野地秩嘉のレビュー一覧
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成功はゴミ箱の中に
マクドナルドの創業者であるレイ・クロック氏の自伝です。
生い立ち、マクドナルド兄弟との出会いから会社が大きくなり死去するまでが語られています。
成功談というより、レイ・クロックという人の信条、人間性を前面に出した内容になっています。
巻末には、孫正義 氏と柳井正 氏の対談やそれぞれの解説が収められており、そちらも興味深い内容でした。
【本書で学べること・考えること】
- チャンスを掴むのは自分次第
be daring, be first, be different
- 忍耐力の重要性
- 契約内容には注意
- Win-Winの作り方
- 理想の組織
- トップの孤独
- ヒット商品の作り方
読んでみての感想です。
事業で成功する人は、趣味=仕事といった人間なのだと改めて思いました。
このエネルギーは、一流アスリートと一緒で、才能+努力+運のなせる業です。
これは、誰にでも当てはまるものではないです。
レイ・クロック氏は、非常にフェアな取引、Win-Winを意識した取引を心がける人物だと思いました。
個人的になリベートや接待を嫌い、その分、値引きしてくれという考えが代表的です。
藤田田 氏の藤田商店でも同じことをやっており、有名な逸話だったと記憶していますが、ルーツはここだったことを知りました。
節税にも興味を持たず、公共益を考える姿勢は好きです。
巻末の柳井正 氏のまとめが秀逸でした。
そこを読めばポイントが押さえられるので、柳井 氏の凄さを改めて知りました。 -
Posted by ブクログ
仕事のモチベーションを上げるきっかけにならないかなと思って読んだ。
戦前の軍需企業、多大な借金からの銀行支配と、永らく不自由な経営環境であったことが分かる。それでも偉大な創業者や技術者が築いたアイデンティティのある会社はやはり強い。戦後から約50年間は実質スバル360しかヒットがなくて続いているのだからそう思う。そして、やっと花開いたと思ったらEV化の波。だいぶ運には見放されている会社だ。
もはや国内消費者の方を向いていない会社だとの批判があるが、応援している。結局のところ、輸出産業が輸出で稼いでくれないと対外の購買力が弱くなって貧しくなってしまう。
あとがきの「今のスバルはもう一度、大きな夢に挑戦してほしい。EVや自動運転車ではなく空飛ぶ車を作ってほしい。だいたいスバルが空飛ぶ車を作らなくてどうするのか。他社にやらせていいのか。」はちょっといい言葉。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ※事例が多い本
企画書の目的は、こちらが望んだプロジェクトを実現させること
テレビ番組『お厚いのが好き?』
難しい本を読み解く番組
→企画書「君はキルケゴールも読んだことがないのか?」
企画書を書く前にまず確認するのは、その企画は何をおいても自分が実現したいことかどうかを自身に問うことではないか。
和田徹さん キリン
企画書を何枚も書き日付もつける。
それを時系列に並べて、自分の頭の中を整理する
★素敵な商品・技術を持っていても、それが周りに伝わっていない人が多い。それを企業単位で創っていく。
企画書を書く際には、未来のお客様が満足そうに使用している姿を思い浮かべる
企画を書く時には、物語・ストーリーが大事
インパクトのある言葉は、拡大コピーして取っておく
★カフェの雑誌・新聞がいらなくなったらもらえないか? -
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ネタバレTPS
世の中が大きく変化するとき真価を発揮 リーンな生産方法
危機管理
トラブルの復旧
情報収集~対策実行~修正 対策本部で完結 スピード重視
現地で工場特定~代替生産~物流ルート確保
大部屋にホワイトボードに書き出し更新 役員報告はしない 問題解決に集中
①真剣に考えず真剣にやろう
②常在危機
③それでもやれる
④できることだけやる
⑤壁と白板、役員報告しない
⑥危機管理は平時から 「かせぐ、けずる、ふせぐ」自働化、多能工
⑦保全能力
