【感想・ネタバレ】成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝のレビュー

あらすじ

52歳のレイ・クロックはいかにして世界的な大企業「マクドナルド」を創ったのか?
彼の人生を読み解き、その金言と経営哲学を学べる一冊。
ソフトバンクの孫正義とユニクロの柳井正、日本を代表する2人の経営者の対談も収録。<

【著者紹介】
レイ・A・クロック
1902‐1984。アメリカ・イリノイ州オークパーク生まれ。
高校中退後、ペーパーカップのセールスマン、ピアノマン、マルチミキサーのセールスマンとして働く。
1954年、マクドナルド兄弟と出会い、マクドナルドのフランチャイズ権を獲得、全米展開に成功。
1984年には世界8000店舗へと拡大した(現在マクドナルドは世界119カ国に約30000店を展開)。
後年にレイ・クロック財団を設立。さらにメジャーリーグのサンディエゴ・パドレス獲得など精力的に活動を行った。
本書原題“GRINDING IT OUT”はいまも多くのアメリカの学生に読まれ続けている。

【目次より】
◆はじめに 「これが僕の人生のバイブル!」 柳井正
◆第一章 チャンスを逃すな
◆第二章 仕事はハンバーガーの肉だ
◆第三章 セールスの極意
◆第四章 売り上げを伸ばす
◆第五章 ストレスに打ち勝つ!
◆第六章 契約の落とし穴
◆第七章 フランチャイズシステム
◆第八章 成功の方程式
◆第九章 知りたいことはゴミ箱の中に
◆第十章 キャッシュフロー
◆第十一章 取引先とともに成長する
◆第十二章 理想の組織
◆第十三章 トップは孤独である
◆第十四章 ヒット商品のつくり方
◆第十五章 球団買収
◆第十六章 やり遂げろ!
◆あとがき
◆おわりに 「おまえたち、金儲けに精を出せ!」 孫正義
◆付録1 特別対談「心に焼き付けた起業魂とアメリカの夢」 孫正義VS柳井正
◆付録2 「事業の創り方」「市場の捉え方」法則7 柳井正

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Posted by ブクログ

マクドナルドでなんとなくハンバーガーを食べていてふと、「このハンバーガーが地球上全て同じクオリティで提供されているってすごすぎないか?」と不思議に思い、その場で調べてポチった本。調べてみて気がついたけれど、それまでマクドナルドというお店の名前は知っていても、創業した人なんて知らないし考えたこともなかったことに気がついた。レイクロックが本著のなかで語る、マクドナルドというブランドをただひたすらに大きくしたいという野望は、彼が亡くなった40年後の現在、創業者の存在を消費者に考えさせないほどに大きくなっている。アメリカで生涯にわたってひたすらにモノを売り続けてきたレイクロックが語る、「モノを売る」ということの真髄を骨身に叩き込まれる本。そしてなによりも日本版限定で実現した、レイクロックを敬愛してやまない孫正義と柳井正の対談や書き下ろしの感想が、あまりにも面白く蛍光ペンを引く手が止まらず20分だけのつもりの入浴が1時間にも及ぶ長風呂になってしまった。自分はこの本を生涯読み返し続けることになるのだろうなと感じた素晴らしい本。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

①〜⑥はどれも好きで甲乙つけ難い!

①「店は客のためにあり、店員とともに栄える。店主とともに滅ぶ。」
一勝九敗に続いて再掲

②「リスクのないところに成功はなく、幸福もないものだ。」
床の上のロープを渡ってもダメ!

③経営者の意識を持って仕事をすること。
目標は高く、視線を上げて仕事をすること。

④「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」

⑤「見た目も、行動も、スマートに。最初に売るのは自分自身だ。」

⑥「事業の成功を目指すならばビジネスにおけるすべての基本を遂行しなくてはいけない」
パティのように細部を最重視!

