野地秩嘉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マクドナルドのレイ・クロック氏の自伝。
ユニクロの柳井氏とソフトバンクの孫氏が推薦する本だったので、これは!と思い手にとりました。
400ページ弱と結構な厚さの本で、最後まで読めるだろうか?と思っていたが、これが意外とスラスラ読めてしまった。
レイクロック氏は、信じられないくらいの巨大フランチャイズ企業のトップとして君臨した人だが、私のようなレベルの人が読んでもとてもわかりやすい。
ビジネスは当然だが、とても人間力があり、経営者であろうと、サラリーマンであろうと、大切にしなければならない事が沢山書かれている。
そして、50歳をこえてから起業したというそのパワーがヒシヒシと伝わってくる -
Posted by ブクログ
シュウゾー購入本。
企画書のノウハウではなく、優れた企画書を作っている人たちの人物伝といった内容。『彼らの話をじっくりと味わうと、そこに現れているのは人間性であり、哲学だ、と気付く』と本書半ばで述べられているが、前半を読んでいて、私もまさにその通りのことを感じていた。
要するに、企画書はテクニックではない。当人に心から訴えたいことがあり、それを色々な角度から検証し、練っていくうちに、核となる「一行」が見えてくる。このように「一行」がある企画書は良い企画書。逆に言えば、「一行」が現れるまでの過程があるかないかが肝で、誰でも楽にいい企画書なんてできないよ、と。
そうだよな!頑張ろう。と素直に -
Posted by ブクログ
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▼ 100文字感想 ▼
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企画書の極意がわかった気がする。いくら良い企画でも
相手に伝わらなければゴミと同じ。相手にどれだけ鮮烈
に映像としてイメージさせるかが鍵。広告に関わる人なら、
岡康道さんの話は必読!想像以上に広告に役立つ本。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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Posted by ブクログ
この本タイトルからすると企画書を書くテクニック集かと思うけど、そうではなくていろんな人に行ったインタビュー集。
しかもインタビューを受けているのが、日本を代表する会社や組織の社長やリーダーなどが中心。ふだん企画書なんて滅多に書かない人が多い。
普段から企画書を書きまくっている人は商品開発チームのリーダーやコンサルティング業の人、代理店タグボートの代表など少数。
企画書本としては異例の部類に入るかもしれない。
でもこの本、自分のやりたい企画を実現するために企画書を書いている人には凄く参考になる。
一方、人から「こんなことやりたいんだけど企画書書いてよ」と頼まれて受動的に企画書を書いている -
Posted by ブクログ
伝説のイタリアン・レストラン「キャンティ」。名前だけはよく聞いてた。《「キャンティ」とは一軒のイタリア料理店を指すのではなく、そんな人々が集まったあの時代の、あの空間だけを指すのだ。》p.160。《開店から数年の間、夜の十時を過ぎ、常連たちが現れると、「キャンティ」はレストランの風景ではなく、ひとつ屋根の下で暮らす家族が集まった家のようになった。》p.161。
そんな常連たち(多くは今では各ジャンルの著名人)の数々のエピソードを面白おかしく描くのかと思ってたけど、どちらかといえば初代オーナーやった川添浩史と川添梶子、共に国際人で美と文化を愛しプロデュース能力に長けていた二人を描く評伝。毅然とし