野地秩嘉のレビュー一覧
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野地さんの文章を読んだ後、
必ず爽やかな気持ちになるのは、
なぜだろう。
苦労の汗や、
時には苦渋の呻きさえも聞こえるのに、
そしてそれらに共感しているにもかかわらず、
わたしは爽やかな気分になる。
それは、
泣いたあとの爽やかさに似ているかも。
野地さんの緻密な取材と、
野地調ともいえる筆致は、
本著でも存分に楽しめる。
しかも、本著は「裏方」を取り上げている。
野地さんがどの文章でも、
光でもなく炎でもなく、
でも暖かな何かを照らしてきた分野、
まさに野地作品の真骨頂である。
真摯に生きること、
それは誰のためでもなく、
自分のためであること。
そうして自ら搾り出した「自分のた -
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ネタバレ[ 内容 ]
得意先に媚びを売り、高級店で派手に騒ぐのが接待じゃない。
酒の席を借りたセールス、プレゼン、そして情報収集が真のねらいだ。
その目的を果たすためには、相手をどう誘い、どんな店に連れていき、いかなる会話をするのが効果的なのか。
あなたの素顔や日ごろの生活ぶりがはからずも露呈する。
いっしょに仕事をしたいかしたくないか、3分もあれば相手は判断するのだ。
「騒がしい店は意外と使える」「家族についての質問はやめる」「二次会はメンバーを分ける」―。
達人たちに学ぶ、相手の心を一瞬でつかむ作法。
[ 目次 ]
第1章 接待の会食(事前の準備と店選び;料理の注文は型破りで攻めよ! ほか)
第 -
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総合商社は商売の仲介だけでなくさまざまな事業分野に投資をしている。このようビジネスモデルは日本特有で、日本の経済成長を支える象徴的な存在ともいえる。
この本は伊藤忠商事の商いの心得を岡藤さんのインタビューを中心にまとめたものだ。財閥系と比較して規模が小さいものの、岡藤さんの時代に時価総額などで財閥系を抜き、今では就職人気ナンバーワンの企業となっている。そんな華やかな実績とは対象的に、商いの心得に派手さはない。目標は身の丈にあった設定としコツコツとそれを達成すべきだとか、データに頼らず現場に足を運び客のニーズを把握するとか泥臭さがあって、一般的なビジネス書に書かれていることとは一線を画す。実際