聴くとが良いと思っていたのが、いつまでもやりたいことをやっていくことがある意味、認められるきっかけとなったと筆者は書く。

    日本公演のジョンとポールのインタビューが印象深い.
    知的で緻密で大人のジョンと、純粋で、まっすぐで一生懸命なポールが対照的でそれぞれに魅力的だった。

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    2017年09月09日
  • サービスの達人たち(新潮文庫)

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    形としては残らないが、人の心に残るサービスの職人たち9人の物語。

    ふらりと販売店に入って来、場違いな雰囲気の20代前半の若者にも
    「客」として接するロールスロイスの営業員。今はほぼ絶滅したと言って
    もいい大型キャバレーのナンバーワン・ホステス。東京大空襲で焼け野
    原となった東京で、阪神淡路大震災の被災地で、必死に電報を届けよう
    とする配達人たち。

    物作りでこそないが、彼等・彼女等には「職人」の心が生きている。

    本書で取り上げられている東京都千代田区神田の天ぷら屋の2代目の
    エピソードがいい。

    父の店に弟子入りした2代目は婚約を期に、父から鍋前の花台を受け

    継ぐ。ある日、昼食の天ぷら定

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    2017年08月18日
  • イベリコ豚を買いに

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    ノンフィクションライターの著者がイベリコ豚のスモークハムを売ることになります。
    いろいろな読み方・感じ方ができる面白い本です。ノンフィクションですが、ビジネス書でもあり、グルメ本でもあり、旅行案内でもあり・・・。

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    2017年06月10日
  • ビートルズを呼んだ男

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    ポールマッカートニーが来日し、あの武道館から51年目だという報道があったり、たまたま、本屋でこの本を見かけ、絶版になっているとばかり思っていたら、来日に合わせてまた売りだりしていたので購入。「ビートルズを呼んだ男」の永島さんには、新入社員の頃、キョードー東京で一度お会いしたことがある。紹介された時も、「ビートルズを呼んだ男」だと教えてもらった。この本を読むと、その肩書は本人は欲しくなかったのかもしれないとも思う。今年の武道館の金額は払えないが、本書によると、ビートルズの公演は若者が行けるようにチケット代は安かったようだ。だったらもっと安くしてよと思うが、ファンが高年齢化して、高額のチケットが買

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    2017年05月13日
  • サービスの達人たち―究極のおもてなし―(新潮文庫)

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    大きな組織にいようとも、商品を愛し心の入った接客と、売り上げを比例させる達人たち。
    「楽しそうな店員さんにもっと会えてもいいのにな」と感じていた最近だったので、この本に心温まりました。

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    2017年03月22日
  • サービスの達人たち―究極のおもてなし―(新潮文庫)

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    読み物として面白い。サービスってマニュアルじゃなくて、いかに相手のことを想像し、思いを寄せるかなんだなあと改めて思った。

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    2018年02月02日
  • SNS時代の文章術

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    "SNS時代の"とタイトルについている割にはあまりSNSならではの話ではなかった。しかし、文章作成に役に立つ情報として役に立った。ひらがなと漢字の割合や句読点の打つ頻度などに気をつける、五感を表現してみる、詩をよんでみるなどなどが気づきとして得られた。作家さんは言葉をとても丁寧に選び、配置し、表現するということがわかった。

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    2016年05月20日
  • サービスの達人たち―究極のおもてなし―(新潮文庫)

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    これぞサービスの「達人」と言える。

    日本には、たとえ対価が払われなくとも、サービスに命を賭けている人間がいる。「飛び込み営業」でベンツを年間100台も売る営業マン。「戦後最高」と称される伝説のウェイター。稼働率100%を誇るビジネスホテルの支配人。クレームを受けたことがないカリスマ美容部員……。彼らはなぜ客の心を虜にできるのか。人知れず真髄を極める職人たちの技と心意気を描くノンフィクション。

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    2016年05月11日
  • 成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝

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    ネタバレ

    マクドナルドを世界的なフランチャイズ化したレイクロックの自伝。
    マクドナルド兄弟が営んでいたハンバーガーショップをミキサーの営業マンだったクロックが世界で初めての大型フランチャイズを企画するという点が最大の目玉であると思うが,そのあたりの記述が少ないのが残念。

    新装版には巻末の孫正義と柳井正の対談がついていてちょっとお買い得。さらに柳井さんの解説「事業の作り方」。「市場の捉え方」7法則はすごく面白い。この30ページ部分だけでも必見という感じ。気になる箇所に付箋貼っていったら,ほとんど埋まってしまった。。

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    2016年04月17日
  • SNS時代の文章術