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2024年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レイ•クロックが、ウォルトディズニーと知り合いであったことに、興奮しました。
やっぱり何かを成し遂げるような人はそういう人を引きつけるものだなと感じました。

失敗をしても、そこから学び挑戦していくこと、勇気をもらえる一冊です。

面白かったです。

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2022年12月06日

Posted by ブクログ

マクドナルドの実質的創業者の自伝。52歳でマクドナルド兄弟の経営する店に出会い、そのシンプルさ、綺麗さ、美味しさ、安さに惚れて全国チェーンを目指しフランチャイザーを広げていく。サプライヤーとも協力し、多くの人を億万長者にする。大胆に、素早く、人と違ったことをする、これが秘訣であるが、それを実践して徹底してマクドナルドを浸透させていった。それだけこのフランチャイズシステム、各地の経営者、商品・店の強力さを信じて、磨き上げていった。
柳井正、孫正義の対談、巻頭巻末の文章が豊富。

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2019年12月19日

Posted by ブクログ

自身の仕事に活かせるような考え方が書いてあり為になった。
イメージが湧きにくく読みづらい部分もあったが、全体を通して面白く読めた。


勤務先の会長が以前薦めていた本だと読んでいる途中で上長から聞き、会社の方針等と照らし合わせて「なるほど」と思う部分もあった。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

孫正義さんや、柳井正さんが尊敬する経営者藤田田さんが日本のマクドナルドのフランチャイズ化を進めていきました。
この本は本土アメリカでマクドナルドのフランチャイズ化を成し遂げたレイクックの自伝です。

52歳でマクドナルド兄弟が営業するお店と出会い、創業者にフランチャイズ化を進めるところから、現在のシステム化されたマクドナルドの誕生につながっていきます。

若き日の経営者柳井正さんが「勇気を持って、誰よりも先に、人と違ったことをする」というレイクックの言葉を手帳に書き何度見返していたという逸話に感銘を受けた。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

マクドナルドの創業者の本。ひたすら資本主義を信じ、自らの信念に前向きに取り組む姿勢はアメリカ人らしい。こういう人間がたくさんいるアメリカの活力の源を知ることにもなる。新興の起業家、経営者が感銘を受けるのも頷ける。今努力していることが正しいのか?と自問する悩めるビジネスマンを明るくする啓発本にもなる。

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

この一冊で、あなたも一味違うマッククルーへ。バイトリーダーも顔負けなマクドナルド創業の歴史を語れるように。ぜひ、ビジネスの輝かしい成功譚のお供に、シリコンオイルで揚げた、アクリルアミド入りポテトを添えて。

ミルクセーキ用ミキサーのセールスをしていたレイ・クロック氏はカリフォルニアでハンバーガーレストランを経営していたマクドナルド兄弟と出会う。そのスピード感や標準化された作業手順に感心し、チェーン展開の権利を取得。レイ・クロック氏が52歳の時だ。本著は自伝だが、小説のような仕立てで読み易く、面白い。しかも、1900年代半ばのアメリカのビジネス界が覗ける。

ー やり遂げろ。この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う。才能があっても失敗している人はたくさんいる。天才も違う。教育も違う。信念と継続だけが全能。これが、マクドナルドのレストランを4000店建てた精神だと。勇気を持って、誰よりも先に、人と違ったことを。

そう言えば、マクドナルドは、ロシアがウクライナに侵攻して間もなく店舗を閉鎖。ロシアでは、フクースナ・イ・トーチカに店名を変え、店舗の運営を再開。運営やレシピは、マクドナルド同等だという。愛されたビジネスの証拠だろうか。我々は、摂食も認知も、多少の心身影響は関係なく、インスタントで気楽なものを好む生き物だ。

案外、健康で生真面目に生きたいだなんて本音では思っていないのだ。個より種を選び、単為生殖より有性生殖を選んだ上に、古い個体がきちんと死ぬような設計にしたのだから。その事は、マクドナルドの存在が証明の一助になるだろう。

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2023年08月20日

Posted by ブクログ

仕事ばかりして遊ばなければ人間ダメになるという格言があるが、私はこれに同意しない。なぜなら私にとって、仕事が遊びそのものだったからだ。

野球をして得るのと変わらない喜びを仕事から得ていたのである。

仕事=遊び
この姿勢から学ぶことは多いと感じました。

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2021年01月31日

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マクドナルドをここまで大きくした人だから確かにやっていることがすごい。
この人生から何を学べるかを読み解かなければいけないんだけれども、まだ自分の読解力では導き出せないなあ

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2020年11月12日

Posted by ブクログ

★学んだこと
マクドナルドのフランチャイズ権を購入して全世界に広めたレイ・A・クロックさんの話をもとに、やり遂げる大切さを学びました。
この世界で継続ほど価値のあるものはないと断言をして、信念と継続だけが全能であるという言葉に確かにと思いました(●´ω`●)

★実行すること
まずは自分の決めている習慣を徹底して継続させること、継続させつつも更新をしていける器の人になります!レイさんの努力量に比べたら本当に大したことなさすぎるから、このくらいのことは余裕でこなせる力をつけます!

