野地秩嘉のレビュー一覧
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戦時中の話は詳しい。中島飛行機は三菱重工と二分する飛行機会社だった。異なる点はフランスの技術を学びそこで安全性重視の考え方を取り入れ、それが、水平対向エンジン、モノコック、アイサイトといった安全技術絵と繋がった。戦後は解体され、一部はプリンス自動車として日産に取り込まれたが、残りの富士自動車は6つ集まってその数でスバルと名付けられた。スクーターからスバル360という軽自動車のヒットを出すが、トヨタが販売店を完璧に組織化するのに対し、自転車上がりの販売店を自動車化することなく、併売店中心のネットワークでうまく立ち上がらない。その中で興銀出身の田島社長が研究開発投資やアメリカ進出の礎を作り、次の財
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読む前に想像していたよりいい本だった。いわゆるビジネス系の安手の自己啓発本みたいなものかなと思っていたんだけど、各人の生い立ちなども紹介しながらその人ならではのサービスのありようを紹介している。
いってみれば、彼らは(……そう、彼らはであって彼女にあたる人は本書にはいない。おかまはいるけど)その道一筋の人たちであり、そういうのってけっこう男性的な感じがする。なぜなら、男はいろんなことをいっぺんにやるのがあまり得意でなく、一つことを突き詰めていくほうが向いている気がするから。
彼らにしてみれば功名心とかスキルとかいう意識でやっているのでなく、ただただやっている……というかそういうふうにしか生きら -
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世界的なファストフードチェーンのマクドナルド創業者レイ・クロック氏のマクドナルドの出会いや自身の考えなどその半生を書いた一冊。
ペーパーカッブの販売やピアノマンなどを経て、52歳の時にマクドナルド兄弟の営むハンバーガーと出会い、そこから経営に乗り出し、フランチャイズ展開で大成功を収め、世界に名だたる大企業に上り詰めるまでのアメリカン・ドリームを掴んだ氏の功績を知ることができました。
そして、マクドナルド兄弟との確執の苦悩やマクドナルド大学設立による社員教育などの時点におけるクロック氏自身の考え方も書かれていて現在の地位にまで至る苦労などを知ることができ、たいへん刺激を受けました。
また、フラ -
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誰もが知っているマクドナルド。そのファーストフードビジネスをチェーン化した経営者の自著伝。
彼は初めからファーストフードのビジネスに関わっていたのはない。紙コップの営業マン、ビアノミュージシャン、ミキサー営業マンと職を渡り歩いた。52歳でマクドナルドという当時は一介のハンバーガー店に出会って、成功の可能性を確信し、そこから全国展開に汗をかく。
印象に残った文章の備忘録。
・この時期(苦境の時期)、問題に押し潰されない方法を私は学んだ。一度に一つのことしか悩まず、問題をズルズル引きずらない。
・マクドナルドを安定した品質と運営が標準化されたレストランのシステムにするためには、徹底的な教育と、施設 -
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楠木建の「戦略読書日記」で、「プロフェッショナルマネジャー」のハロルド・ジェニーン氏とは好対照にあるものとして紹介されていた。マクドナルド創業者のレイ・クロックの自伝である。
元々マクドナルド兄弟が経営していたレストランを全国展開していき、最後はプロ野球チームのオーナーになったり、3度の結婚をしたりと波乱万丈な人生がつづられている。
それにしても、マクドナルドの店舗経営のスタイルは当時としては画期的で、筋がよいものだと思うのだが、これだけの良いものを持っていても、事業を急拡大する局面においては、肉食系のゴリ押しスタイルの著者でも相当苦労しているのが本書を読むとよくわかる。ちなみに、「プロフェッ -
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人と顔を覚えて、親身に話を聞く。
これがサービスの極意。
業界なんて関係ない。
パチンコも評価されるべきところはたくさんある。
【ココメモポイント】
・それでいいんじゃないか。遊びも文化なんだ。
P.40
・知りたいという気持ちはすべての欲の根源だ
P.44
・企業が周りから好意を得ようと思ったら、(中略)取引先、下請け業者に大きな態度をとらないこと。
P,114
・最大の接客サービスは負けた人の話を真剣に聞くこと、つまり、客の気持ちに寄り添って共感すること
P.191
・常連さんの顔と名前を覚えて、話しかけること
P.213
・生活に必要な産業になれば、親しみが増す。 -
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さまざまな困難を不屈の精神で乗り越え、会社を成長させた9人の社長の自身の考えや経歴について書いた一冊。
タイトルは奇抜なものですが、9人の経営者の信念や思いが強く伝わってくる一冊だと感じました。
星野氏や堤氏を師事し、薫陶を受けた井手氏や林野氏、継いだ家業を自身の考えでさらに発展させた福島氏や桜井氏や田中氏、ひょんなきっかけから今の業態での起業をした大倉氏や入沢氏などキャラクターも個性的でストーリーとしても興味深く読むことが出来ました。
紹介されている企業の経営はそれぞれの業界でも独自性の強い特色のあるものですが、軌道に乗るまでの苦労は並々ならないものだとも感じました。
本書では経営の根幹