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    「SNSに役立つ文章の書き方」と思って読んだが、もっと広い内容。
    文章の書き方の常識が、SNS が一般化したことで変わってしまった、ということが著者の大前提で、そのことをふまえて、公式な文書やビジネスの文書なども含めて文章の書き方を見直す必要がある、ということを書いた本なんですね。実例も豊富に載っており、なるほどと思ったところも多くあった。
    ただ、タイトルは誤解する人が多そうなので考え直した方がよいのでは。

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    2016年03月24日
  • サービスの達人たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サービスのノウハウ的なものが書いてあるかなと思ったんですけど、サービス系のすごい人たちの話でした。

    かっこいいです。


    なんてゆうか、僕がこんなとこで彼らの批評をするのは申し訳ないくらいかっこいいです。

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    2016年01月18日
  • ニューヨーク美術案内

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    新書だけれど、堅苦しくなく非常に読みやすい。
    具体的な絵、美術館の説明を求めている人には物足りないかもしれないが、入門として満足の内容だった。
    とりわけ日本画家の千住博氏の話は面白く、「耳」は描くのが難しく、画家の実力が出るそう。
    「困ったら耳を見る」ことも面白そうだ。
    そして、画家の気持ちになってみるというのも、その絵を鑑賞するのに面白いと思う。
    今までは、絵だけを見ていたが、その絵を描いた画家になりきることで違った見方ができそうだ。

    ニューヨークでは、アートは日本より身近にあって、みな談笑しながら見ているそう。
    いい美術館は、壁の色や照明が違うのだそうで、絵そのものよりも見せ方に工夫が凝

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    2015年06月23日
  • 高倉健インタヴューズ

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    人生にとって大切なものは何か?という問いに、「大切なのはたった一つ、心です」と言い切った、高倉健のインタヴュー集。言葉を少しずつ集めたようなインタヴュー集だが(それ故に重複している内容もある)、高倉健の言葉の選び方から、その性格や物の考え方が立ち昇るようだった。

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    2015年03月27日
  • 高倉健インタヴューズ

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     高倉健さんの著作は以前「旅の途中で」というエッセイを読んだことがあります。
     本書は、高倉健さんとその所縁の方々へのインタビューをまとめたもの、高倉さんの様々な顔を覗い知ることができます。
     しかし、知れば知るほどその魅力を増す方ですね。その凄さを出演作品から感じたいと思います。そして、改めてご冥福をお祈りいたします。

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    2014年12月31日
  • 高倉健インタヴューズ

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    なくなってから、高倉健に関する記事や本を読んでいるけど、どこを切り取っても高倉健という感じですごい。
    一番最後の江利チエミのエピソードが微笑ましかった。

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    2014年12月17日
  • 接待は3分 仕事ができる人のもてなし術

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    必ずしも接待の話だけではないが、あまり教えてもらえないビジネスマナー講座の一つと考えると貴重な情報がけっこう山盛り。雑誌の連載をまとめたものだというので体系的ではないものの、こういうのは参考になる情報だけでも自分のものにすればいいわけで。とりわけ賢人たちのエピソードがやはり心に響く。もちろんそれをやっているから賢人なわけではないのだろうけども。

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    2014年04月08日
  • プロフェッショナルサービスマン 世界に通じる「汗と涙のホスピタリティ」

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     良い話だとは思うのだが著者を介した内容なのでいまいち迫力に欠ける。

     各個人直接の話を聞いてみたい。

     ヤナセ 河野敬
     スーパーオーケー 飯田勧
     煙突解体 野波繁幸
     保育園 小林照男
     まい泉 山崎明希子
     スーパーホテル 西尾寛司
     瀧波旅館  須藤清市

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    2014年03月18日
  • サービスの天才たち

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    サービスについて知りたくて読書。

    相性が悪いのかちょっと頭に入りづらい文章だったが面白く読書させてもらった。最後のゴットハンドとタクシードライバーの話が印象に残る。

    日本でタクシーは数えるほどしか乗ったことがないのだが、こんなタクシーへ乗ってみたいなと思う。タクシーの空間は一種独特のため今でも苦手。ドライバーが饒舌すぎるのも好きではないし、ズーンと重苦しい雰囲気も氣まずい。その辺りの客の心理を察し、努力した結果、リピート客から指名を受けるドライバーになったのだと思う。

    お客と適切な距離を置くこと。自分の態度が変わるのが怖いのであえて客の職業やプライベートなことは聞かない。客の情報を外で話

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    2014年01月21日
  • 一流たちの修業時代

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    いろんな業種のすごい人たちにも今の自分のように苦労してたんだと知ると、やる気が出る。
    辞めなきゃいいんだ。
    そうか。

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    2014年01月07日