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2020年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マクドナルドを世界的なフランチャイズ化したレイクロックの自伝。
マクドナルド兄弟が営んでいたハンバーガーショップをミキサーの営業マンだったクロックが世界で初めての大型フランチャイズを企画するという点が最大の目玉であると思うが,そのあたりの記述が少ないのが残念。

新装版には巻末の孫正義と柳井正の対談がついていてちょっとお買い得。さらに柳井さんの解説「事業の作り方」。「市場の捉え方」7法則はすごく面白い。この30ページ部分だけでも必見という感じ。気になる箇所に付箋貼っていったら,ほとんど埋まってしまった。。

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2016年04月17日

Posted by ブクログ

マクドナルドのレイ・クロック氏の自伝。

ユニクロの柳井氏とソフトバンクの孫氏が推薦する本だったので、これは!と思い手にとりました。

400ページ弱と結構な厚さの本で、最後まで読めるだろうか?と思っていたが、これが意外とスラスラ読めてしまった。

レイクロック氏は、信じられないくらいの巨大フランチャイズ企業のトップとして君臨した人だが、私のようなレベルの人が読んでもとてもわかりやすい。

ビジネスは当然だが、とても人間力があり、経営者であろうと、サラリーマンであろうと、大切にしなければならない事が沢山書かれている。

そして、50歳をこえてから起業したというそのパワーがヒシヒシと伝わってくる。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

部分的に読み進めました。
参考になる箇所も多く、特に経営者の思考プロセスや実践的なノウハウには学ぶところがありました。
ただし、孫正義氏、柳井正氏、レイ・クロック氏など、登場する経営者があまりにも著名で実績が際立っているため、一般的なビジネス書として読むよりも、偉人伝として捉えた方が良いかもしれません。
これほどの成功を収めた方々の経験談は貴重である一方、そのまま自分の状況に当てはめるには注意が必要だと感じました。成功体験に基づく強い信念が文章からも伝わってくるので、参考程度に留めておくのが賢明だと思います。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

マクドナルドをフライチャイズとして成功させた人物による半生記及び経営論。柳井正氏と孫正義氏の対談。柳井氏による解説。

映画ではあまり良い印象ではない描かれ方であったが、本人の立場からだと良い成功失敗談になつている。
ただ、アメリカ人特有の文章の書き方が冗長的に感じる。
最後の解説がとても良くまとまっていて、それだけ読んでも良いかもしれない。

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2024年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本のここがお気に入り

「誰かに幸福を与えることは不可能だ。独立宣言にもあるように、唯一できることは、その人に幸福を追う自由を与えることだ。幸福とは約束できるものではない。それはどれだけ頑張れたか、その努力によって得られる、その人次第のものなのだ」

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

この本は、ユニクロの柳井さんの解説があってこそ日本人に受け容れられる本に完成していると思う。
と思うと、監修の野地秩嘉さんは素晴らしい。
ありがとうございました。
とはいえ個人的に、レイクロックを好きになれなかったのでこの評価で…

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2024年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画があるとは知らなかった。

柳井さん、孫さんの対話が面白かったので
メモ。

社長の指示した通りに社員が実行するような会社は間違いなく潰れる。

現場社員は本質的になにを指示しているのか理解しておく。それを現場判断で組み替える。

何度でも孫正義の人生を歩みたい
こんなこと言えるだろうか。

be daring be first
勇気を持って、誰よりも先に。

幸せを手に入れるためには、失敗やリスクを越えていかなければならない。机の上に置かれたロープの親はたっても、それは決して得られない。リスクのない所には成功をなくしたがって幸福もないのだ。我々が進歩するためには、個人でもチームでもパイオニア、精神で全身するしかない企業システムの中にあるリスクを取らなければ、これが経済的自由への唯一の道の他に道は無い。

