野地秩嘉のレビュー一覧
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高倉健インタヴューズ
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試し読み
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Posted by ブクログ
いろんな分野の著名人の"修行時代"のエピソードをコンパクトにまとめた1冊。ビジネス界だけでなくアカデミックな分野や芸術界、職人まで幅広い取り上げ方が好感を持てる。何人かはすでに他の雑誌や自著で内容を知っていたものの、こうやってまとめてあるのはそれはそれで面白いし、なにより本人に親しみを感じる。でも、一流と言われる人たちは、やはり下積みなときでも前向きだったり高い目的意識を持って仕事や人生に取り組んでいる姿が印象的だった(こういう本なのでそういうふうな書き方をあえてしているという部分はあろうかと思うが)。
それでも十分、価格以上の価値はあります。 -
Posted by ブクログ
六本木から東京タワーへ向かう途中、外苑東通り沿い、伝説のレストラン、キャンティの前を通りかかったことがきっかけで、この本を手に取りました。女優加賀まり子さんが、昔、トーク番組でキャンティーの話をしていたことから、昔、有名人が集ったレストランということは、知っていましたが、あまりにもこじんまりとした店構えに、これが…有名なキャンティ? と驚きました。キャンティは、皇族から文化人、六本木で暇をもてあましていた若者まで出入りする店でした。そこで才能を見いだされ、世に出た人も多いといいます。どのような出自であれ、その後の環境により、挽回はいくらでも可能だと私は信じます。人生を階段に例えるなら、その踊り場に、必ず出会いがあるはずです。環境を見つける嗅覚が、キャンティに集った若者にはあったのでしょう。毎日のように集い、食事をし、話をし、お互いの人となりを理解する、また、人の才能を見出し、それを活かすことができる大人がいる。キャンティは、1960年代から70年代、古き良き時代の、才能のある人が偶然に集った溜まり場なのか。現在、キャンティのような溜まり場は、存在するのでしょうか。
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Posted by ブクログ
「5日から一週間でなじむようになって、そのスタイルがなるべく長持ちするように切るんです。髪の毛は一日に約0.3ミリ伸びると言われています。ですからその人が次に来るのが三週間先なのか、それとも一ヶ月先なのかを考えて、それに合わせて切るんです。」
彼のスタッフも相当な技量は持っているのだが、佐藤さんとは決定的に鋏の音が違うのだ。一体どこが違うのか。
違いは一つだった。佐藤さんは鋏の先端を大きく開いて、ばっさり、ばっさり、切っていく。鋏を大きくゆっくり動かしていく。それに対して他の人は鋏を少し広げてしゃきしゃき切っていく感じだ。鋏を動かす回数が多いから神経質な動きに思えてしまう。
それにしても、鋏を開く幅にしてわずか二センチほどの違いである。しかし、その二センチが名人と普通の人を分けるのだ。
私は彼らがやったことの中でもっとも大事なことは「食べる人と話をしたこと」だと思う。レストランのシェフは基本的に客の前には出てこない。しかし、家庭で料理を作るお母さんは家族の顔を見ながら、話をしながら献立を決める。彼らの料理が客に受け入れられるようになったのは調理技術が進歩したのではなく、客の意見に耳を傾けたからだ。
「たとえばほうれん草のおひたしひとつ取っても、入居者が望むものは和食屋のおひたしとは違うんです。和食屋では色にこだわります。そしてゆでた後に、出汁のなかに泳がせます。でも入居している人たちが食べたいおひたしとはゆでたものをぐっと絞っただけでいい。そこに醤油をかければそれでいいんです。冷奴もそうでした。絹ごし豆腐でなく、木綿がいいという人の方が多かった。」 -
Posted by ブクログ
店舗改装で喫煙席がなくなってしまったので最近では立ち寄ることも
なくなったのだが、仕事へ行く前にファスト・フードで一服していた。
そこの店員さんは早朝の常連客の注文品をよく覚えてくれていた。
夏場はアイスコーヒー、冬場はホットコーヒーを頼んでいた。砂糖は不要。
それをきちんと覚えていてくれて、いちいち言う必要がなかった。スマイル
0円だけど、こんなサービスも0円なんだよな。
本書で取り上げられているのは、床屋・キャディ・マッサージ師・タクシー
ドライバー等、客に心地いいサービスを提供している人たちだ。
相手の立場になってみる。サービスの極意はここにあるのだと思う。
しかし、これはなかなか難しい。私自身、電話対応という仕事の中で
本当にお客様の立場になっているかと問われたら、大きな疑問符が
つく。
なかでも千葉県にあるゴルフ場の話は為になった。メインで取り上げられ
ているのはキャディさんなのだが、過剰なサービスは嫌らしいという
このゴルフ場全体の考え方がいい。
いるよね、サービス業に携わる人でお節介を焼くのがサービスだと
勘違いしている人って。やたら話しかけて来る美容師とか、自由に
商品を見せてくれないショップ店員なんてその典型かも。
お客様にリラックスしてもらう。これがサービスの根底にあるものな
のだよね。しかし、怒り狂って電話をして来るお客様にリラックスして
もらうのはかなり難しい。精進しなきゃ。笑。 -
Posted by ブクログ
・企画書はゴーサインをもらうためのもの→企画書を書くことを木手的としてならない。
・エリートの本来の意味を知らない人が多い→エリートというと日本人は「差別」だという人がとかく多いが、本来の意味はそうではない。チームリーダーとなって他のメンバーの面倒をみながらゴールに突き進むことができる、誇りとプライドを持って集団や社会に貢献する人間こそがエリートである。高学歴や、大企業にはいっている人間というだけでエリートという言葉を使うのはその本来の意味を軽んじている。
・上記のようなエリートを養成するためには、環境を整え、機会を与与えることが何よりも大事。
・企画書において最大の眼目は冒頭に一行で書く→いい企画書はどんなに多くてもせいぜい2ページ。読む人が知りたいのは「自分に何を理解してほしいのか」という一点だけ。細かい部分というのはそれを補足するための枝葉にしかすぎない。企画書に書くのは大分類、中分類まででよい。小分類は不要。
・結論が先、あくまでも簡潔に。→見る人の時間を浪費させるという視点で考えれば自ずと最小限の内容を盛り込んだシンプルな企画書ができあがる。
・自分たちの資産は何か→ブランド・アクションという。自分たちの戦略的な資産はなにか。その資産が見つかれば、全ての観点からその資産を育てていくこと。これはブランドインテグレーテッドマネジメントという。さらに内外からの優秀な専門家を集めることにより人材のネットワーク化。これらをあわせることで自社のブランド資産価値を高めることになる。
・企画書の一行とは読んだ人の脳裏にその映像を喚起させること。→一行とは内容のまとめではなく、むしろスイッチとなるきっかけ。