⑧他社への支援 人命第一、地域復興、生産再開
⑨記録を残す うまく対処できなかったことと理由
ムダは他人の指摘で初めてわかる
平準化
支援と調達は別
保全 事後/予防/予知
工場の各部各課に保全マン 1割弱 TNGAで部品も工作機械も共通
定量保全から兆候保全へ
人材は危機の中でしか育たない
調達マップ -
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戦時中の話は詳しい。中島飛行機は三菱重工と二分する飛行機会社だった。異なる点はフランスの技術を学びそこで安全性重視の考え方を取り入れ、それが、水平対向エンジン、モノコック、アイサイトといった安全技術絵と繋がった。戦後は解体され、一部はプリンス自動車として日産に取り込まれたが、残りの富士自動車は6つ集まってその数でスバルと名付けられた。スクーターからスバル360という軽自動車のヒットを出すが、トヨタが販売店を完璧に組織化するのに対し、自転車上がりの販売店を自動車化することなく、併売店中心のネットワークでうまく立ち上がらない。その中で興銀出身の田島社長が研究開発投資やアメリカ進出の礎を作り、次の財務悪化立て直しのための日産出身の川合が立て直し、今のスバルへとなっていく。この本ではそこで大体が終わってしまい、アメリカでなぜ成功したかについては、日本は出遅れてアメリカしかなかったのでそこに集中したくらいしかなく、そのあとの品質不正問題も背景は全く掘り下げられていない。
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Posted by ブクログ
読む前に想像していたよりいい本だった。いわゆるビジネス系の安手の自己啓発本みたいなものかなと思っていたんだけど、各人の生い立ちなども紹介しながらその人ならではのサービスのありようを紹介している。
いってみれば、彼らは(……そう、彼らはであって彼女にあたる人は本書にはいない。おかまはいるけど)その道一筋の人たちであり、そういうのってけっこう男性的な感じがする。なぜなら、男はいろんなことをいっぺんにやるのがあまり得意でなく、一つことを突き詰めていくほうが向いている気がするから。
彼らにしてみれば功名心とかスキルとかいう意識でやっているのでなく、ただただやっている……というかそういうふうにしか生きられないのではないかしらん。だから効率的なスキルを紹介するばかりの安手な自己啓発本とは一線を画しているのかと。 -
Posted by ブクログ
世界的なファストフードチェーンのマクドナルド創業者レイ・クロック氏のマクドナルドの出会いや自身の考えなどその半生を書いた一冊。
ペーパーカッブの販売やピアノマンなどを経て、52歳の時にマクドナルド兄弟の営むハンバーガーと出会い、そこから経営に乗り出し、フランチャイズ展開で大成功を収め、世界に名だたる大企業に上り詰めるまでのアメリカン・ドリームを掴んだ氏の功績を知ることができました。
そして、マクドナルド兄弟との確執の苦悩やマクドナルド大学設立による社員教育などの時点におけるクロック氏自身の考え方も書かれていて現在の地位にまで至る苦労などを知ることができ、たいへん刺激を受けました。
また、フライドポテトのあの独特の味やフィレオフィッシュなどの誕生秘話や財団を設立して社会貢献する姿など今の姿に至るまでの経緯も知ることができ、マクドナルド社への理解も深まりました。
巻末の孫正義氏と柳井正氏の対談や柳井氏の解説も本書の内容を深掘りすることができ、興味深いものでした。
その中でも日本にマクドナルドを導入した藤田田氏のエピソードは強く印象に残りました。
現在飲食を中心に経営の1つの潮流となっているフランチャイズというシステムをマクドナルドの経営を通じて構築したクロック氏の功績を本書で知ることができました。
クロック氏のリスクを負って諦めず挑戦したことやフランチャイジーを信じて経営を行ってきたこと、サンディエゴ・パドレスを買収した際の不甲斐ない試合への謝罪のエピソードなど同社の経営のみならず顧客に対して商品やサービスに妥協しない姿勢などが現在の世界を代表する企業になった要因だと感じました。
クロック氏の半生を通じて、自分の人生にプラスになる力をもらえた一冊でした。