働くこと、働かされることを楽しまなければならない。
24時間仕事を考えて暮らしているのが経営者の実情じゃないかな。

店は、客のために有天気、共に栄える天使と共に滅ぶ店は、曲のためにあると言う部分はよく知られている。しかし、それだけじゃ足りない客を大切にして、咽頭心を合わせれば店大きくなる。しかし、私が英語を持ち出して店を私物化した途端に滅びてしまう。家族役員に入れたり、社員を見子近いのように使って友達と一緒に働いたり。

ガッツとそれを持続させる力が、我々のレストラン成功するために必要な常識を持ち、目標に向かっていくつよい信念とハードワークを愛する人物なら誰でもできるのだ、

本質を見抜く力や親の経営能力はどうやって身に付けるか。経営に携わっていない時点から経営者の意識を持って仕事をすることそれだけです。経営とは自分の仕事や会社の事業が顧客に何をもたらしているのかを考えることです。傾斜の視点で自分なりの判断を下していくことが訓練になります。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

映画も見ていたので、億万長者のノートも読んでいたので、あまり新しく感じることはなかった。

ただ、自分の信念を貫き通すことは大切だなって改めて思った。

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2023年02月23日

Posted by ブクログ

世界一、億万長者を生んだ男。ただレイクロックの本質は、社会的課題に正面から向き合う、すなわち利他の精神であり、その結果がマクドナルドグループの成功なのだろう。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

レイ・クロックの仕事に対する情熱を学べます。ただ、読み進めているとマックが食べたくなるのでダイエット中の方にはおすすめ出来ません。。
個人的には本編よりも、付録の孫正義と柳井正の対談の方がすんなり理解できました。

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

「私は52歳だった。ビジネスに身体を酷使し、糖尿病と関節炎を患い、胆嚢のすべてと甲状腺の大半を失っていた。だが、生涯で最高のビジネスが私の行く先に待ち受けていると信じて疑わなかった。私は未熟で、成長の途中にあり、空を飛行しているような心持ちで人生を歩んでいた。」

このフレーズを読んだだけでも、ゾクゾクする。ミルクセーキのマルチミキサーのセールスだった52歳の男が、地方にある得意先のハンバーガーショップを訪れた時に、その将来性を見出して、飲食業の経験もないくせに、自分がチェーン展開すると決断したときの心境を、そう語っているのだ。頭、おかしい。でも、彼こそがマクドナルドの創業者なのだ。

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2021年12月05日

Posted by ブクログ

成功はゴミ箱の中に

マクドナルドの創業者であるレイ・クロック氏の自伝です。
生い立ち、マクドナルド兄弟との出会いから会社が大きくなり死去するまでが語られています。
成功談というより、レイ・クロックという人の信条、人間性を前面に出した内容になっています。
巻末には、孫正義 氏と柳井正 氏の対談やそれぞれの解説が収められており、そちらも興味深い内容でした。


【本書で学べること・考えること】
- チャンスを掴むのは自分次第
be daring, be first, be different
- 忍耐力の重要性
- 契約内容には注意
- Win-Winの作り方
- 理想の組織
- トップの孤独
- ヒット商品の作り方

読んでみての感想です。

事業で成功する人は、趣味=仕事といった人間なのだと改めて思いました。
このエネルギーは、一流アスリートと一緒で、才能+努力+運のなせる業です。
これは、誰にでも当てはまるものではないです。

レイ・クロック氏は、非常にフェアな取引、Win-Winを意識した取引を心がける人物だと思いました。
個人的になリベートや接待を嫌い、その分、値引きしてくれという考えが代表的です。
藤田田 氏の藤田商店でも同じことをやっており、有名な逸話だったと記憶していますが、ルーツはここだったことを知りました。
節税にも興味を持たず、公共益を考える姿勢は好きです。

巻末の柳井正 氏のまとめが秀逸でした。
そこを読めばポイントが押さえられるので、柳井 氏の凄さを改めて知りました。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

マクドナルドを巨大なフランチャイズに育てたレイ・クロックの自叙伝。
エッセイのように話が流れていくので、もっと詳しく知りたいというところがいろいろありましたが、ともかくマクドナルドが成長していくときの熱量や試行錯誤の数々は感じ取ることができました。

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2021年05月03日

Posted by ブクログ

●Be daring Be fast Be different(勇気を持って、誰よりも先に、人と違ったことをする)
●未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる。
●圧倒的な失敗の数。「間違っていない」「連戦連勝」と考える人は、成功のハードルが低い
●最初に売るのは、自分自身だ。それに成功できれば、ペーパーカップを売るのは楽だ。

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2021年01月15日

Posted by ブクログ

途中までは楽しく読めたが、後半は自画自賛感が濃厚で、やや胃にもたれた。恋愛話も退屈。

ビジネスとしての成功は素晴らしいと思うが、今後はよりヘルシーなメニューに移行し、健康面での改善を期待したい。

本編より、柳井正氏と孫正義氏の対談と、柳井正氏の文章の方が面白い。

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2020年12月27日

Posted by ブクログ

レイ・クロックさんの人生とマクドナルドがどう関係していったのかも描かれていて、全てのことは繋がっていると思った。

やっぱり多くの人に良い影響を与える人は
とことん集中してやり遂げる。
自分の意見を貫く。

「信念と継続だけが全能である。」

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2020年12月10日

Posted by ブクログ

悪くはない。自伝で時折、信条などを語りながら、なぜそう判断したのかが書かれている。

非常に感情的な人だし、結構いろんな人をディスっていて、多分サイコパスだなとは思いながらも、考え方、マインドで参考になる部分は多かった。

まあ、テーマで言うと、
資本主義のルールに則りWIN-WINを目指せ、
顧客を見てビジネスを進めろ、
ということだろう。

ただ、線を引いたのは、本章よりも後半の柳生さんの語りの部分が圧倒的に多かったw

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2020年02月02日

Posted by ブクログ

世界的なファストフードチェーンのマクドナルド創業者レイ・クロック氏のマクドナルドの出会いや自身の考えなどその半生を書いた一冊。

ペーパーカッブの販売やピアノマンなどを経て、52歳の時にマクドナルド兄弟の営むハンバーガーと出会い、そこから経営に乗り出し、フランチャイズ展開で大成功を収め、世界に名だたる大企業に上り詰めるまでのアメリカン・ドリームを掴んだ氏の功績を知ることができました。
そして、マクドナルド兄弟との確執の苦悩やマクドナルド大学設立による社員教育などの時点におけるクロック氏自身の考え方も書かれていて現在の地位にまで至る苦労などを知ることができ、たいへん刺激を受けました。
また、フライドポテトのあの独特の味やフィレオフィッシュなどの誕生秘話や財団を設立して社会貢献する姿など今の姿に至るまでの経緯も知ることができ、マクドナルド社への理解も深まりました。

巻末の孫正義氏と柳井正氏の対談や柳井氏の解説も本書の内容を深掘りすることができ、興味深いものでした。
その中でも日本にマクドナルドを導入した藤田田氏のエピソードは強く印象に残りました。

現在飲食を中心に経営の1つの潮流となっているフランチャイズというシステムをマクドナルドの経営を通じて構築したクロック氏の功績を本書で知ることができました。
クロック氏のリスクを負って諦めず挑戦したことやフランチャイジーを信じて経営を行ってきたこと、サンディエゴ・パドレスを買収した際の不甲斐ない試合への謝罪のエピソードなど同社の経営のみならず顧客に対して商品やサービスに妥協しない姿勢などが現在の世界を代表する企業になった要因だと感じました。
クロック氏の半生を通じて、自分の人生にプラスになる力をもらえた一冊でした。

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2020年01月12日

Posted by ブクログ

楠木建の「戦略読書日記」で、「プロフェッショナルマネジャー」のハロルド・ジェニーン氏とは好対照にあるものとして紹介されていた。マクドナルド創業者のレイ・クロックの自伝である。
元々マクドナルド兄弟が経営していたレストランを全国展開していき、最後はプロ野球チームのオーナーになったり、3度の結婚をしたりと波乱万丈な人生がつづられている。
それにしても、マクドナルドの店舗経営のスタイルは当時としては画期的で、筋がよいものだと思うのだが、これだけの良いものを持っていても、事業を急拡大する局面においては、肉食系のゴリ押しスタイルの著者でも相当苦労しているのが本書を読むとよくわかる。ちなみに、「プロフェッショナルマネジャー」も本書も柳井正氏のコメントが添えられている共通点がある。創業者にとっては、プロフェッショナルマネジャーも本書もバイブルなのだろう。自分にとっては到底バイブルにはなりえないけど…。

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2021年08月08日

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